【電子契約導入時に大企業の情シスが気にするポイント】第2位の「導入コスト」を抑えて第1位に浮上したのは「セキュリティの水準」
～重視するポイントが異なることで「部署間で対立」するケースも～
■調査サマリー
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■調査概要
調査概要：大企業の電子契約導入に関する意識調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2023年9月4日〜同年9月5日
有効回答：勤務先の電子契約システム導入に携わった経験のある大企業（従業員数1,000名以上）の情報システム担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■電子契約システムを導入する際の気にするポイント、「セキュリティの水準」が70.0%で最多
「Q1.お勤め先へ電子契約システムを導入する際に、特に気にするポイントを教えてください。（上位3つまで）」（n=110）と質問したところ、「セキュリティの水準」が70.0%、「導入コスト」が58.2%、「他ツールとの連携」が37.3%という回答となりました。
・セキュリティの水準：70.0%
・導入コスト：58.2%
・他ツールとの連携：37.3%
・機能性の充実：26.4%
・操作が容易：22.7%
・サポート体制：20.0%
・他社導入実績：9.1%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：1.8%
■電子契約システムを導入する際に、セキュリティの水準を特に気にする理由、「個人や法人のプライバシー保護のため」が74.0%で最多
Q1で「セキュリティの水準」と回答した方に、「Q2.電子契約システムを導入する際に、セキュリティの水準を特に気にする理由を教えてください。（複数回答）」（n=77）と質問したところ、「個人や法人のプライバシー保護のため」が74.0%、「契約内容の改ざんを防止するため」が55.8%、「今後セキュリティ対策が益々重要になってくるため」が53.2%、「情報漏洩は経済的な損失が大きいため」が53.2%という回答となりました。
・個人や法人のプライバシー保護のため：74.0%
・契約内容の改ざんを防止するため：55.8%
・今後セキュリティ対策が益々重要になってくるため：53.2%
・情報漏洩は経済的な損失が大きいため：53.2%
・取引先との信頼性を向上させるため：50.6%
・業界規制とコンプライアンスを遵守するため：29.9%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：0.0%
■「全社的に使用し続けるための信頼性の高さ」や「サイバーテロ等外部からの攻撃やコンピュータウィルスへの対処」などの理由も
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、電子契約を導入する際にセキュリティの水準を特に気にする理由があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=77）と質問したところ、「全社的に使用し続けるための信頼性の高さ」や「サイバーテロ等外部からの攻撃やコンピュータウィルスへの対処」など35の回答を得ることができました。
＜自由回答・一部抜粋＞
・全社的に使用し続けるための信頼性の高さ。
・サイバーテロ等外部からの攻撃やコンピュータウィルスへの対処。
・社会的信用を得られるように対応する方針。
・コンプライアンスのため。
・改ざん、漏洩は最低限守らなくてはならない事柄なので、絶対守らないといけない。
・金融機関のため、金融庁からの質問に回答できることが前提。
・今後も電子契約を利用し続けるため。
・契約と言う行動の性質上、完全性が担保される必要がある。
■6割以上が導入する際に、「他部署」と「対立した経験がある」と回答
Q1で「セキュリティの水準」と回答した方に、「Q4.あなたは電子契約システムを導入する際に、気にするポイントが「他部署」と異なり対立した経験がありますか。」（n=77）と質問したところ、「かなりある」が32.5%、「ややある」が29.9%という回答となりました。
・かなりある：32.5%
・ややある：29.9%
・あまりない：19.5%
・全くない：18.2%
■「他部署」が気にするポイント、「操作が容易」や「他ツールとの連携」など
Q4で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q5.電子契約システムの導入において、「他部署」が気にするポイントはどのようなことでしたか。（上位3つまで）」（n=48）と質問したところ、「操作が容易」が52.1%、「他ツールとの連携」が52.1%、「導入コスト」が45.8%という回答となりました。
・操作が容易：52.1%
・他ツールとの連携：52.1%
・導入コスト：45.8%
・顧客にとっての使いやすさ：33.3%
