業界初、ジェンダーレス対応「男女共用セパレーツ水着」 実際に着用した生徒からの声を受け、細部までこだわり改良
発売開始から約2年、2024年夏は400校での導入見込み
露出を軽減し体のラインが出にくい形状のセパレーツ型の水着です。今回のリニューアルでは、上着の下に着用するトップスインナーも開発。また、上着のめくれ防止スナップボタンを付け、より安心して泳ぐための改良をしました。
価格は、トップスが3,630円~、パンツが3,080円~、トップスインナーは2,200円~(全て税込小売希望価格)と、今回の改良より、体型に合わせて上下別のサイズを選んで購入できるようにしました。カラーはコンに加え、要望の多かったクロも追加。120cmから5Lまでの11サイズで展開します。トップスインナーは150-S、M-L、LL-3L、4Lの4サイズ展開です。学校指定品としての販売のほか、学校用品店やスポーツ店、フットマーク直営ネットショップ、楽天公式オンラインショップで販売いたします。
2023年度の実績と現在の反響
2022年度はテスト販売で公立中学校の計3校が、従来の水着と選択できる形で導入。その後2023年度は300校以上の学校が導入しました。今年度はさらに増え、400校以上の学校で採用を見込んでいます。(2024年4月時点)
業界初、男女共用セパレーツ水着が生まれた背景
きっかけは5~6年前に「どの水着を選んでいいか分からない」という性の悩みを持つ生徒さんがいるという販売店さんからのご相談でした。また「水着姿になるのが嫌」であることが水泳授業の参加率に影響しているのではないかという課題も。昨今、学校現場においてはLGBTQへの理解や関心が高まる中、制服も自由に選べるようになるなど新しい取り組みが進んでいます。スクール水着においては男女別のデザインが根強く、性差による違いが露わになるようなものが多いのが現状でした。そこで男女同じ形にすることで性別による水着の選びにくさを払拭し、内面と外見で性の異なる生徒も迷わず選び着ることができる水着を開発しました。「ジェンダーレス対応」や「肌を見せたくない」という声だけでなく、「肌の疾患が気になる」「手術跡を見せたくない」「日焼けしたくない」など様々な悩みを解決し、幅広く受け入れられる水着として提案しています。
商品の特徴
男女共に身体的な違いが表れる部位(胸、腰、お尻など)はゆったりしたシルエットになるよう素材を変え、パターンを微調整。体型の違いが目立たないデザインにしました。
上着は一枚で着て泳げます。またロック機能式のファスナーと引き手部分にはガードを付け、不意に開かない工夫をしています。撥水加工を施しているため濡れても軽く快適な着心地です。パッドが差し込めるポケットをつけていますが、裏地を黒にし、パッと見てパッド用ポケットと分からない仕上げにより、男子も抵抗なく着用できます。パンツは布帛(ふはく)素材を使い、体に密着しない生地を使用。パンツの内側はインナーパンツ付きなので万が一めくれた場合にも肌が見えない安心感があります。
改良点
1.上着めくれ防止スナップボタン
水中で背中のすそがめくれないか心配という声があり、おなか部分のめくれ防止ループに加え、両サイドをスナップボタンで留められるようにしました。おなかだけでなく背中のめくれも改善されています。
2.トップスインナー(別売り)
上着1枚だけで着るのは不安という声があり、バストをサポートするインナーを開発しました。パットを入れるポケットもついており、体の成長に合わせて、パットを入れることも可能です。
3.上下別のサイズを選択可能
この水着の主なユーザーである中高生は成長期であり、体の発達具合が人によって異なります。一人ひとりの体型に合ったサイズを選んでいただけるように、上下を別で販売し、サイズを選べるようにしました。
2023年度に実際に着用した生徒の声
・日焼けをするのが嫌でこの水着を選んだ
・アトピーで肌が弱いのでこういうのが着たかった
・(はっ水加工で)水をはじくから、ぴったりしてなくても泳ぎやすい
・(布面積が大きいので)プールサイドでも寒くないのが嬉しい
採用校先生のお話
・採用校の声(1)
