Photosynth、ギグワーカーを活用した施設運営BPaaS事業に本格参入、企業や商業施設の人手不足対策や無人化・省人化を支援
施設運営BPaaS事業の子会社を設立、Akerun事業とのシナジーを通じてあらゆる空間における労働力問題の解決を目指す
株式会社Photosynth(本社:東京都港区、代表取締役社長 : 河瀬航大、 以下 フォトシンス)は、新たに子会社を設立し、その子会社を通じてギグワーカープラットフォームを活用した施設運営BPaaS*事業に本格参入すると発表しました。
今回、本格提供を開始するサービスの名称は「Migakun(ミガクン)」で、現在、業種・業態を問わず人手不足対策や施設運営効率の向上を目的に普及する無人化・省人化などへの高まるニーズを受け、様々なオフィスや施設ごとの課題に合わせた管理運営業務の設計に加え、ギグワーカープラットフォームを通じて総務業務や施設の清掃・管理、コミュニティスペースの運営などのサービスを提供します。
また、「Migakun」の提供には、業界をリードする、スマートロックを活用したクラウド型IoTサービスであるAkerun事業で培った顧客基盤やオフィスや商業施設などあらゆる空間の管理運営における知見も活用します。
フォトシンスでは、この「Migakun」に加え、業界をリードする「Akerun入退室管理システム」をはじめとしたAkerunブランドのクラウド型IoTサービスの提供を通じて、オフィスや商業施設などあらゆる空間における、少子高齢化に伴う人手不足対策や生産性の向上、無人化・省人化を通じた業務効率化などの労働力問題の解決を支援します。
* BPaaSとは、Business Process as a Serviceの略で、企業などにおける業務プロセスをアウトソースするとともに、クラウドなどのテクノロジーを活用して業務効率の向上を実現するサービス提供モデルです。
企業における人手不足とスポットワーク/ギグワーカーの潮流
現在、様々な業種・業態で、少子高齢化などを背景とした慢性的な人手不足への対策に加え、日々の業務における生産性の向上などを目指す取り組みが推進されています。実際に、15〜64歳の生産年齢人口は、2065年には約4,500万人になると推計されており、2020年比で約2,900万人減少する見込みです(*1)。
このような社会課題を受けて、幅広い業界でテクノロジーの活用によるDXに加え、柔軟な働き方の普及などを受けて広がるギグワーカーなどの活用を通じて、人手不足への対策に取り組んでいます。また、企業におけるBPOなどの市場も拡大を続けており、今後もこれらの社会課題を受けてさらなる市場拡大が見込まれています(*2)。
(*1) 出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書」
(*2) 出典:矢野経済研究所「2023-2024 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)市場の実態と展望」
ますます高まる企業や施設における無人化・省人化へのニーズに応える「Migakun」
フォトシンスでは、日本における喫緊の社会課題として業種・業態を問わず幅広い企業で対策が進む人手不足や生産性の向上を支援するために、またそれらの企業や施設における無人化・省人化への旺盛なニーズを受けて、施設運営BPaaS事業への参入に向けたテストマーケティングや試験提供などを経て、子会社を通じて本格的に参入することを決定しました。施設運営BPaaS事業の推進にあたっては、中核事業であるAkerun事業で培った顧客基盤やオフィスや商業施設の管理運営における知見なども活用します。
この施設運営BPaaS事業では、「Migakun」のサービス名のもと、様々なオフィスや施設ごとの課題に合わせた管理運営業務の設計に加え、ギグワーカープラットフォームを通じて総務業務や施設の清掃・管理、コミュニティスペースの運営などのサービスを提供します。
「Migakun」により、導入企業に以下のメリットを提供します。
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外部リソース活用によるノンコア業務の最適化とコア業務へのより柔軟な人的リソースの活用
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様々なオフィスや施設ごとに最適化された管理運営業務の確立と管理運営効率の向上
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慢性的な人手不足対策としてのオフィスや施設の無人化・省人化の取り組みの推進
