ギャルリーためなが京都《新京都 -古都から千年先へ-》開催のご案内
会期:11月18日(土) - 12月17日(日)
この度ギャルリーためなが京都では、11月18日(土)から12月17日(日)にかけて「新京都 -古都から千年先へ-」と題し、京都に縁のある若手作家5名による作品をご紹介いたします。
幼少期に見た記憶の中の花や植物をペンキで抽象的に描く木下友梨香、変色させた金属箔を組み合わせて制作する日本画の田口涼一、静寂の中に時間の流れを感じさせる日本画の竹内昌二、移ろいやすい一瞬の情景を油彩で描く中比良真子、コラージュを基に時間をテーマとしたアクリル画を描く村田奈生子。 魅力溢れる作家による本展覧会は、油画やアクリル、日本画といったジャンルの垣根を越え、約40点に及ぶ作品を展示いたします。
古き良き日本の文化や美術を連綿と受け継いできた京都という場所から、日本の現代の作家の魅力を発信し、千年先まで作品を残していきたいという想いが込められた企画展。紅葉に染まる古都の厳かな空気に包まれながら、若き才能に溢れた作品をご堪能ください。
【展覧会概要】
『新京都(いまきょうと) -古都から千年先へ-』
【会期】2023年11月18日(土)~2023年12月17日(日) (会期中無休)
【会場】ギャルリーためなが京都
京都市東山区川端通七条上る上堀詰町265-7
TEL 075-532-3001
【時間】11:00~19:00
出品作家
木下 友梨香 / Yurika Kinoshita
1988年佐賀県に生まれる。京都造形芸術大学、武蔵野美術大学にて空間演出デザインを学び、現在は東京を拠点に活動を行っている。
花農家で育った生い立ちを元に、幼少期に見た記憶の中の花や植物を抽象表現した作品を制作。抽象表現主義に影響を受けながら、日々生きていくなかで霞んでいく視覚的な記憶の印象を絵に落とし込み、過去から現代を表現している。ペンキを使い手で描くスタイルによって植物の動きを表現すると共に、自身の身体を拡張し記憶を再現している。
田口 涼一 / Ryoichi Taguchi
1981年大阪市に生まれる。 京都精華大学大学院技術研究科博士後期課程修了 博士号取得。 銀箔を硫黄で硫化させる「箔焼き」という技法により、銀箔の色を変色させた焼箔を用いて作品を制作する。下地である麻紙の上に銀箔で箔焼きを行い、その上に再び金箔や銀箔を重ね、モチーフの形に箔が残るように研ぎ出して下色を出していく。箔を着色する箔焼きの方法は古く江戸中期の頃より深秘であり、様々な金属の箔を組み合わせることで生まれる独特な風合いや空気感を表現するため、作家は今も独自に研究を続けている。
竹内 昌二 / Shoji Takeuchi
1989年京都府に生まれる。 金沢美術工芸大学大学院修士課程絵画専攻日本画コース修了。
2012年日展に入選、以降2018年に同展にて特選を受賞。水面や植物など身近な風景をモチーフに、人などとの関わりによって変化する作家自身の心象風景を重ね合わせて描かれる作品は、静寂の中にもみなぎる力を感じさせる。
中比良 真子 / Masako Nakahira
1979年滋賀県に生まれる。 京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻修了。 水面に映し出された世界や身近にある風景、これまでにどこかで目にしてきたであろう風景をモチーフに、移ろいやすい一瞬の情景を油彩で描く。限られた情報のみ精密に描き、その周りは曖昧に描く。繊細かつ美しいその描写は、見る人ひとりひとりの記憶や想像によって、描かれてい
ない部分までも広がってゆく。
村田 奈生子 / Naoko Murata
1984年大阪府に生まれる。 京都精華大学芸術学部造形学科日本画専攻卒業。 色を控えたコラージュを基に時間をテーマとしたアクリル画を制作、関西のみならず活動の幅を広げている。既存のイメージの重なりを画面上で更に再構築することで、形がなく人間によって意識される時の流れや変化を可視化している。
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