「男女共用セパレーツ水着」採用の一番の理由は、性の多様性への対応です。それまで本校の水着は男子はハーフスパッツ、女子はワンピースのみの指定のため、不安を感じたり不満のある生徒や家庭が無きにしも非ずで、その性自認についての配慮ができていないことに対策の必要性を感じていました。メリットデメリットはどちらの水着にもありますが、一番は、生徒が安心して授業を受けることです。生徒自身の目標や安心材料にあった水着を選択することが好ましいと考えました。
・採用校の声(2)
これまでの水泳の授業は、他の種目の時よりも見学者が多い印象。様々な要因が考えられるが、その要因の一つとして水着があるのではないかと考えました。令和5年度入学の高校一年生は8割が購入しています。着用した生徒からは「体形を隠すことができてよい」「周りの目を気にすることがなくなった」という反応がありました。
商品概要
品 番:132350
商品名:男女共用セパレーツ水着 トップス
価 格(税込小売希望価格)
120cm、130cm、140cm、150cm:3,630円
S、M、L、LL:3,740円 / 3L、4L:3,850円 / 5L:3,960円
カラー:コン、クロ(クロは150cm以上のみ)
素 材:トップス(撥水加工) ナイロン85%、ポリウレタン15%
仕 様:パッドは付いておりません(140cm以上は差し込みタイプのパッドが収納できる仕様)
個人購入先:フットマークオンラインショップ楽天店 https://item.rakuten.co.jp/ukiukiya/132350/
フットマーク直営オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/132350.html
品 番:132352
商品名:男女共用セパレーツ水着 パンツ
価 格(税込小売希望価格)
120cm、130cm、140cm、150cm:3,080円
S、M、L、LL:3,190円 / 3L、4L:3,300円 / 5L:3,410円
カラー:コン、クロ(クロは150cm以上のみ)
素 材:インナーパンツ(撥水加工) ナイロン85%、ポリウレタン15%
パンツ(撥水加工):ポリエステル94%、ポリウレタン6%
個人購入先:フットマークオンラインショップ楽天店 https://item.rakuten.co.jp/ukiukiya/132352/
フットマーク直営オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/132352.html
品番:132300
商品名:トップスインナー
価 格(税込小売希望価格)
150-S、M-L:2,200円 / LL-3L:2,310円 / 4L:2,420円
カラー:コン
素 材:表地 ナイロン80%、ポリウレタン20%
裏地 ポリエステル100%
仕様:パッドは付いておりません
個人購入先:フットマークオンラインショップ楽天店 https://item.rakuten.co.jp/ukiukiya/132300/
フットマーク直営オンラインショップ https://www.ukiuki.jp/SHOP/132300.html
参考:スクール水着をとりまく変化
以前は学校生活における制服や水着などは「指定されており着用を強制されるもの」という認識が当たり前でしたが、近年は選択肢も増え「選べるもの」へと認識も変わりつつあります。
時代の変化とともに、形も女子生徒はワンピース型からセパレーツ型へ。また男子生徒の水着も股下が長くなり、露出が軽減されているデザインの変化が見られます。
2004年に発売し、2010年頃から認知され始めた長袖や半袖型の上着「シャインガード」は、主に紫外線対策を目的としていますが、露出を軽減したいという理由で着用する生徒も増えています。またすでにジェンダーレス水着としてシャインガードを導入している学校もあります。
会社概要
会社名 : フットマーク株式会社所在地 : 東京都墨田区緑2-7-12
設立 : 1950年4月28日(創業1946年)
代表者 : 代表取締役社長 三瓶 芳
資本金 : 8,500万円
事業内容: 水泳用品・介護用品・健康スポーツインナーの企画、製造、販売
URL :https://www.footmark.co.jp/
個人のお客様のお問い合わせ先
フットマークお客様相談室 0120-210-657
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