また、「Migakun」では、フォトシンスが法人向け・住宅向けに提供するAkerunブランドのスマートロックを活用したクラウド型IoTサービスとのシナジー創出も積極的に推進します。一例として、さらなる業務効率化を目指すAkerun導入顧客への「Migakun」の提案や、「Migakun」に従事するギグワーカーの労務管理のためのAkerunの入退室履歴の活用など、様々なシーンでのシナジー創出を目指します。
施設運営業務における持続可能性も実現する「Migakun」
施設運営関連行業務では、クライアント企業から業務を受託した施設管理会社などがさらに下請け会社に委託するなどの多重下請けにより、クライアント企業が支払うコストの増加や現場作業者の賃金の抑制、利用企業の要望やニーズへの柔軟な対応の欠如などの課題があります。
「Migakun」では、従来の多重下請け構造に伴うコストや提供サービスの柔軟性などの課題を解決するために、オフィスや施設ごとに最適化されたサービスの提供を通じて、ギグワーカーの就労環境や待遇の改善も実現することで、持続可能な事業の創出と高品質なサービス提供体制の確立を目指します。
■「Migakun」の概要
サービス名:Migakun(ミガクン)
サービス概要:
「Migakun」は、“施設特性に合わせた業務設計“と、”質の担保された現場オペレーション“を提供します。様々な業種・業態のバックオフィス業務の効率化を支援してきた「Akerun入退室管理システム」で培ったオフィスや施設などあらゆる空間における管理運営に関するノウハウをベースに、最適化された業務設計から施設の清掃、保守・管理、コミュニティ運営まで、上流から下流までの施設運営サービスを提供し、様々な空間の管理運営の効率化を支援します。「Migakun」により、コア業務への柔軟なリソース活用、施設の管理・運営効率の向上、無人化・省人化による人手不足対策を実現できます。
「Migakun」に関するお問い合わせや概要は、以下のWebサイトをご参照ください。
また、今回新たに本格参入する施設運営BPaaS事業は、新設分割の方法により、新たに新設分割設立会社(フォトシンスの完全子会社)を設立し、その新設会社を通じて提供します。新たに設立する子会社の概要は以下の通りです。
<新設会社の概要(予定)>
名称 |
株式会社Migakun |
所在地 |
東京都港区芝五丁目29番11号 |
代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 渡邉 宏明 |
事業内容 |
ギグワーカープラットフォームを活用した施設運営BPaaS事業 |
資本金 |
15,000千円 |
設立年月日 |
2024年9月2日(予定) |
決算期 |
12月31日 |
株主及び持株比率 |
株式会社Photosynth 100% |
フォトシンスは、今後も企業に求められる少子高齢化などの社会課題に伴う人手不足やさらなる生産性の向上、DXの推進などの要請に対して、あらゆる空間の無人化・省人化を支援するテクノロジーやサービスの提供を通じて、企業の取り組みを支援するための事業創出とイノベーションを引き続き推進します。
【Akerunについて】
「Akerun」は、あらゆる鍵をクラウド化し、利便性やセキュリティの向上を実現するIoTサービスです。デジタルIDと物理IDを組み合わせてユーザーを認証するアクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」を活用し、あらゆる扉がインターネットにつながることで、様々な場所やシーンへのアクセス管理を実現します。
Akerunブランドの主要サービスである法人向け「Akerun入退室管理システム」は、既存の扉に後付けで導入できるクラウド型サービスで、スマートフォンやICカードでの施錠・解錠に加え、Web管理ツールやスマートフォンアプリからの入退室履歴の確認、遠隔での施錠・解錠、鍵権限の付与・剥奪など、クラウドを通じた鍵の権限管理や入退室管理が可能になります。
サービスサイト:https://akerun.com/
【株式会社Photosynth(フォトシンス)について】
「つながるモノづくりで感動体験を未来に組み込む」をミッションに掲げ、キーレス社会の実現を目指して、既存のドアに後付けで設置するだけで鍵をクラウド管理できる「Akerun入退室管理システム」をはじめとしたAkerunブランドのクラウド型IoTサービスを提供しています。Akerunにより、オフィスの扉をインターネットにつないでクラウド化することで、ICカードやアプリでの鍵の施錠・解錠に加え、クラウドを通じた鍵の権限付与、入退室履歴の確認など様々な場所やシーンへのアクセス管理が可能になります。このクラウド型IoTサービスにより、規模を問わず、さまざまな業種、業態の企業の働き方改革とデジタルトランスフォーメーションを支援します。
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