アドバンテック、省スペース向け第8世代UシリーズIntel® CoreTM搭載”薄型”Mini-ITXマザーボードAIMB-233を発売

産業用コンピュータの分野において世界トップシェアのアドバンテック株式会社（Advantech Co., Ltd. 本社：台湾台北市／日本法人：東京都台東区、以下アドバンテック）は、省スペースで優れたグラフィックス処理とコンピューティング機能を搭載した産業用「薄型」Mini-ITXマザーボードAIMB-233を発売しました。AIMB-233は、第8世代UシリーズIntel Coreプロセッサを搭載し、多種多様なI/O、最適化されたサーマルソリューションを持つのが特長です。高さがわずか25mm(0.08インチ)と薄型で、ナーシングカートや患者ケアシステム、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)、モバイルデバイスといったアプリケーションに最適です。

多種多様なアプリケーションに対応するデュアルイーサネットおよび豊富なI/Oを搭載
AIMB-233は、8つのUSBポート（1x Type C USB 3.1、3x USB 3.1、2x USB 3.0、2x USB 2.0）、2x SATA III、1x PCIeX1、1x M.2 Mキー、1x M.2 Eキー(またはオプションのフルサイズmini-PCIe)を含む豊富な高速I/Oを搭載しており、レガシーおよび最新の周辺機器をマザーボードへ統合することが可能です。また、プログラム可能な8ビットデジタルI/O、6x COMポート（1ポートはRS-232/422/485向け）、2Wデュアルチャネルオーディオアンプを搭載し、さらに、2つのネットワークセグメントアプリケーションに対応する最大1Gbpsの帯域幅を提供するデュアルギガビットイーサネットポートを搭載しています。これらの機能により、AIMB-233は様々なアプリケーションで幅広い周辺機器やネットワーク接続をサポートすることができます。 

ハイエンド・グラフィックス機能、低レイテンシ―・ストレージの最大限活用を実現
AIMB-233は、USB Type-C Altモードで高速インターフェイスをサポートし、USBやディスプレイポート、HDMI2.0aを提供します。USB Type-C Altモードは最大4906 x 2034 @60Hzの解像度に対応し、医用画像処理に優れたグラフィックス処理性能を提供します。また、M.2 M-keyソケット搭載により、高性能SSDの使用が可能になり、重要なデータ処理のための高信頼性高速処理を実現できます。

ファンレス設計とワイドレンジ電源入力による迅速かつ柔軟な製品展開
AIMB-233のファンレス設計により、システムインテグレーターに製品の市場投入までの時間短縮の機会を提供致します。また、このマザーボードの12-24Vのワイドレンジ DC入力電源は、医療および産業用オートメーションアプリケーション向けに柔軟なシステム電源設計を与えます。

医療アプリケーション向けに強化されたセキュリティソリューション
放射線診断装置や監視装置、患者情報システムなどの医療機器には、高度なセキュリティ機能が必要不可欠です。AIMB-233は、データと患者の機密性を保護する安全なソフトウェアとハードウェア機能を搭載しています。
ソフトウェアであるUEFIセキュアブートとブートガードは、プリブート環境を保護し、ハードウェアはオプションのTPM 2.0をサポートしてデータ保護を強化しています。

 

AIMB-233の主な特長

• 第8世代UシリーズIntel Core i / Celeronモバイルプロセッサ搭載
• 最大32 GBのデュアルチャネルDDR4-2400 260ピンSODIMM
• 8x USB(4x USB3.1 Gen2, 2x USB3.0, 2x USB2.0)、2x SATA III、6x COM、1x M.2 Mキー、1x M.2 Eキー, 8ビットGPIO, 1xフルサイズMini-PCIe(㊟）
• タイプC Altモード+ HDMI2.0a + LVDS（またはeDP㊟）による3画面独立表示
• FCC / CEクラスB認定およびレベル4 ESD（8 KV接触放電）
• 12〜24V DC電源入力
• リモート監視・管理向けソフトウェアWISE-DeviceOnをインストール済

㊟BOMオプション


アドバンテックの産業グレード「薄型」Mini-ITXマザーボードは現在受注可能です。当社産業用マザーボード製品についての詳細は、お近くの営業所や認定チャネルパートナーにお問い合わせいただくか、https://www.advantech.co.jpにお問い合わせください。