能登の復旧・復興を考える住民参加型ワークショップ「のと未来トーク」が開催決定。子どもから大人まで参加者を募集
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、石川県令和6年能登半島地震復旧・復興アドバイザリーボード会議の地域ワーキンググループで開催される「のと未来トーク」の運営事務局となりました。本企画の参加者の募集を開始しましたので、お知らせします。
被災6市町(輪島市、珠洲市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町)および金沢で、対話の場を開催
のと未来トークは、「これからの能登をどうしていくかを、そのまちに住む当事者のみんなで考える」ことをコンセプトとした対話の場です。被災6市町(輪島市、珠洲市、七尾市、能登町、穴水町、志賀町)および金沢で開催します。
東北復興に関わったゲスト等を招き、これからのまちづくりについて考えるヒントを聞きながら、なりわいの再建や仕事、暮らしやインフラ、子育て、祭りや地域文化の継承、学校や子どもの居場所のことなどを住民同士で一緒に話していきます。
本取り組みは、石川県令和6年能登半島地震復旧・復興アドバイザリーボード会議の地域ワーキンググループと位置付け、有志が参加しています。「のと未来トーク」で話し合ったみなさんの声は、石川県庁にも届けていきます。
大人だけでなく、子どもの声も聞きたいと考え、子どもたち同士でこれからのまちについて話し合うテーブルも設けています。子育て中の方、高齢の方、子どもたちなど、様々な方の参加をお待ちしています。
■参加申し込み・公式サイトはこちら
開催概要
⚫️開催日時と会場
・珠洲市 2024年4月6日(土)14-17時
石川県立飯田高等学校(〒927-1213 石川県珠洲市野々江町1−1)
・輪島市 2024年4月7日(日)10-13時
石川県立輪島高等学校(〒928-0001 石川県輪島市河井町18部42−2)
・能登町 2024年4月13日(土)14-17時
石川県立能登高等学校(〒927-0433 石川県鳳珠郡能登町宇出津マ106−7)
・穴水町 2024年4月14日(日)10-13時
・七尾市 2024年4月20日(土)13-16時
・志賀町 2024年4月28日(日)13-16時
・金沢市 2024年4月29日(月祝)13ー16時
※会場記載のない場所については、現在調整中です
⚫️定員:各会場50人
⚫️対象:年齢不問、石川県にお住まいの方
⚫️申込:公式サイト上の各会場の「申込はこちら」よりgoogleフォームにご記入ください。
※申込多数の場合、抽選。参加可否は、開催2日前までにご連絡いたします。
※ご家族で申し込みされる場合は、お手数ですが一人ずつご記入ください。
⚫️その他
・小学生〜高校生の方も、子ども向けグループや中高生向けグループで、話し合いに参加できます。※会場により、未成年だけのグループでなく大人と一緒のグループになる可能性がありますのでご了承ください。
・乳幼児や小学校低学年の子どもに関しては、子どもスペースがあります。絵本、おもちゃなどを用意し、有志の方々にお手伝いいただいて滞在中の子どもを見守ります。抱っこしながらの参加等も問題ありませんので、子育て中の方もご参加ください。
●ゲスト紹介(敬称略)※各会場によって参加するアドバイザリーボードは変更となる可能性があります。
安宅和人(慶應義塾大学環境情報学部教授、LINEヤフー株式会社シニアストラテジスト)
富山県水橋の海沿い出身。能登を毎日見て育つ。データサイエンティスト協会理事・スキル定義委員長。一般社団法人 残すに値する未来(風の谷を創る運動)発起人。国交省や環境省の基本計画の壁打ちに加え、科学技術及びデータ×AIに関する公的検討に多く携わる。イェール大学脳神経科学PhD。著書に『イシューからはじめよ』(英治出版)、『シン・ニホン』(NewsPicks)ほか
菅野拓(大阪公立大学大学院 文学研究科 准教授)
大阪市立大学大学院文学研究科後期
博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は人文地理学、都市地理学、防災・復興政策。災害対応やNPOの活動を継続的に調査・実践。近著に『つながりが生み出すイノベーション―サードセクターと創発する地域―』、『災害対応ガバナンス―被災者支援の混乱を止める―』(いずれもナカニシヤ出版)。内閣府「被災者支援のあり方検討会」委員など。
高橋博之(株式会社雨風太陽 代表取締役)
1974年、岩手県花巻市生まれ。青山学院大卒。 岩手県議会議員を経て、2013年NPO法人東北開墾を立ち上げ、世界初の食べもの付き情報誌「東北食べる通信」を創刊。2016年にスマホアプリ「ポケットマルシェ」を開始し、約70万人の都市の消費者と約7900人の地方の生産者をつなぐサービスに。「関係人口」提唱者として、都市と地方がともに生きる社会を目指す。
太刀川英輔(NOSIGNER代表 )
明日の希望につながるプロジェクトを手掛けるデザインストラテジスト。モノ・空間・平面のデザインを横断し、100以上の国際賞を受賞。生物の適応進化から創造性の本質を学ぶ「進化思考」の提唱者。主なプロジェクトに、東京防災、PANDAIDなど。主著『進化思考』(海士の風、2021年)は第30回山本七平賞を受賞。JIDA理事長。WDO理事。金沢美術工芸大学客員教授。
藤沢烈(一般社団法人RCF 代表理事)
一橋大学卒業後、マッキンゼー日本支社を経て、東日本大震災後、RCFを設立し災害復興に関する情報分析や事業創造に取り組む。現在は、全国での復興事業及び地方創生事業を、行政や企業など多様なセクターとの連携を通じ展開している。復興庁復興推進委員、ふくしま12市町村移住支援センター長を兼務。
今村久美(認定NPO法人カタリバ代表理事)
2001年にカタリバを設立し、様々な教育活動を行う。311以降は「震災の悲しみを、強さに変える」をめざし、8回の災害で専門チームによる支援を実施。能登の震災でも「できることがあれば全部やる」想いで取り組む。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。中央教育審議会委員。著書に「NPOカタリバがみんなと作った 不登校ー親子のための教科書」(ダイヤモンド社、2023年)」
■運営体制
主催: 石川県(石川県令和6年能登半島地震復旧・復興アドバイザリーボード会議
地域ワーキンググループ)
運営事務局: のと未来トーク運営事務局(認定NPO法人カタリバ内)
※ 石川県令和6年能登半島地震復旧・復興アドバイザリーボードとは、能登半島地震からの復旧・復興にあたり、幅広い見地から専門的・技術的な意見を聴取するため、地元の高等教育機関における有識者や、過去の震災で復旧・復興支援に携わったことのある県外の有識者メンバーです。アドバイザリーボード会議では、被災地の事業者や住民とも対話を重ねながら、およそ3か月後をめどに復興プランの策定を目指しています。
【団体紹介】認定特定非営利活動法人カタリバ
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立:2001年11月1日
代表:代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
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