写真家・上田義彦氏が監督・撮影する新CMが完成「そうだ 京都、行こう。」初夏編 2025年5月31日(土)より新CM放映開始「初夏のしつらえ」をテーマに京都ならではの“時間と空間”を切り取る
東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海) は、「初夏のしつらえ」をテーマに、観光キャンペーン「そうだ 京都、行こう。」初夏編を、2025年5月30日(金)より展開いたします。
今回のキャンペーンでは、「初夏のしつらえ」をテーマに京都の魅力をお伝えします。京都では、季節の移ろいに応じて住空間や装飾を丁寧に整える「しつらえ」の文化が根付いており、今もなお大切に受け継がれています。整えられた「初夏のしつらえ」と美しい青もみじなどの初夏の緑が織りなす空間に身を置き、心安らぐひとときをお楽しみください。
また、キャンペーンにあわせて、新CMを2025年5月31日(土)より順次放映開始いたします。

ポスターイメージ
「そうだ 京都、行こう。」は、2019年から2代目旅人として、柄本佑さんがナレーターをつとめ、2023年に30周年を迎えた歴史のあるシリーズ。今回のCMも柄本佑さんが旅人として声で登場します。
また、今回のCMの演出・撮影を手がけたのは、広告・芸術の両分野で国内外から高く評価される写真家・上田義彦氏。本作では、上田氏が実際に監督を務め、撮影地には、臨済宗大本山妙心寺の塔頭の1つである「妙心寺天球院」や京都の伝統的町家「重要文化財 杉本家住宅」などを選定。事前に決まった画角や構図にはとらわれず、現場の光や空気に呼応しながら、しつらえと初夏の緑が織りなす“京都ならではの時間や空間”を切り取っています。
本キャンペーンに連動し、京町家や寺院など京都の伝統的空間で、季節の移ろいや日本の美意識を体感できる特別な体験を、EXサービス(スマートEX、エクスプレス予約)会員向けの「EX旅先予約」等でご用意しました。
今しか味わえない心安らぐひとときを求め、ぜひ京都へお出かけください。
【「そうだ 京都、行こう。」CMストーリー】
今回の新CMでは、「初夏のしつらえ」をテーマに、京都ならではのゆったりとした“時間”と“空間”がもたらす「癒し」の瞬間を描き出します。演出・撮影を手がけたのは、写真家・上田義彦氏。町家や寺院に流れる静けさ、そこで営まれる日常、そして季節の気配を、写真家ならではのまなざしで丁寧に捉えました。今回も、シリーズを通して“旅人の声”を務める俳優・柄本佑さんがナレーションを担当しています。
CMでは、京町家の杉本家住宅と妙心寺天球院を舞台に、旅人が初夏の京都の日常に足を踏み入れるシーンから始まります。
京町家の杉本家住宅では、かすかな風が通り抜け、障子越しの光が揺れ、初夏の若いみどりが静かに彩りを添える室内。日常の延長にありながらも、どこか凛とした美しさをたたえるその空間に、旅人は思わず足を止めます。
妙心寺天球院では、青もみじが揺れる庭を眺めながら、静けさに包まれた堂内の空気、丁寧に整えられた「しつらえ」に、旅人の心はそっとほどけていきます。
「『この季節の京都が好き』と言う人が多いのも、わかるなぁ。」旅人のまなざしを通して映し出されるのは、初夏という季節の微細な美しさと、それを受け入れる京都の空間や人の眼差し。そこには、慌ただしい日々の中で、つい後回しにしてきた「感性」と「美意識」が静かに息づいています。
そんな京都の静けさの中にある“気配”や“空気感”を、監督・上田義彦氏ならではのまなざしで表現した映像にご注目ください。








TVCMイメージ
【出演者プロフィール】

柄本 佑 (えもと たすく)
東京都出身。映画『美しい夏キリシマ』で主演デビュー。『きみの鳥は歌える』『素敵なダイナマイトスキャンダル』『ポルトの恋人たち-時の記憶』などで2019年の毎日映画コンクール男優主演賞、キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞など受賞。近年は『心の傷を癒すということ-劇場版-』『痛くない死に方』(21)、『ハケンアニメ』(22)、『シン・仮面ライダー』(23)などがある。京都にも多くの縁があり『殺すな』(22)、『居眠り磐音』(19)、「スローな武士にしてくれ」(19)、「令和元年版怪談牡丹燈籠」(19)、「あの胸が岬のように遠かった~河野裕子と生きた日々」(22)、そして2024年大河ドラマ「光る君へ」での藤原道長役も平安の京都の雅な生活とともに記憶に新しい。
【演出・監督プロフィール】

