Hyundai Motor Group、ジョージア工科大学と未来のモビリティで協力する覚書を締結
・Hyundai Motor Groupは、ジョージア州での電気自動車(EV)製造とバッテリー生産に120億ドル以上を投資
・ジョージア州におけるHyundaiの経済効果は将来的に数百億ドルに達し、約4万人の雇用創出に貢献する予定
・Hyundai Motor Groupとジョージア州の長年の協力体制を更に強化
ジョージア州アトランタ、2023年9月19日発表– Hyundai Motor Group(以下、同グループ)は、ジョージア工科大学と水素エネルギー社会の発展、人材の育成、都市のスマート化と持続可能性の向上など、持続可能なモビリティの未来を支える研究と応用について協力する覚書(MoU)を締結しました。
同グループは、ジョージア州における新たな電気自動車(EV)とバッテリーの専用製造施設に、126億ドルを投資します。この投資には、ジョージア州ブライアン郡に建設中のHyundai Motor Group Metaplant America(HMGMA)向けの75億9000万ドルが含まれており、8,500人以上の直接的な雇用を創出します。さらにはジョージア州バートウ郡のSK Onとのバッテリーセル生産合弁会社向けの50億ドルも含まれており、約3,500人を雇用する計画です。これらの施設がジョージア工科大学に近いことは、立地決定における重要な検討事項のひとつとなりました。
ジョージア工科大学との協力関係は、同グループのジョージア州における長い歴史の上に築かれたものです。KIAジョージアのウェストポイント組立工場は、鄭夢九(チョン・モング)名誉会長と鄭義宣(チョン・ウィソン)会長のリーダーシップの下に設立され、2009年に車両の生産を開始しました。同グループとジョージア工科大学のMoU式典に参加したジョージア大学システムのサニー・パーデュー総長は、KIAジョージア工場の開設当時、ジョージア州知事を務めていました。
また、Center for Automotive Researchの調査によると、Hyundai Motorの自動車事業は、2021年だけで米国に201億ドルの経済効果をもたらし、19万人の雇用を創出したことが明らかになっています。この調査によると、今回のジョージア州におけるHyundaiの投資は、毎年約4万人の雇用と46億ドルの個人所得を創出すると予想されています。
ジョージア工科大学のÁngel Cabrera(アンヘル・カブレラ)学長は、祝辞で次のように述べました。「ジョージア工科大学と同様に、Hyundaiは品質、革新性、そして世界にポジティブな変化をもたらす技術の進歩へのコミットメントを代名詞とするグローバルブランドです。お互いのことを知るにつれて、価値観が一致していることが明らかになりました。Hyundaiがジョージア州で行っている革新的な投資に感謝しており、Hyundaiブランドがこのキャンパスでより際立つ存在になることを誇りに思います。優れたリーダーを育成し、自動車産業を形成し、将来のモビリティを発展させる新しいアイデアを生み出すために、Hyundaiのリーダーたちと協力し、パートナーシップを深めていきたいと思います」
また、Hyundai Motor Companyの社長兼最高経営責任者(CEO)の張在勳(チャン・ジェフン)は、「ジョージア州は、私たちにとって第二の故郷のような存在です。Hyundaiは、未来について非常に説得力のある視点を持った使命感あふれる企業です。すべての人々が移動の自由を享受しながら、安全で健康的に生活できる持続可能な未来に貢献することに大きな責任を感じています。Hyundai Motor Groupを代表し、ジョージア工科大学と持続可能なモビリティの未来、水素エネルギー社会、人材育成、スマートシティなど、多くの協力分野を支援するための研究と応用を含めたパートナーシップを構築できることをうれしく思います。本日は、数十年続くパートナーシップの始まりであり、このパートナーシップは、EV投資のためにジョージア州を選んだ理由のひとつです」と述べました。
Hyundai Motor Companyの社長兼グローバル最高執行責任者(COO)でHyundai とGenesis Motor North Americaの社長兼最高経営責任者(CEO)のJosé Muñoz(ホセ・ムニョス)は、「Hyundaiのジョージア州への投資は、数万人の雇用を創出し、今後数十年にわたって数百億ドルの経済効果をもたらすでしょう。ジョージア工科大学のような教育機関に近いことが、Hyundaiが新しいEV製造施設にジョージア州を選んだ理由のひとつです」と述べました。
