米国バス会社向け液化水素ステーション完成 / CE&IGグループ、世界での納入件数 2025年に35か所超え
日機装株式会社(本社:東京都渋谷区、以下「日機装」)は、連結子会社グループであるClean Energy & Industrial Gasesグループ (本社:米カリフォルニア州 テメキュラ、以下「CE&IGグループ」)が手掛ける液化水素ステーションが、新たに米カリフォルニア州で完成し、開所したことをお知らせします。本ステーションは、同州南部を拠点とするバス会社SunLine Transit Agency(以下、サンライン)向けで、水素燃料電池バスに水素燃料を供給します。CE&IGグループは、安定した稼働が見込める商用車向けを中心に水素ステーションの受注を米国と韓国で獲得しています。これにより、全世界での納入件数は2025年に35か所を超える見通しです。
■開所した水素ステーションの概要
今回、開所したステーションは、同社のバス32台に水素燃料を供給します。35MPa対応車両と70MPa対応車両いずれの充填方式(H35、H70)にも適合しており、燃料タンクが35kgのバスであれば10分以内に充填できます。
サンラインは、州南部に広がるコーチェラバレー唯一の公共交通機関です。営業路線は計1800キロほどに渡り、年間約300万人の乗客が利用しています。地域社会にとって重要な交通網を支える本ステーションは、台数制限なく連続充填が可能で、24時間営業でバスの定時運行に貢献します。
今後、数週間で一般利用者向けの充填装置も、サービスを開始する予定です。自家用車と商用車兼用の水素ステーションは、この地域で初めてです。州内の大都市ロサンゼルスとアリゾナ州の州都フェニックスを結ぶ場所に水素ステーションが開設されることで、水素燃料電池車による両都市間の往来がしやすくなります。
■日機装グループの水素ステーション向けソリューション
日機装グループは、2002年から水素ステーションの設計から製造、設置、運用に至るまで手掛けています。現在、最大8レーン設けることができ、1時間当たり計2,000kgの水素を供給できます。
また、水素ステーションで使用される液化水素ポンプについては、2005年から400基以上の納入実績があります。とりわけ米国内の移動式の液化水素ステーションについては、その95%で日機装グループ製のポンプが採用されています。
CE&IGグループについて
CE&IG グループは、クリーンエネルギーおよび産業ガス市場向けに極低温機器、技術、アプリケーションを提供するリーディングカンパニーです。世界14カ国に1,800以上の従業員を擁しており、当グループを統括するCryogenic Industries, Incは日機装の完全子会社です。
URL: https://www.nikkisoceig.com/
<日機装 会社概要>
会社名: 日機装株式会社
本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
創業: 1953年12月26日
代表者: 代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業内容: 産業用特殊ポンプ・システム、医療機器、航空機部品等の製造・販売
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像