上田 義彦(うえだ よしひこ)
1957年、兵庫県生まれ。写真家の福田匡伸、有田泰而に師事した後、1982年に独立。主な受賞に日本写真協会作家賞、東京ADC賞最高賞、ニューヨークADC賞など。2014年より2025年まで多摩美術大学グラフィックデザイン科の教授を務める。2021年には、初めて脚本・監督・撮影を手がけた映画作品『椿の庭』を公開。2025年7月19日より神奈川県立近代美術館葉山館で、40年の軌跡を辿る展覧会「いつも世界は遠く、」を開催、同時に写真集『いつも世界は遠く、』を刊行予定。
【上田義彦監督 インタビュー】
―オファー時に『初夏のしつらえ』というテーマを聞いて、どのようにお感じになりましたか?
上田監督「すごくいいテーマだなと思いましたし、やりがいがあると思いました。『しつらえ』という言葉を耳にして、歴史や伝統、季節ごとの行事などを思い浮かべました。その上で日本にしかないもの、京都にしかないものを映像で表現することを意識しました。」
―監督はこの『しつらえ』という言葉をどのように解釈したのでしょうか?
上田監督「例えば、厳しい冬から春になった時の喜びがありますよね。そうした感情を道具や家具で表すことですかね。季節ごとに備えて、過ごしやすいように、暮らしやすいようにする工夫というか…、そんなことだと理解しています。今回の撮影でも、風を感じるのではなくて『風が見えるしつらえ』があり、それこそが京都ならではだと思いました。初夏になって障子を外し、家の中を風が通り抜けるようにして、御簾が揺れることで風が見えるのです。暑い風じゃなくて涼しい風に変わっていくのですね。」
―今回の動画で見て欲しいポイントや、気付いて欲しいシーンなどありますか?
上田監督「そのままの答えになってしまうのですが、通り抜ける風と光に照らされた新緑ですね。日本のどこにでもありそうな光景なのですが、やっぱり京都にしかないよねっていう。心を遊ばせるというか、目を喜ばせるというか、そんな風に楽しんでもらえると嬉しいです。改めて考えてみると、何千年も前から変わっていない人々の営み、ずっと続いてきた人々の暮らしがある場所に『しつらえ』があると思うのです。うまく言葉にできないのですが、そこには心地良い『品』のようなものがあるんですね。春夏秋冬にある『しつらえ』が、この先もずっと続いて欲しいと改めて思いました。」
【新CM概要】
・タイトル :そうだ 京都、行こう。「初夏」編
・放映開始日 :2025年5月31日(土)
・放送地域 :首都圏・静岡地区を中心に、スポットおよび提供番組にて放映
・CMURL :https://youtu.be/KJ6czQDWg50
本キャンペーンにあわせて、テーマである「初夏のしつらえ」を感じていただける特別な観光プランや特別企画を実施いたします。
■「初夏のしつらえ」を感じる現地体験・特別企画
本キャンペーンにあわせて、「初夏のしつらえ」を体感できる特別な観光プランをご用意しました。
京都の丁寧に整えられたしつらえや美意識、そして自然が織りなす癒しのひとときを体感していただけます。
1)通常非公開の妙心寺天球院 特別公開
一般拝観を行っていない妙心寺天球院にて、狩野山楽・山雪筆による「竹に虎図」等の金(きん)碧(ぺき)障壁画がある方丈を特別に拝観いただけるプランや、僧侶の案内付きで方丈・書院をご覧いただけるプランをご用意しました。
①【CM舞台】妙心寺天球院 方丈特別公開 自由拝観
・設定期間:2025年6月7日(土)~8月31日(日)の期間中、土休日 ※一部除外日あり
・旅行代金:1,000円

➁【僧侶の案内・絵はがき付】妙心寺天球院 方丈・書院の特別公開
・設定期間:2025年6月7日(土)~8月31日(日)の期間中複数日
・旅行代金:2,500円
※こちらのプランはEX旅先予約「【僧侶の案内・絵はがき付】妙心寺天球院 方丈・書院の特別公開」等をご購入ください。
(2)「重要文化財」杉本家住宅 当主の案内付き特別貸切見学
祇園祭の屏風などで彩られた杉本家住宅を当主のご案内付きで、特別に貸切見学いただけます。祇園祭の山鉾のひとつであり 厄除けのご利益があると言われる伯牙山(はくがやま)のちまき授与付きです。
・設定日:2025年7月5日(土)
・旅行代金:5,000円
※中学生以下はご参加いただけません。
※(1)、(2)はEXサービス会員向けの「EX旅先予約」で
購入いただいた場合の旅行代金(税込)を記載しています。

(3)EXサービス会員限定 お休み処「京町家ラウンジ」
京都にゆかりのある企業等にご協力いただき、京都市内の京町家にてEXサービス(スマートEX、エクスプレス予約)会員の方々にご利用いただける「京町家ラウンジ」をご準備しました。旅の疲れを癒すお休み処としてご利用いただけるほか、株式会社福寿園・サントリー食品インターナショナル株式会社による石臼抹茶挽き体験や、南條工房・山田松香木店・蜂屋うちわ職店・髙橋提燈株式会社による特別展示など、町家ごとに京都らしさを感じる空間をご用意しています。

・開催期間:2025年7月1日(火)~7月31日(木)(※1)
・開催場所:和田家住宅、北村家住宅、清壽(せいじゅ)(旧長谷川邸)、釜座町町家(かまんざちょうちょういえ)(※2)
・開催時間:10:00~17:00
・入 場 料 :無料
(※1)開催場所によって、開催日が異なります。詳細は特設サイトにてご確認ください。
(※2)釜座町町家については、町家を改修した京町家作事組が主催するイベントと併せて、当社と京町家作事組が協働して、京町家ラウンジを実施します。
詳細や最新の情報等は、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン特設サイトをご確認ください。
(https://souda-kyoto.jp/other/summer2025/)
※画像はすべてイメージです。
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