【着工】彩の国資源循環工場 再資源化施設更新工事
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたびオリックス資源循環株式会社(代表取締役:有元健太朗、本社:東京都港区、以下「オリックス資源循環」)より受注した「彩の国資源循環工場※1 再資源化施設更新工事」(以下「本工事」)を着工しましたのでお知らせいたします。
本工事は、オリックス資源循環がPFI事業者(BOO方式)として2006年より埼玉県「彩の国資源循環工場」で運営している再資源化施設の老朽化に伴い更新するものです。再資源化施設では、多種多様な廃棄物を長期間にわたって安定的に処理し資源としてリサイクルする必要があり、それを実現する技術として長期安定稼働実績を多数有する当社のシャフト炉式ガス化溶融炉※2(以下「シャフト炉」)が採用されました。
オリックス資源循環が運営する施設の処理能力は、民間施設として国内最大級であり、産業廃棄物に加え、関東地方を中心とした市町村から一般廃棄物の処理を受託しています。人口減少や財政逼迫、設備の老朽化などにより処理施設の運営維持に課題を抱える自治体が増加する中、こうした民間の資金・ノウハウを活用した広域ごみ処理のニーズは高まっております。当社としましても、オリックス資源循環が目指す持続可能な社会の発展に向けた取り組みに、シャフト炉技術を軸としたエンジニアリングで貢献いたします。
当社は、長期間にわたって安定的にごみ処理を担う信頼性の高い技術と先進的な高効率発電技術を中核に、ごみ処理に関する総合的なソリューションを提供することを通じて、地域循環共生圏の構築やSDGsの達成に向けた取り組みを強化してまいります。
※1 「彩の国資源循環工場」は埼玉県大里郡寄居町に位置する埼玉県環境整備センターの敷地内にあり、先端的な民間リサイクル施設を集積した総合的な「資源循環モデル施設」です。
※2 シャフト炉式ガス化溶融炉は、約1,800℃の高温溶融によりさまざまな廃棄物を安定して確実に処理することが可能であり、また廃棄物の処理後に産出するスラグおよびメタルを再資源化することで循環型社会形成の推進および最終処分量の極小化を実現します。当社は50件の受注実績(建設中および産業廃棄物を処理対象物とする施設含む)があります。
【本工事概要】
発注者 |
オリックス資源循環株式会社 |
建設地 |
埼玉県大里郡寄居町大字三ケ山 313 |
施設概要 |
ごみ処理施設(シャフト式ガス化溶融炉) |
竣工 |
2027年3月31日 (Ⅰ期:予定) |
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