「インタラクティブデジタルコンテンツを用いた新しいリテールショップ創出プロジェクト」の実施について

地元企業とスタートアップの連携による社会実証事業

神戸市では、地元企業とスタートアップ企業の連携による新規事業創出を進めるため、地元企業の経営資源や課題を公開することで、全国から連携を求めて参加したスタートアップ企業とマッチングを行う事業「KOBE OPEN ACCELERATOR 2018（神戸オープンアクセラレーター2018）（※）」を実施しました。
今回その成果として、株式会社F・O・インターナショナル（神戸市）、株式会社しくみデザイン（福岡市）が連携し、平成31年3月8日（金曜）から、インタラクティブデジタルコンテンツを用いた、新しいリテールショップ創出に向けたプロジェクトを開始します。

店舗に導入するインタラクティブデジタルコンテンツのイメージ

１．プロジェクトの目的
F・O・インターナショナルが展開するアパレルショップが、将来的に洋服を購入するだけの空間ではなく、子どもを中心とした家族3世代をつなぎ、新しいライフスタイルを提案・創出できる空間となることを目指す。

２．実施内容
プロジェクトの一環として、子ども向けアパレルショップ「BREEZE」の名古屋茶屋店に、しくみデザインが開発するインタラクティブデジタルサイネージ(※)を設置。インタラクティブ性を活かした販売促進施策や潜在的な店舗へのニーズの引き出し、話題性のあるイベントの立案・実施を行う。

売上だけでなく、来店者の関心度や満足度を客数や滞在時間、リピート率などの指標を通じてビジネスとして評価・検証することで、次のステップへ向けたバージョンアップにつなげる。

※タッチパネル機能や、人の動きなどをセンサーで検知して、ユーザーと双方向でコミュニケーションしながら、情報の収集、コンテンツの発信をすることができる大型ディスプレイ

３．実施時期
2019年3月8日(金曜)から2019年8月末（予定）まで

４．実施店舗

BREEZE Square イオンモール名古屋茶屋店
（愛知県名古屋市港区西茶屋2-11 イオンモール名古屋茶屋内）

＜BREEZEについて＞
2003年に誕生し、おしゃれな子ども服が手頃な値段で手に入る人気子どもアパレルショップ。服好きママ＆キッズのどんなオーダーも叶える豊富なアイテムを持ち、「こだわりと遊び心のつまった、着ると『笑顔』のWEAR、『着たい』がいっぱいのSHOP」を目指し、全国に160店舗以上（2018/6末時点）を展開している。

５．会社概要

株式会社F・O・インターナショナル

代表者  ：代表取締役　小野 行由
設　立　 ：平成10年6月
住　所   ：神戸市中央区磯上通7丁目1-5
ＵＲＬ  ：https://www.fo-kids.co.jp/

 

事業概要 ：神戸市で生まれた、子ども服の企画から販売までを一貫して手掛ける企業。
　　　　　 安定した商品供給体制と独自の商品企画力を強みに、国内では「F.O.KIDS」「BREEZE」
              「après les cours」「ALGY」を中心として、約330店舗（2018/6末時点）を展開。

株式会社しくみデザイン

代表者  ：代表取締役　中村 俊介
設　立　 ：2005年2月
住　所   ：福岡市博多区博多駅前4-8-15博多鳳城ビル401
ＵＲＬ  ：https://www.shikumi.co.jp/

事業概要 ：「みんなを笑顔にするしくみをデザインする」という企業理念の下、2005年に、
                現代表中村俊介が設立。 ユーザー参加型コンテンツのパイオニアとして、1,000件以上の
                実績数を誇る。 米インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリなど、国内外での受賞多数。
                2017年7月に世界中の子どもたちがクリエイティブになる方法と環境を研究・実践する
              「クリエイティブ教育ラボ（EduCreative Lab）」を立ち上げるなど、 子供向けのクリエイティブ
                教育にも力を入れる。

※KOBE OPEN ACCELERATOR 2018とは
神戸市と株式会社日本政策投資銀行、Creww株式会社が連携して、地元企業とスタートアップ（成長型起業家）の連携による新規事業創出を目指す取り組み。
昨年度に引き続き2度目となる2018年度は、神戸市が実証実験のフィールド提供などの相談窓口となり、神戸で生まれた強固なブランドや多様な事業領域、顧客基盤などの経営資源を有する神戸企業2社が、全国のスタートアップ企業と連携し、新しい事業や産業を創出することを目指す。

https://dbj-i.net/ja/collaboration/kobeoa2018