・サポート体制：29.2%
・社内コンプライアンス：18.8%
・他社導入実績：6.2%
・その他：0.0%
・わからない/答えられない：2.1%
■満足度、「5（半々程度）」27.3%で最多
「Q6.お勤め先で現在使用している電子契約システムの満足度について、1～10の数値で教えてください。」（n=110）と質問したところ、「5（半々程度）」が27.3%、「8」が21.8%という回答となりました。
・1（全く満足していない）：0.9%
・2：0.9%
・3：1.8%
・4：5.5%
・5（半々程度）：27.3%
・6：8.2%
・7：17.3%
・8：21.8%
・9：5.5%
・10（非常に満足している）：8.2%
・わからない/答えられない：2.7%
■導入中の電子契約システムの課題・不満、「管理に手間がかかる」「ワークフローが複雑化している」など
Q6で「10割（非常に満足している）」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.導入中の電子契約システムに関して、課題・不満に感じていることがあれば、教えてください。（複数回答）」（n=98）と質問したところ、「管理に手間がかかる」が46.9%、「ワークフローが複雑化している」が46.9%、「維持コストがかかっている」が40.8%という回答となりました。
・管理に手間がかかる：46.9%
・ワークフローが複雑化している：46.9%
・維持コストがかかっている：40.8%
・セキュリティに不安がある：23.5%
・サポートに乏しい：13.3%
・操作が難しい：12.2%
・その他：1.0%
・わからない/答えられない：3.1%
■「コスト」や「操作が重い」などの理由も
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、導入中の電子契約システムに関して、課題・不満に感じていることがあれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=95）と質問したところ、「自社用のカスタマイズに限界(制限)がある」や「操作が重い」など46の回答を得ることができました。
＜自由回答・一部抜粋＞
・コストがかかりすぎている。
・操作が重い。
・自社用のカスタマイズに限界(制限)がある。
・手続きが面倒。
・使いづらい。
・UIがこなれているとは言えず、サポート対応を要すること。
・便利な反面、作業が煩雑でまだ慣れない部分が多いからです。
■8割以上がセキュリティが最高水準かつコストパフォーマンスに優れた電子契約システムがあったら「リプレイスを検討したい」と回答
「Q9.あなたは、セキュリティが最高水準かつコストパフォーマンスに優れた電子契約システムがあったらリプレイスを検討したいと思いますか。」（n=110）と質問したところ、「非常にそう思う」が30.9%、「ややそう思う」が50.1%という回答となりました。
・非常にそう思う：30.9%
・ややそう思う：50.1%
・あまりそう思わない：13.6%
・全くそう思わない：1.8%
・わからない/答えられない：3.6%
■まとめ
今回は、勤務先の電子契約システム導入に携わった経験のある大企業（従業員数1,000名以上）の情報システム担当者110名を対象に、電子契約導入に関する意識調査を実施しました。
電子契約システムを導入する際の気にするポイントとして、情報システム担当者は個人や法人のプライバシー保護のため、「セキュリティの水準」が最重要と考えていることが明らかになりました。しかし社内で他部署と導入する際に重視するポイントが合わず、対立することが多いという結果がでました。導入中の電子契約システムにおいて「管理に手間がかかる」「ワークフローが複雑化している」などが課題・不満として挙げられました。また、セキュリティが最高水準かつコストパフォーマンスに優れた電子契約システムがあったら「リプレイスを検討したい」と8割以上が回答しました。
セキュリティが最高水準かつコストパフォーマンスに優れた電子契約システムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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■会社概要
会社名 ：株式会社ＮＸワンビシアーカイブズ
設立 ：1966年4月1日
代表者 ：代表取締役社長 林田 直也
所在地 ：東京都港区虎ノ門4-1-28（虎ノ門タワーズ オフィス）
事業内容 ：データ・ソリューション事業・保険代理店事業 （生命保険・損害保険）
URL ：https://www.wanbishi.co.jp/
本リリースに関する問い合わせ先
株式会社ＮＸワンビシアーカイブズ 経営企画部 広報担当 日野・河池
TEL：03-5425-5400 E-mail：koho@wanbishi.co.jp
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