県立劇場へのスタインウェイピアノ導入・「阿蘇」の世界文化遺産登録推進に向けたガバメントクラウドファンディング募集中【12月31日(火)まで】

熊本県

2024年10月18日 17時30分

熊本県(知事：木村敬)では、熊本県立劇場のスタインウェイピアノ購入費用および「阿蘇」の世界文化遺産登録推進に係る経費について、ガバメントクラウドファンディングにより、2024年12月31日(火)までの期間中、寄附金の募集を実施しています。

※ガバメントクラウドファンディングとは・・・

自治体がふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングで、寄附金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、期間限定で寄附を募るもの。ふるさと納税と同様に、一定の限度内で寄付をすると寄附額の2,000円を超える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

世界最高峰の音色をあなたへ！熊本県立劇場のスタインウェイピアノが新しくなります。

スタインウェイ＆サンズ社製コンサートグランドピアノD274型は、伸びやかで明瞭な音色を有しており鍵盤の奥行に加え響板の面積も大きいことから、表現豊かな演奏をホール全体に響かせることができます。熊本県立劇場が所有している同型のピアノは、開館時の設置以来40年以上が経過しており、劣化等が著しく、本来の性能を発揮できないため、42年ぶりに新たに購入することにしました。

目標金額：　38,687,000円（ピアノ購入費）

募集期間：　令和6年10月1日（火）～12月31日（火）の３か月間

対象者：　熊本県内外の個人や企業、団体

概要：　熊本県立劇場のスタインウェイピアノは開館時の設置以来40年以上が経過し、劣化等が

著しく、本来の性能を発揮できないため同型のピアノを新たに購入します。

熊本県立劇場姜尚中館長からご支援のお願い

わが劇場の４０年余に及ぶ歴史の中で、クラシック、ジャズなど、様々な音楽のシーンを煌びやかに彩ってくれたのが、スタインウェイピアノです。

しかし、筐体の強度が高く、楽器全体から大ホールの隅々に豊かな音を響かせる、わが劇場のスタインウェイピアノD-274型にも現役を退く日が来ました。その功績を讃え、労をねぎらうとともに、同じスタインウェイの「新人」を迎える時が来たのです。新しいスタインウェイピアノを迎えるために皆さんの「寄附」を心よりお願いする次第です。

熊本県立劇場のご紹介

熊本県立劇場は、1982年（昭和57年）に、クラシック音楽に適したコンサートホールとあらゆる舞台芸術に特化した演劇ホールという2つの専用ホールを持つ劇場として開館しました。

コンサートホールは、約2秒の豊かな残響を持ち、ホールそのものが楽器と称されています。演劇ホールは、最後部からでも演者の表情が見えるよう、舞台と客席の距離を計算して設計されています。熊本県立劇場は、本県の文化芸術の継承、創造、発信をはじめ、人材育成や県内の文化団体等とのネットワークの拠点施設として、特色のある文化事業に数多く取り組んでいます。ぜひ皆様も劇場にお越しいただき、素晴らしい文化芸術に触れてください。