安田倉庫、ラピュタロボティクスの「ラピュタPA-AMR」を厚木営業所にて本導入を行い、生産性向上を実現

~導入効果として平均40%の歩行時間、平均30%の作業時間を削減~

クラウドロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクス株式会社(東京都江東区、代表取締役 CEO:モーハナラージャー・ガジャン、以下ラピュタロボティクス)は、安田倉庫株式会社(東京都港区、代表取締役社長: 藤井 信行、以下安田倉庫)の厚木営業所に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を本導入のために納入いたしました。

AMRと協働ピッキングをしている様子AMRと協働ピッキングをしている様子

■背景と目的

安田倉庫はDX事業推進室を新設し、さまざまな物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進めています。2022年11月には、本導入した場合と同じサービス品質、条件で実際にAMRを活用頂き、安田倉庫の厚木営業所でAMRが作業スタッフと最適に連携できているか、また生産性が向上されるかを確認できるAMRの体験本導入プログラムを利用いただきました(参考プレスリリース:安田倉庫、ラピュタロボティクス「体験本導入プラン」での「ラピュタPA-AMR」の稼働を開始 https://www.rapyuta-robotics.com/ja/2022/11/22/yasuda-soko/)。「体験本導入プラン」を活用中、ラピュタロボティクスのカスタマーサクセスチームが安田倉庫と連携し、生産性向上に向けたデータ分析を行いました。データを用いた管理や計画、現場が直面する課題に対する具体的な施策の立案・実行を行った結果、平均40%の歩行時間を削減、また平均30%の作業時間の削減を実現しました。お客様と一緒に、生産性向上に向けて改善に取り組むラピュタロボティクスのカスタマーサクセス体制も評価をいただき、本導入の決定をいただきました。


■導入においてのポイント

1. ピッキング歩行時間の削減

安田倉庫の厚木営業所では、約1,500㎡のピッキングおよび保管エリアにおいて、カートを使ったシングルピッキングをされていましたが、ピッキング中の長い歩行時間削減について解決策を模索していました。今回、ラピュタPA-AMR導入に伴いマルチオーダーピッキングに変更し、荷下ろし場までの運搬をラピュタPA-AMRに任せることで作業スタッフの歩行時間削減を掲げ、体験本導入プランをスタートさせました。約3カ月の期間中に週次で定例を行いながら、生産性に一定の効果が見られたことにより、本導入を決断されました。


2. 作業スタッフの作業負担低減

オーダーにより数十点以上の商品をピッキングする現場となり、物量が多い日には作業スタッフの負担について解決策を検討していました。安田倉庫では、積極的に作業スタッフの働きやすい職場環境づくりに取り組まれており、ラピュタPA-AMRオペレーションの特徴である「手ぶらでのピッキング」による、省力化について評価頂き、体験本導入期間中で効果を実感され、導入判断の1つとなりました。


3. ラピュタPA-AMRから得られるデータの利活用

ラピュタPA-AMRから得られるデータから作業スタッフの生産性を可視化しました。得られたデータを作業スタッフへの個別フォローに活用することで、結果として全体のピッキング効率を底上げすることに成功しております。その他にも渋滞ロケの分析や取得データから一部レイアウトの変更を行なうなど、継続的な改善活動の一環としてAMRデータを利活用頂いております。

今後もラピュタロボティクスと安田倉庫は、ラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。


■安田倉庫株式会社 厚木営業所 マネージャー 杉原佑典様

ラピュタロボティクス社AMRは既存の現場環境そのままに導入することが可能であり、容易な操作性をもつことからもすぐに現場に定着してくれました。このおかげで早い段階から成果が発揮され、ピッキング補助や搬送などのいわゆる単純作業をAMRに任せることで既存の人材をより付加価値の高い業務へシフトすることができました。今回AMRを導入したことで、人手不足・高齢化が進みつつある労働環境においても現場力の強化を図ることができました。

 

■安田倉庫株式会社 営業企画部部長 DX事業推進室長 新井康一様

当社が推進する「物流現場DX」では、施策の実証実験などを経て、しっかりと効果が出ることを確認した上で施策の導入を決定しています。今回、「体験本導入プラン」をご提案頂いたことで、本導入さながらのサポートでしっかりとAMRの効果を図り、本導入へ移行することができました。現在も省力化、省人化といった効果を定量的に把握し、そのデータを活用し更なる生産性向上に向けて現場改善に取り組んでおります。今後もラピュタPA-AMRを物流課題解決に資するソリューションの一つと位置付け、サステナブルな物流現場構築に向けてラピュタロボティクス社と協業していきます。

 

■NHK WORLD 『BIZ STREAM』、「On-Site Report」のコーナーにてラピュタロボティクスの物流変革への取り組みを取材いただきました。安田倉庫で人と協働するラピュタPA-AMR、また現場担当者の声も紹介いただいております。

視聴URLはこちら

https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2074173/

※URLの動画12:40~から「On-Site Report」のコーナーが始まります。


■安田倉庫について

所在地: 東京都港区芝浦三丁目1番1号

代表者: 代表取締役社長 藤井 信行

事業内容:倉庫業、運送事業・利用運送事業、通関業・港湾運送事業、物流機器の販売・賃貸業、物流情報システムの開発・運営業、不動産業、その他関連事業

URL: https://www.yasuda-soko.co.jp/


安田倉庫は、1919年(大正8年)の創立以来、大消費地である首都圏・関西圏を中心に拠点を展開し、お客さまに最適なロジスティクス・サービスを提供しています。倉庫・輸送サービスにとどまることなく、医療機器の修理業やIT機器のキッティング、事務プロセス効率化支援などのお客様の課題解決に資するソリューションを強化しております。従来の経験にとらわれない柔軟な発想力と創造力をもとに、お客さまのニーズへスピーディにお答えする高品質な物流サービスを総合的にご提供いたします。

創立以来手がけてきました不動産事業では、東京・横浜地区を中心にオフィスビル・マンションを展開するほか、都市環境との調和にも考慮しながら必要に応じた再開発を行っています。



■ラピュタロボティクスについて

ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクスプラットフォームの開発と、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界20ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。

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会社概要

URL
http://www.rapyuta-robotics.com/ja/
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区平野4-10-5
電話番号
-
代表者名
Gajan Mohanarajah
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年07月