IP Infusionの統合ネットワークOS「OcNOS」がEdgecore Networksのオープン規格準拠スイッチ機器に対応

-両製品の融合により、キャリアクラスのOpen Network機能を提供-

ACCESS

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)の子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:大石 清恭、以下 IP Infusion)は、本日、同社の統合ネットワーク・オペレーティングスシステム(OS)「OcNOS(TM)(オクノス)」が、Edgecore Networks(本社:台湾・新竹サイエンスパーク)の「OCP(Open Compute Project)」準拠のスイッチ機器に対応したことを発表いたします。
この度対応したEdgecore Networksのスイッチ機器は、10GbE/40GbE 対応スイッチ機器「AS5812-54X」(Broadcom製チップセット「StrataXGS Trident II+」搭載)、および 100GbE対応スイッチ機器「AS7712-32X」(Broadcom製チップセット「StrataXGS Tomahawk」搭載)の2機種となり、本日より提供開始する「OcNOS」の最新版v1.2との動作検証を完了しています。

「OcNOS」は、業界で初めて、OCPに準拠した、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)対応の統合ネットワークOSです。洗練されたモジュール設計により、機動性、拡張性、耐障害性に富んだネットワーク構築を可能にします。また、多彩なIP/MPLS ルーティング、スイッチング、セキュリティ対応機能を備えており、ネットワーク環境における物理的な要件にも、仮想的な要件にも応えます。多様なハードウェアに対応した「OcNOS」は、通信事業者やクラウドサービス事業者、企業のネットワーク構築を、より迅速に、簡易に、低コストで実現します。

Edgecore Networksの最高経営責任者(CEO)George Tchaparian氏は、
「オープンネットワーキング、SDN、NFVといった今日のアプローチを活用し、より多くのサービスを低コストで迅速に収容可能とする次世代データセンター構築への取り組みが進んでいます。IP Infusionと共に、当社オープンネットワーク対応スイッチ機器上で動作する、多機能で堅牢なネットワークOS『OcNOS』の最新版を提供できることを光栄に思います」と、述べています。

IP InfusionのCEO大石 清恭は、
「大規模データセンターの運用には、これまでにも増して、スピード・簡便性・低コストへのニーズが高まっています。このため、ネットワークの構築には、より柔軟で拡張性の高いモジュール構成が求められています。Edgecore Networksにより、OCP準拠のソリューションを必要とする事業者に向けて、よりスピーディーに『OcNOS』を提供することが可能になりました」と、述べています。

【販売パートナーからのエンドースメント】
通信機器・電子部品の販売代理店、EPS Globalの北米担当セールスマネージャAlan Fagan氏は、
「Edgecore NetworksとIP Infusion、それぞれのパートナー企業として、両社の協業を歓迎いたします。OCP準拠のソフトウェアおよびハードウェアとして業界最高クラスの製品を統合したソリューションを、市場展開していくことに尽力してまいります」と述べています。

光ファイバトランシーバのプロバイダーである、Champion ONEのCEO John Jutila氏は、
「当社はオープンな規格およびオープンネットワーキングのコンセプトを推進する企業顧客を支持してまいりました。Edgecore NetworksとIP Infusionという急成長を遂げる企業と協業していくことは非常にエキサイティングなことです。当社のキャリアクラスのユニバーサル対応光ファイバトランシーバと、両社のハードウェアとソフトウェアを組み合わせることにより、一段と信頼性の高いソリューションが実現します。通信ネットワークのプラットフォームに携わる事業者は、業界最高クラスのソリューションを導入する安心感と、オープンネットワーキングがもたらす、あらゆる投資効果を手にすることが出来ます」と述べています。

【OcNOS 1.2】
最新版v1.2では、L2/L3およびMPLS対応機能を強化しています。先進のL2/L3機能により、事業者はその規模に依らず、ハードウェア機器メーカやOCPなどオープン規格が提供する商用オフザシェルフ(COTS)技術を活用したデータセンターの再構築を、ハードウェアへの投資や運用コストを低減しつつ実現できます。

また、新たに強化されたL2/L3およびMPLS対応機能をオープン規格と組み合わせて導入することにより、従来型の階層的に構築されたデータセンターでも、世界中に分散する複数のデータセンター間をまたぐ場合でも、拡張性が高く、コスト効率の良いネットワーク設計が可能になります。

主なL2/L3、MPLSの新機能は以下となります。
  • データセンター向けにBGP(Border Gateway Protocol)対応機能の強化:Add-path、Peer-groupコンフィギュレーション、迅速な障害検知のためのBFD(Bidirectional Forwarding Detection)など機能を実装
  • アップグレード作業を容易にする、ロールバックファシリティ機能によるソフトウェアパッチアップグレード
  • L3データセンターコンフィギュレーションのためのNETCONF(Network Configuration Protocol)をフルサポート
  • L3データセンターコンフィギュレーションのための構成管理ツール、Ansibleをサポート 
  • SSH、Telnetといった運用/保守プロトコルのためのVRFアイソレーション機能拡張
  • SFP(Small Form-Factor Pluggable)向けDDM(Digital Diagnostics Monitoring)
  • RSTPによるMLAG(Multi-chassis LAG )実装

「OcNOS」に関するより詳細は、http://www.ipinfusion.com/products/ocnos-japanese/をご覧ください。

■Edgecore Networksについて
Edgecore Networks は、サービス事業者や企業向けネットワークスイッチ製品・ワイヤレス製品の開発・製造元として知られる世界トップクラスの通信機器メーカ、Accton Technologyの100%出資子会社です。Edgecore Networksは、フルラインナップのWiFi アクセスポイント、並びにデータセンター事業者や通信事業者、企業ネットワーク向けに、ネットワークOSとSDNソフトウェアの選択を可能とする、OCP準拠の、1GbE/10GbE/25GbE/40GbE/50GbE/100GbE対応スイッチ機器における、世界的なプロバイダーです。
http://www.edge-core.com/

■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、分散型ネットワークソリューションにおけるリーディングカンパニーです。同ソリューションにより、通信事業者や企業の新機能やサービスの拡張を、コストを低減しつつ、柔軟に、迅速に実現します。業界初となるOCP準拠のMPLS対応の統合オペレーティングシステム「OcNOS」は、大規模ITネットワーク構築を簡素化し、実装を容易にするホワイトボックス向けソリューションです。NFVベースの仮想ネットワークプラットフォーム「VirNOS(TM)」は、事業者のネットワークサービスの開発・運用をコスト効率よく構築します。通信機器向けミドルウェア「ZebOS(R)」は、世界中の大手通信機器メーカなど300社を超える企業に採用されており、日々進化する、クラウドや、キャリア・モバイルネットワークの要件に応えます。「OcNOS」と「VirNOS」は、「ZebOS」をベースに開発されており、通信事業者や企業の物理的/仮想的なネットワーク要件を満たすソフトウェアソリューションとして、事業者の分散型ネットワーク構築を支援します。IP Infusionはカリフォルニア州サンタクララに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。
http://www.ipinfusion.com

 

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
http://jp.access-company.com/

※ ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、VirNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社 ACCESS

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URL
https://www.access-company.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088
代表者名
大石 清恭
上場
東証プライム
資本金
170億7200万円
設立
1984年02月