SOUホールディングスが運営する保育施設67園にて「ルクミー」利用開始。トータルソリューションの提供により保育関連業務のDXを実現
保育者がより働きやすい環境作りと保育の質向上へ伴走
1.導入の概要について
■ 導入背景・目的
SOUは、「人に寄り添い、人を想い、絆や想い出を創る」をグループステートメントに掲げ、2021年から保育事業を本格的にスタートし全国に保育施設等を約200ヶ所運営しています。これまで、各保育施設が個別最適で様々なツールを運用しており、SOUグループ全体として管理・運用していく方法を模索していました。また、保育の現場を担う保育者がより働きやすい環境を整えるためにも、記録業務や帳票類の作成・管理業務や請求関連業務等の保育関連業務を効率化する必要がありました。
SOUが抱える上記課題に対して、当社の「ルクミー」が保育者の業務プロセス全体を把握しトータルソリューションとして提供していることや、適切にICTを活用するサポート体制が整っていることで業務効率化に寄与できるとご判断いただきました。また、ICT以外にも積極的に保育者向けに研修などを実践しており、それらを通じて保育の質向上も目指している点なども評価いただき、この度導入に至りました。
今後はICTの活用を起点に、SOUが目指す保育のありたい姿の実現に向けて伴走していきます。
■ SOU本部からのコメント
SOUホールディングス株式会社 情報システム本部 本部長 CIO 兼 保育事業本部副本部長 安藤 勲氏
これまで個別に運営していた保育園管理システムを、SOUグループとして統合するという前例のない挑戦に伴走できるシステムベンダーを探していました。当社を担当してくれた営業を始め、ユニファからは「顧客に伴走する」という強い思いを感じまた。またユニファは、保育のあるべき姿の追求を掲げ、IoTを積極的に取り入れた保育ICTの利活用によるサービスの拡充を図っており、当社が今後目指す世界の実現に向け、強力なパートナーとなり得る企業だと感じ、今回導入を決断しました。
■ SOUグループの保育現場からのコメント
キッズ・キッズ保育園 二日市 薙野園長先生
以前は連絡帳を紙で運用をしていました。「ルクミー」は連絡帳に写真を手軽に添付できるため、例えば給食の写真を送ると、食材の形態や分量など保護者もイメージがつきやすいようです。特に低年齢のお子さんは変化が著しい時期ですので、その時の健康状態なども細やかに情報連携できるのはありがたいです。
写真を見ながら保護者や保育者同士で子どもの育ちを共有できるので、コミュニケーションが豊かになりました。
■ 会社概要
会社名:SOUホールディングス株式会社
所在地:千葉県千葉市美浜区新港32-1-2
代表者:代表取締役 松丸喜樹
創業:1999年
事業内容:保育事業、介護事業、ライフエンディング事業、グローバル&コミュニケーション事業等
URL: https://www.souholdings.co.jp/
■ 導入サービス
今回導入されたのは、保育関連業務の業務負荷の軽減から保育の質向上までをワンストップで支援する以下の「ルクミー」のサービス群です。
記録・確認業務の負担軽減
ルクミークラスボード:クラス運営に必要なさまざまな情報を一元管理できるサービス。連絡帳と登降園と連携することで、体温・睡眠・食事・排便等の記録、お迎え予定等が記録されます。
ルクミー連絡帳:保育施設と保護者の連絡をスムーズにするサービス。体温や食事等の記録はクラスボードから自動で転記します。
ルクミーおたより:保育施設からのおたより・お知らせを保護者へ確実にスピーディに一斉送信できるサービス。
ルクミー帳票管理:指導計画や保育日誌などを監査対応した形でデータ化し、管理できるサービス。
ルクミー園児メモリー:園児の基本情報や成長記録、発達記録などを一元管理できるサービス。
写真を使った保育の振り返り
ルクミーフォト:専用アプリで撮影すると、写真のアップロードやクラス分け、販売、決済、プリントまで自動化される写真販売サービス。
ルクミードキュメンテーション:ルクミーフォトと連携し、保育の振り返りを手間なく行えるサービス。
健康管理
ルクミー午睡チェック:午睡センサーで乳幼児のお昼寝(午睡)中の体の向きを検知し、アプリによって自動で記録するサービス。
ルクミー体温計:非接触で体温を測り、アプリに自動記録するサービス。
園・施設の運営支援
ルクミーシフト管理:自動入力によって保育者のシフトの素案作成が簡単にできるサービス。
ルクミー登降園:園児の登降園時間を記録・管理するサービス。
ルクミー請求管理:延長保育料を自動計算し、保護者へ請求書の作成も簡単にできるサービス。
2.ルクミーおよびユニファについて
■ ルクミーについて
保育者の業務は、子ども達の登降園管理やお昼寝(午睡)時の見守り、保育日誌や保育計画の作成、保護者や自治体へ提出する書類作成、保育者のシフト管理まで、非常に多岐にわたります。加えて、保育者が作成しなければならない書類の多さや保育の周辺業務、補助業務でのICT化が進んでいないことが、保育者が多忙である要因だと指摘されています※1。
「ルクミー」シリーズは、データ連携を強化し、登降園状況や検温、睡眠、食事、排便等のデータや、ルクミーフォトで撮影した写真が自動で集約され、帳票や連絡帳へ自動転記されます。これにより、保育関連業務をDX(デジタル・トランスフォーメーション)し、業務負荷の大幅な削減を実現し、保育者の心と時間のゆとりの創出を目指します。また、創出できた時間によって保育者にとって重要な子どもと向き合う時間を増やし、写真ドキュメンテーション作成機能の提供により、保育者同士で子どもたちの成長に関する気づきをさらに共有しやすい環境を作り、豊かなコミュニケーションを増やします。これらを通じて、保育者のやりがいの創出や保育の質の向上にも貢献します。
※1:出典「保育の現場・職業の魅力向上に関する報告書」(厚生労働省 令和2年9月)
▼保育ICT/研修サービス「ルクミー」
■ ユニファについて
ユニファは、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出すあたらしい社会インフラを世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、IoTやAIを活用した保育支援サービス「ルクミー」を開発・提供しています。「スマート保育園・スマート幼稚園・スマートこども園」構想を通じて、子育てしながら働きやすい豊かな社会作りに貢献しています。「スマート保育園」は、2021 年グッドデザイン・ベスト100 および特別賞であるグッドフォーカス賞〈新ビジネスデザイン〉を受賞した他、「ルクミー」は社会にとって有益なクラウドサービスに贈られる「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021」の社会業界特化系 ASP・SaaS 部門において先進技術賞を受賞しています。また、「ユニファ」は2017年にStartup World Cup初代チャンピオンに選出された他、2021年には J-Startup にも選出されました。
■ 会社概要
会社名:ユニファ株式会社
代表取締役CEO:土岐泰之
設立:2013年
所在地:東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル2階
事業内容:保育支援サービス「ルクミー」シリーズの企画、開発、販売、運営。「スマート保育園・スマート幼稚園・スマートこども園」の展開、推進。
URL: https://unifa-e.com/
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