株式会社みんがくが三重大学のメタバース有造館を活用した高大連携プログラムのサポート業務を実施
教育×生成AIをテーマに、教育サービス開発を⼿掛ける株式会社みんがく(本社:東京都⽬⿊区、代表取締役:佐藤雄太)は、国立大学法人三重大学(所在地:三重県津市/以下 三重大学)宮下伊吉准教授、鈴木伸哉助教が担当する、メタバース有造館を活用した高大連携プログラムにおけるサポート業務を実施したことを報告いたします。
地域の課題探究に取り組む高校生をメタバース空間内でサポートするプログラムにおいて、生成AIの活用を支援いたしました。
【高大連携プログラムの実施内容】
三重県内の公立高校文理探究コースで学ぶ高校2年生35名が8グループに分かれ、ビジネスプランを考えるという探究活動において、三重大学のメタバース有造館に接続して三重大生に質問し、文理探究メンターである三重大生が「スクールAI」を活用してメタバース内で回答するやりとりを各グループ2回実践しました。
※オンライン(メタバース有造館)で、かつ限られた時間での、高校生からの疑問や相談に対しての回答を大学生が考える手段として「スクールAI」を活用。高校生にも分かりやすい内容になるようあらかじめプロンプトで調整して臨機応変に対応。
高校生の8グループは、7月30日に三重大学に来学し、三重県内の自治体(市役所)等の地域関係者の前でグループプレゼンを行いました。
■ 宮下伊吉准教授からのコメント
今回のプロジェクト「メタバース有造館を活用した高大連携プログラム」の成果は、地域の課題探究に取り組む高校生をメタバース空間内で三重大生が生成AIを活用しながらサポートすることができたことです。プログラム実施にあたり、文理探究メンターとして協力いただく三重大生に対して、生成AIに関する事前講習の講師を、教育×生成AIのサービス開発プラットフォーム「スクールAI」を展開している(株)みんがく代表 佐藤雄太氏に依頼するとともに、「スクールAI」を実際に利用するにあたり、適切な助言もいただくことができました。特に、高校生の探究活動への自主的な取り組みにつながるようにするために、生成AIのプロンプト(指示・命令文)の設定をどのように調整すれば、意図した回答が出力されるかをあらかじめ試行錯誤することができたことがとても助かりました。
【教育におけるAI活用の可能性について】
社会でのAI活用が広がっていくことで今後さらに教育におけるAI活用の可能性が高まると考えています。特に高校生が生成AIを活用するにはまだ様々なハードルがあるほか、大学生も事前の理解が必要であるため、生成AIを活用するにあたり、注意すべき点も含めたメリットデメリットなどの理解や実際に試してみることができる環境が必要ではないでしょうか。
■ 鈴木伸哉助教からのコメント
高大接続の特別プログラムとして、三重県内公立高校の探究学習支援を実施し無事プレゼンを終えることができました。地域の関係者にも発表を聞いていただき、好意的なコメントをいただくことができました。発表に至るまでの過程において、高校生からの相談や質問への対応は三重大学の学生に協力してもらいましたが、生成AIについて前もって理解を深めてもらうために、みんがく様にはセミナーで講師をしていただきました。私ども教員にも打合せを通じて生成AIやスクールAIの利用についてのアドバイスを多くいただき、大変参考になりました。
【教育におけるAI活用の可能性について】
まだ万能ではなく、得意不得意があり、それを見極める能力や適切な利用法の習得が求められるのが現状ではないでしょうか。リテラシーとして身に着けさせるなど、今後はAI活用教育のような新しい分野も広がっていく可能性がありますので、注目していきたいと考えております。
■ 国立大学法人三重大学について
『三重から世界へ 世界から三重へ 未来を拓く地域共創大学』
地域に根ざし、世界に誇れる教育・研究に取り組み、人と自然の調和・共生の中で、社会との共創に向けて切磋琢磨することを、基本理念としています。
■ 株式会社みんがくについて
株式会社みんがくは、「次世代の教育のスタンダードを創る」をビジョンに掲げ、「教育×テクノロジー」をテーマに現場課題と向き合う会社です。もともと、全国の教育者が協力して運営していた合同オンライン自習室から始まったプロジェクトが発展し、会社となりました。その後も、教育サービスの開発事業、教育機関へのコンサルティング・研修事業、教育メディア事業など「教育×テクノロジー」を軸に幅広く事業を展開しています。現在では、教育×生成AIのサービス開発プラットフォーム「スクールAI」の開発に注力しています。
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