さらに、「このキャンパスでゼロエミッションの水素自動車を走らせ、ハーツフィールド国際空港まで高度な航空モビリティで人々をシャトル輸送し、I-75やI-85のラッシュアワーで自動運転車にハンズフリーでストレスなく乗車することを想像してみてください。ジョージア工科大学とHyundaiは、人とモノの移動方法を根本的に変えるためのリソースを持っています。ジョージア工科大学との関係を拡大し、学生の専門的能力の開発や共同作業プログラムの機会を提供できることを嬉しく思います」と付け加えました。
GDEcD(ジョージア州商務省)のPat Wilson(パット・ウィルソン)委員は、「世界的に、企業がより持続可能で責任ある代替輸送手段に移行するにつれて、モビリティ部門にかつてない変革が起きています。ジョージア州は、その変化の最前線に立っています。持続可能なモビリティを支援するエコシステムの構築と貢献に戦略的な焦点を当てることで、ジョージア州は業界をリードする成功を続け、未来の雇用を州の全域にもたらすでしょう。ジョージア工科大学、Hyundai Motor Group、そして関わっているパートナーの皆様、おめでとうございます」と述べました。
ジョージア工科大学とHyundaiのパートナーシップには、下記の活動が含まれます。
・リサーチ&イノベーション:
Hyundaiは、バッテリー技術や水素エネルギー社会の拡大など、持続可能なモビリティの未来に焦点を当てた共同研究開発プログラムにおいて、ジョージア工科大学と協力します。
・人材の育成:
ジョージア工科大学とHyundaiは、Hyundaiの従業員のための技術研修とリーダーシップ開発プログラムを作成し、学生の科学、技術、工学、数学(STEM)学位への関心を喚起する活動を開始します。
・学生エンゲージメント:
Hyundaiは、ジョージア工科大学でのキャリア採用イベントに積極的に参加し、学部生や大学院生のための学習プログラムを作成します。
Hyundaiとジョージア工科大学のパートナーシップには、ボビー・ドッド・スタジアムのネーミングライツも含まれています。
ジョージア工科大学とジョージア州にとって、このパートナーシップのメリットは多岐にわたり、大きなものになります。以下のようなものが含まれています。
・ジョージア工科大学が、世界トップクラスの水素研究を通じて、自動車産業の電動化における主要研究機関としての地位を拡大するという目標を達成するための重要な道筋をつける。
・ジョージア工科大学が、電気自動車生産の拠点としてジョージア州のコミットメントにより広く貢献する機会を設ける。
・ジョージア工科大学の陸上競技部にとって新たな収益となり、変化し続ける大学対抗陸上競技において、学生アスリートとチームに運動面でも学業面でも最高レベルで競争するために必要なリソースを提供する。
ジョージア工科大学について
ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)は、全米トップクラスの公立大学です。ビジネス、コンピューティング、デザイン、エンジニアリング、リベラルアーツ、サイエンスの学位を取得できます。全米50州、世界148ヵ国以上から集まった45,000人以上の学部生と大学院生が、アトランタのメインキャンパス、フランスと中国のキャンパス、通信教育やオンライン学習を通じて学んでいます。一流の技術系大学として、ジョージア工科大学はジョージア州、南東部、そして全米の経済発展の原動力となっており、政府、産業界、社会のために年間10億ドル以上の研究を行っています。
Hyundai(ヒョンデ)について
1967年に設立されたHyundai Motor Companyは、世界200ヵ国以上で事業を展開し、12万人以上の従業員を雇用しており、世界中のモビリティに関する現実的な課題に取り組んでいます。ブランドビジョンである「Progress for Humanity」に基づき、Hyundai Motorはスマートモビリティ・ソリューション・プロバイダーへの転換を加速しています。Hyundaiは、革新的なモビリティソリューションを実現するために、ロボティクスやAdvanced Air Mobility(AAM)などの先進技術に投資し、未来のモビリティサービスを導入するためのオープンイノベーションを追求しています。世界の持続可能な未来のために、Hyundai Motorは業界をリードする水素燃料電池と電気自動車技術を搭載したゼロエミッション車を導入するための努力を続けていきます。
Hyundai Motor Companyとその製品に関するより詳しい情報は、以下をご覧ください。
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