Green Carbon株式会社は、令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)に採択
フィリピンにて水田メタンガス削減及び籾殻バイオ炭生成によるカーボンクレジットを創出する大規模実証事業を開始
Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み;グリーンカーボン))はこの度、経済産業省、日本貿易振興機構(以下、JETRO)管轄の、令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)(第1回)に採択されたことをお知らせします。フィリピンにて、水田メタンガス削減及び籾殻バイオ炭生成によるカーボンクレジットを創出する大規模実証事業を開始します。
〇経済産業省(8月15日発行)
〇JETRO(8月15日発行)
https://www.jetro.go.jp/services/grobal_south/kekka-gs1.html
◆令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業概要
令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業は、いわゆるグローバルサウス諸国(ASEAN加盟国)の産業の脆弱さ、保険・防災・食料・環境問題といった課題を解決することを通じて、当該地域の市場の成長力を活かし、経済連携を強化し事業実施国が裨益することに加え、日本国内のイノベーション創出、サプライチェーン強靭化などにより国内産業活性化を目指すために設立されました。
補助金額:5億円以上、40億円以下
補助率 :1/2、中小企業のみ2/3
実証期間:交付決定日から最長2028年3月31日まで
◆採択の背景と今後の展開について
Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど自然由来のカーボンクレジット創出を幅広く展開しています。中でもフィリピンは、水田のメタンガス削減や、バイオ炭生成によるカーボンクレジット創出を注力して進めており、今回の公募内容と親和性が高かったため申請したところ、フィリピンでの取り組みや事業実現性・拡大性が評価され採択される運びとなりました。
今回の実証のターゲットエリアの一つであるフィリピンヌエバシハ州はフィリピン北部ルソン島の中部ルソン地方で属しており、フィリピンでも稲作地帯です。そのため、水田からのメタンガス排出は州全体の排出の大きな要因です。さらに、水田プロジェクトの対象となるエリアで収穫後に農業残渣として大量に排出される稲の籾殻を活用してバイオ炭を生成します。バイオ炭は周辺圃場に散布されることで炭素の除去に貢献するとともに、土壌改善にも貢献し、窒素系肥料の削減や州各区料の増加も見込まれます。水田からのメタンガス排出の削減だけでなく、収穫後の残渣を利用することで、さらなる脱炭素の促進、土壌の改善、収穫量の向上など、総合的な稲作農家の活性化や、収益の還元を狙い本実証の成功を目指します。
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL : https://green-carbon.co.jp/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約50,000haに拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
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