【難民人材活躍プラットフォーム】日本企業における難民人材の活躍事例集「Refugee Talents in Japan」を公開

企業と難民人材がともに価値を創出する9つの実例を紹介

特定非営利活動法人WELgee

特定非営利活動法人WELgee(所在地:東京都、以下WELgee)は、「難民人材活躍プラットフォーム」において、日本企業における難民背景のある人材の活躍事例をまとめた事例集「Refugee Talents in Japan ― 日本企業における難民人材の活躍事例集」を公開しました。

本事例集は、日本企業と難民人材がともに価値を創出している具体的な事例を可視化し、企業にとっての新たな人材活用の可能性を提示することを目的としています。

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背景 

世界各地で紛争や迫害が続く中、日本に逃れてきた難民背景のある方々の多くが、日本で長期的な生活とキャリア形成を望んでいます。特にウクライナ避難民の受け入れ開始から約4年が経過した現在も、日本での定住と就労を目指す人材が増えています。

 

難民背景のある方々は、IT、法務、工学、農業など多様な分野での専門性と、困難を乗り越えてきた適応力を持つ人材であり、すでに日本企業の一員として組織の成長や価値創造に貢献しています。

 

一方で、その活躍の実態は十分に社会に認知されておらず、企業にとっての人材活用の可能性として広く共有されているとは言えません。こうした背景を踏まえ、本事例集は企業と難民人材がともに価値を創出する実例を可視化するために制作されました。

事例集の内容 

本事例集では、日本企業・団体において実際に難民背景のある人材が活躍している9つの事例を掲載しています。

 

掲載企業・団体(抜粋・敬称略) 

  • アクセンチュア(ITコンサルタント)

  • アンティル(AIエンジニア)

  • サークレイス(システムエンジニア)

  • トラックオーコク(AIエンジニア)

  • ファーストリテイリング(店舗スタッフ)

  • ブラザー工業(法務担当者)

  • 福祉心話会(福祉スタッフ)

  • プラン・インターナショナル(調査担当者)

  • ピープルポート(技術職)

また、以下の3つの観点から構成されています。

 

1.企業・団体における具体的な採用・活躍事例
採用の経緯、役割、組織への影響、本人のキャリア形成などを企業・本人双方の視点から紹介。

 

2.難民人材採用に関する基礎情報
キャリア背景や就労資格、採用時の課題とその克服方法など、企業が採用を検討する際に必要な情報を掲載。

 

3.支援体制とプラットフォームの紹介
企業と難民人材の出会いから採用・定着・活躍までを支える団体や難民人材活躍プラットフォームについて紹介。

難民人材の活躍と企業にもたらす価値

本事例集では、難民人材が企業の価値創造に貢献する具体例として、以下のような活躍を紹介しています。

・AI開発や業務効率化による競争力向上
・法務や国際業務における専門性の発揮
・新規事業や企画・調査への貢献

また企業側にも、

・組織の多様性とイノベーションの促進
・新たな視点による事業価値の向上
・多様な人材を受け入れる組織文化の醸成

といった変化が生まれています。

本事例集は、難民背景のある人材が「支援される存在」ではなく、「企業とともに価値を創るパートナー」として活躍していることを示しています。

協力団体

  • 公益社団法人パスウェイズジャパン

  • ピープルポート株式会社
    他、複数関係者の協働のもと、本事例集は作成されました。ご協力いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。

今後の展望

WELgeeは、難民人材活躍プラットフォームを通じて、日本社会における難民人材の活躍機会の拡大をいっそう目指してまいります。

本事例集を通じて、難民人材の可能性と企業にとっての新たな人材活用の選択肢を広く社会に発信し、誰もが境遇に関わらず能力を発揮できる社会の実現に貢献していきます。


本件に関するお問い合わせ先

難民人材活躍プラットフォーム運営事務局(NPO法人WELgee) Email: pr@welgee.jp

◎ 難民人材活躍プラットフォームの概要

難民人材活躍プラットフォームは、公益社団法人経済同友会と新公益連盟が協働する「共助資本主義イニシアチブ」の一環として、NPO法人WELgeeがコーディネートする形で設立されました。企業が難民人材を採用する際のボトルネックを解消するための建設的な対話を行い、多様なステークホルダーとの共創を通じて、難民当事者と企業双方にとってのWIN-WINが、日本社会のさまざまな場面で生まれる状態を目指しています。

◎ 公益財団法人パスウェイズ・ジャパンの概要

難民の背景を持つ若者の国外からの受け入れと高等教育を支援。2016年から継続する受入れ・自立支援事業では、現在までにシリア、アフガニスタン、ウクライナから205人を日本に受け入れ、日本語・高等教育を提供し、就職・自立へと導いています。卒業生のうち50名以上が就職(内定含む)。また渡邉利三国際奨学金により年間約20名に奨学金を供与。2021年一般財団法人設立、2024年公益財団法人として認定。

◎ ピープルポート株式会社の概要

ピープルポートは、「不要になった電子機器で子どもたちと難民の未来をつくる」を理念に掲げ、使用済みPCやモニターの回収・再生を通じて、難民雇用や教育支援を推進するソーシャルビジネス企業です。再生PC「ZERO PC」の開発・販売も手がけ、循環型社会の実現に取り組んでいます。

◎ NPO法人WELgeeの概要

「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」の実現を目指し、母国での迫害や紛争などから日本に逃れてきた人々が自身のキャリアや人生の目標を追求しながら企業で価値創造ができるようなサービスを展開しています。彼らが「難民」という背景を超えて、それぞれの「自分らしさ」を活かしながら日本で人生再建できるよう、企業・経済団体・行政など多様なステークホルダーと連携しながら、難民の背景をもった人との共創が、日本社会のスタンダードになっている状態を実現すべく、活動しています。 

◎難民の定義

難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。

◎本リリースにおける「難民」の考え方

難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。本リリースならびに事例集においては、命の危険があって現在祖国に戻れない状態にある人を難民と定義しており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。

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会社概要

NPO法人WELgee

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URL
https://welgee.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー27F デジサーチアンドアドバタイジング内「coebi」
電話番号
080-3584-1991
代表者名
渡部カンコロンゴ清花
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年02月