イノフィス、トヨタ車体へアシストスーツ14台導入

三重県いなべ工場、誰もが働きやすい職場づくりに貢献

株式会社イノフィス

2023年11月22日 15時08分

東京理科大学発ベンチャーの株式会社イノフィス（東京都八王子市、代表取締役社長：乙川直隆）は、2023年7月21 日（金）より、トヨタ車体株式会社（愛知県刈谷市）のいなべ工場（三重県いなべ市）に、アシストスーツ「マッスルスーツSoft-power」12台、「マッスルスーツGS-BACK」2台を導入しました。

2023年11月22日
株式会社イノフィス

東京理科大学発ベンチャーの株式会社イノフィス（東京都八王子市、代表取締役社長：乙川直隆）は、2023年7月21 日（金）より、トヨタ車体株式会社（愛知県刈谷市、）のいなべ工場（三重県いなべ市）に、アシストスーツ「マッスルスーツSoft-power」12台、「マッスルスーツGS-BACK」2台を導入しました。

■アシストスーツ導入の背景・目的
アシストスーツは、モーターによるアシストや人工筋肉、バネの反力等による荷重分散効果により、重量物の持ち上げ・下げ時に身体にかかる負荷を軽減する目的で開発された商品です。物流、建設、製造、農業、漁業、医療、介護など様々な業界において、人の手による作業が必要な現場での身体負荷を軽減することができます。昨今、人手不足や高齢化が深刻な社会課題として顕在化している中、作業時間の短縮や業務効率化、高齢者・女性の就労支援に繋がる一助として、アシストスーツ市場の拡大が期待されています。

　トヨタ車体では、女性や高齢者の技能員が増加する中、現場で活躍し続けてもらうため、また腰に不安のある技能員も安心して働ける労働環境を整備することが課題となっていました。機械化も積極的に進めていますが、誰でも簡単に使用でき、作業の身体的負担を軽減できる補助具（アシストスーツ）を導入したいと考えました。そこで当社のマッスルスーツを導入いただくことになりました。

■いなべ工場に導入するアシストスーツ
「マッスルスーツSoft-power」12台、「マッスルスーツGS-BACK」2台が導入され、主に車体物流課で使用されています。車体物流課では、部品等の運搬を主に行っており、運搬のための牽引車やリフトへの乗降が発生する現場で、部品運搬時の負担軽減が期待されています。

数あるアシストスーツの中でも、導入の決め手となったのが作業性です。作業の特性上、リフトや運搬車などの車両の乗降が発生するため、乗降可能かつ振り向けることが必要でした。また、女性や高齢者も利用するため、軽量であることも決め手となりました。補助力に関しても効果をしっかりと感じていただけました。

イノフィスは、工場に当たり前にアシストスーツがある環境をつくり、作業がつらい、重たい等のイメージを払拭していきたいと考えています。アシストスーツが必要な技能員（特に女性、高齢者）に展開され、作業の身体的負担を軽減し現場で活躍し続けていただきたいと考えています。

■マッスルスーツSoft-Power（ソフトパワー）について
　マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラスの補助力を実現。腰の負担を35％軽減します。製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や、介護現場でのつらい姿勢維持、農作業の前傾姿勢など腰に負担のかかる作業で効果を発揮します。

＜製品特徴＞
・電気不要：屋内外問わず、さまざまな作業シーンで活躍。IP56性能
・しっかりとしたアシスト力：腰の負担を35％軽減。
・軽やかな着心地：狭い作業スペース、夏場の作業、動きの多い作業に最適
・価格：メーカー希望小売価格：59,400円（税込）

■マッスルスーツGS-BACK（ジーエスバック）について
　手荷役の、荷を下ろす。荷さばきや運搬作業といった、機械化できない「手荷役」作業を、より軽やかに。軽量かつ機動力を備えた「マッスルスーツGS-BACK®」は、歩く・しゃがむ・立ち上がるといった動作をより自由にし、腰への負担を軽減する外骨格型アシストスーツです。