“日本の生んだ世界のバレエ団”東京バレエ団がブルメイステル版『白鳥の湖』を山口、鳥取、島根にて初上演。

今回の上演にあたり、衣裳200点以上をロシアにて新製作

2018年6月29日～7月1日、東京バレエ団によるブルメイステル版『白鳥の湖』が上野・東京文化会館にて盛況のうち幕を閉じた。いよいよ7月4日からは山口市民会館（山口県）、島根県芸術文化センター「グラントワ」（島根県）、倉吉未来中心（鳥取県）での初公演 が控えている。“日本の生んだ世界のバレエ団”として国内外で高く評価されている東京バレエ団が、総力を挙げて上演するブルメイステル版『白鳥の湖』は絶対に見逃せない公演となる。

ブルメイステル版『白鳥の湖』はロシアの振付家ウラジーミル・ブルメイステルが、チャイコフスキーの原曲にたちかえって再構成。バレエを初めて観る人にもストーリーが伝わるように物語に一貫性をもたせ、ドラマティックな演出で1953年にモスクワ音楽劇場で初演したもの。最大の見せ場である第3幕にはスペイン、ハンガリー、ポーランドなど各国の民族舞踊の踊り手が次々に登場、悪魔ロットバルトの娘オディール（黒鳥）と一緒に王子を眩惑する。誰もがその名を知る三大バレエ『白鳥の湖』でありながら、まだ見ぬブルメイステル版は、息もつかせぬ、ドキドキハラハラとさせる展開が最大の魅力だ。

今回、三都市でこのブルメイステル版を上演する東京バレエ団は、フランスのパリ・オペラ座をはじめ、イタリアのミラノ・スカラ座など海外の著名な歌劇場で現在までに761回もの海外公演を行い、日本の芸術団体としては最多の海外公演数を数える、日本を代表するバレエ団の一つ。クラシックバレエの古典作品から、現代振付家の名作まで幅広いレパートリーを誇る。その中でも、同作は芸術監督の斎藤友佳理が2015年に就任して最初に手掛けた、特に思い入れの強い作品だ。

7月6日、島根県芸術文化センター「グラントワ」公演にて主演を務める上野水香は「ブルメイステル版はとてもドラマティックで見応えのあるヴァージョン、きっと皆さまにお楽しみいただけると思います。」とコメント。王子役の柄本弾は「東京バレエ団の『白鳥の湖』は世界でもトップクラスといわれる美しい群舞と、ガラリと雰囲気が変わって迫力ある踊りが次々と展開される第3幕が大きな見どころ。ダンサーによって演技や表現が全く違うので、劇場でそれぞれのダンサーの“色”を感じてもらえたら」とコメントしている。

鳥取公演が7月8日に行われる倉吉未来中心での公演に向け、団員たちの気持ちも熱い。2016年12月、鳥取県中部地震の影響により『くるみ割り人形』の公演が中止となったからだ。主演を務める川島麻実子は「前回実現できなかった公演の分も心を込めて踊る」と語り、王子役の秋元康臣は「この作品で王子は真実と偽りの愛の間で苦しむがその過程をしっかりと踊りで表現したい」と抱負を語っている。

この他7月4日の山口市民会館での公演には、4月にプリンシパル（最高位ダンサー）に昇格したばかりの沖香菜子と宮川新大のフレッシュなコンビが主演を務め注目を集めている。

今回の公演にあたり、200点以上の衣裳をロシアにて新製作。幕が開いただけでも拍手が起きるほどの美しい舞台装置と合わせ、この夏の忘れられない公演になるに違いない。

【プロモーション動画公開中】
東京バレエ団ブルメイステル版「白鳥の湖」山口・島根・鳥取３都市公演プロモーションビデオ
https://youtu.be/rM9xP3btsYc

【チケット絶賛発売中】
山口公演
7月4日（水）18:30
山口市民会館 大ホール　（問）TEL：[phone]（NBS）
オデット／オディール：沖香菜子　ジークフリート王子：宮川新大

島根公演
7月6日（金）18:30
島根県芸術文化センター「グラントワ」 大ホール　（問）TEL：[phone]（NBS）
オデット／オディール：上野水香　ジークフリート王子：柄本弾

鳥取公演
7月8日（日）13:00
倉吉未来中心 大ホール　（問）TEL：[phone]（NBS）
オデット／オディール：川島麻実子　ジークフリート王子：秋元康臣

【チケットのお求めは】
NBSチケットセンター(平日10:00～18:00、土曜10:00～13:00、日祝休) 03-3791-8888

オフィシャルサイト
https://www.nbs.or.jp/stages/2018/swan/schedule.html

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