7月28日(日)「3150FIGHT vol.9」【IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗　公開スパーリング・会見】

重岡「華のある3150FIGHTのメインで倒して盛り上げたい！」

株式会社亀田プロモーション

2024年7月10日 19時34分

7月28日(日)滋賀県・滋賀ダイハツアリーナで開催するプロボクシングイベント、奥井グループpresents「3150FIGHT vol.9」のメインイベントで、IBF世界ミニマム級１位のペドロ・タドゥラン（フィリピ）を挑戦者に迎えて3度目の防衛戦に臨むIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗が、都内のジムで会見し軽めのスパーリングを含めた練習を公開した。

公開練習ではフィリピンから招聘したスパーリングパートナー、ジェイセバー・アブシードと軽めのスパーリングを公開。銀次朗は対戦相手のタドゥランを想定したサウスポーのアブシードのパンチに合わせてカウンターを打つ場面や相手をロープ際に追い込んでコンビネーションを見せる場面など、オフェンス面での多彩な動きを見せた。

また、「パンチを当てていても、（相手のパンチを）一発もらったらひっくり返るのがボクシング」と、最近の練習でより意識しながら練習しているというディフェンス面では、持ち味のステップやサイドに動きながらパンチを交わすテクニックに加えて、頭や上半身を動かしながら相手のパンチを交わす動きも見せ、ディフェンスのスキルがより一層レベルアップしていることを感じさせた。

公開練習に先立って行われた会見では「ケガもなく減量も順調で仕上がってきています。減量は熊本のおばあちゃんから（熊本県名産の）馬刺しが大量に送られてきたので、馬刺しを食べながら減量しています。おばあちゃんに感謝です」と減量が順調であることを伺わせ、祖母への感謝を口にした。

対戦相手の指名挑戦者であるサウスポー（左構え）のファイター、ペドロ・タドゥラン（フィリピン）については「根性のあるファイターというイメージ。手数を出してずっと攻めてくると思う。最強の挑戦者ですが、自分はオーソドックス（右構え）よりサウスポーの方が、相手にパンチが当たるし得意。サウスポーへの苦手意識はありません」と次の試合へ向けて自信を語った。

また、試合に向けての意気込みを聞かれると「（開催地の）滋賀県では初開催の世界タイトルマッチでもあるので、会場に観に来ていただくお客様やABEMAの視聴者の皆様に楽しんでもらえる試合をしたいです。そして、『3150FIGHT』はいつも盛大な演出で選手のモチベーションを高めてもらえるので、その中で（自身初となる）メインイベントに出場するので、最終的にいつものように相手を倒すことで、華のあるイベントをより一層盛り上げられればと思います」と銀次朗の世界戦を楽しみに待つファンに向けて力強くKO勝利を誓った。

会見に同席した亀田ファウンダーは、銀次朗の今後について「まずは次の防衛戦に期待したい。銀次朗選手は毎回、期待以上の結果を出して応えてくれるので真の意味でのプロだと思う。こちらが（銀次朗に対して）色々な選手を相手としてマッチメイクしても、KOで勝って期待に応えてくれる本当に素晴らしい選手。自分のところには他団体の王者からのオファーも届いているので、この試合に勝てれば色々な選択肢が広がる。銀次郎選手のこれからが楽しみです」と語った。