Aptos LabsとJump Crypto、高速分散型ストレージ「Shelby」を発表
〜リアルタイム動画・生成AI・Web3アプリケーションを支える、新たなデータ基盤〜
ブロックチェーン開発企業のAptos Labs(アプトス・ラボ)と、暗号資産インフラ領域で高い実績を持つJump Crypto(ジャンプ・クリプト)は本日、Web3時代の新たな分散型ホットストレージネットワーク「Shelby(シェルビー)」を発表しました。Shelbyは、リアルタイム配信、AIモデル学習、分散型SNS(DePIN)など、高頻度でデータがやり取りされる次世代アプリケーションに対応するクラウドサービスと同程度のスピードと柔軟性を持つインフラです。
今後、グローバル展開に加え、日本国内でのパートナーシップ構築や利用ケースの開拓も視野に、順次ネットワークを拡大していきます。
Shelbyとは?
Shelbyは、世界中の高性能ノードと専用ファイバー網で構成されたリアルタイム対応型の分散ストレージネットワークです。これまでの分散型ストレージが「コールドストレージ(静的保存)」に最適化されていたのに対し、Shelbyはサブセカンド(1秒未満)のレスポンスとスマートコントラクト連携を前提に構築されており、以下のような用途での活用が可能です。
主なユースケース
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動画・ライブ配信:トークンでアクセス制御された有料コンテンツの高速配信に対応
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生成AI・データマーケット:学習用データを即時に取得・配信可能。バージョン管理も容易
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オンチェーンインデックス:チェーン情報のキャッシュ・スナップショット提供に最適
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分散SNS/DePIN:リアルタイムでユーザー生成コンテンツやセンサーデータを処理
技術的背景と強み
Shelbyは、Aptos Labsが提供する高性能L1ブロックチェーン「Aptos」の技術を基盤とし、以下のような特徴を備えています。
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ファイナリティ600ms / 30,000 TPS / ガス代0.000005ドル未満の高処理性能
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スマートコントラクトによるアクセス制御やDRM対応
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Ethereum、Solanaなど他チェーンとの相互運用を想定したマルチチェーン設計
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使用量に応じた料金体系(Usage-Based Pricing)にも対応
Aptos LabsのCEOであるAvery Chingは、次のようにコメントしています。
「Shelbyは、開発者やクリエイターが自らのデータと経済圏を主導できる、新たな分散型インフラです。Web3の可能性を日常に浸透させる土台を築く存在になるでしょう。」
Jump CryptoのパートナーであるSaurabh Sharmaも次のように語っています。
「私たちは、スピードか分散性かという二者択一を終わらせるためにShelbyを設計しました。リアルタイム性と自由度の高さは、今後のインターネットに必要不可欠です。」
今後の展開
Shelbyは2025年第4四半期に開発者向けのDevnet(開発ネットワーク)を公開予定であり、順次パブリックテストネットにも展開されます。マルチチェーン対応の拡張も進め、グローバルかつローカルに最適化されたストレージ基盤として進化を続けます。
すでに、Metaplex、Story Protocol、Pipe Networkといったプロジェクトによる導入検討が進められており、日本においても生成AI、NFT、分散型コンテンツ配信分野などでの応用が期待されます。
Shelbyの詳細情報や技術仕様は、公式サイト(https://shelby.xyz)をご覧ください。
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Shelby公式サイト:https://shelby.xyz
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