【未来データレポート 2025年1月版】 大学受験本番!大学全入時代でも高校1年からの受験対策が当たり前に?高校3年生は「奨学金」関連の予定が増加傾向に
〜高校1・2年生の「塾」関連予定数は高校3年生の約8割「オープンキャンパス」関連予定数は年々増加〜
株式会社TimeTree(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:深川 泰斗)の社内研究所『TimeTree未来総合研究所』(https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute)は、TimeTreeユーザーの予定動向をまとめた「未来データレポート」の2025年1月版を公開したことをお知らせいたします。
1月は17・18日に共通テスト、下旬からは私大入試と2月からの国公立二次試験が控え、まさに大学受験の天王山とも呼べる時期です。
今回の未来データレポートでは、大学受験に関連した高校生の予定データを分析し、近年の大学受験の実情を明らかにしていきます。
■分析データについて
・2020年1月1日~2024年12月31日の期間に、高校1~3年生だったユーザーによって作成されたデータを対象として分析
・分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しています
早めの受験対策が当たり前?高1・高2の「塾」関連予定は高3の約8割、「オープンキャンパス」関連予定もコロナ禍が明け右肩上がりに
少子化の影響で「大学全入時代」が到来すると随分前から言われています。実際、文部科学省の調査(※1)によると、昨年行われた大学入試では大学入学者の総計が募集定員の総計を下回ったとされます。
しかし、今の高校3年生が1年生だった2022年度からの「塾」に関連する予定登録状況を集計してみると、登録予定1万件あたりの「塾」関連予定の出現数は2022年度から2024年度まで変わらず、高校1年時点から高校3年の8割近い「塾」関連予定が登録されていることがわかりました。
今後大学全入時代が到来しても、塾に通ってでも入学したい入試難易度の高い大学については、早めからの受験対策が行われると想定されます。
(※1)文部科学省「令和6年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」
また、大学受験までに多くの人が登録する「オープンキャンパス」の予定についても、直近3年の高校1~3年生の予定登録状況を比較してみると、高校3年生は一定の高い水準で推移し続けているのに対し、高校1・2年生は、右肩上がりに予定数を増やし続け、特に高校2年生のオープンキャンパス予定については高校3年生に迫る水準に達していることがわかりました。
高校1・2年生はコロナ禍でオープンキャンパスの予定が一度激減したものの、近年は総合型選抜や推薦入試の出願条件にオープンキャンパスへの参加を義務付けている大学もあり、早めの入試対策の一環としてオープンキャンパスの予定数が増加していることが推測されます。
お金のやりくりでも受験生は奮闘。「奨学金」関連予定は5年で58.2%増
続いて勉強以外で多くの受験生が抱えがちな「お金」の悩みに関連した予定として、「奨学金」の関連予定についても分析しました。
近年学生の半数以上が「奨学金」を受給している(※2)と言われますが、直近5年間の高校3年生の予定を調べてみたところ、年々「奨学金」を含む予定の登録数が増加していることが見てとれました。
(※2)日本学生支援機構「令和4年度学生生活調査」
これに加え、授業料に大きな違いのある国公立大学と私立大学に関する予定動向を見るために、旧帝大と言われる国立大学と主要な私立大学の大学名の登録予定数を分析すると、ここ5年で国立大学の予定数には変化の傾向は見られないのに対し、私立大学の予定数は右肩上がりに増えていることがわかりました。
「奨学金」予定数が増加している背景には近年の物価高による影響など、さまざまな要因が考えられますが、こうした私立大学受験に関する近年の動向も「奨学金」予定が増加している一因かもしれません。
現在国立大学の授業料値上げなども議論されていることを踏まえると、今後「奨学金」関連の予定はさらに増えていくことが予想されます。
長く厳しい受験期間もあとわずか。高校3年最後には楽しい予定がたくさん!
ここまで高校生の受験の大変さがよくわかる予定をたくさん見てきましたが、最後に昨年度の高校3年生が受験後に登録していた3月の予定に注目してみました。
2024年3月に登録されていた登録数上位50件の予定を抽出すると、「バイト」や「旅行」「遊び・レジャー」「免許取得」などの予定が多く登録されていました。それまで勉強に専念していた分、最後の高校生活は思う存分やりたいことを楽しんでいるような高校生活が垣間見えました。
TimeTree未来総研所長 深川泰斗コメント
昨今大学受験は多様化しており、推薦入試や総合型選抜などの「年内入試」で大学に進学する人がたくさんいると言われています。しかし、以前と変わらず一般選抜で多くの方が大学を受験していることも事実です。
今回の調査からは、勉強面でも勉強以外の面でも、頑張る受験生の姿が垣間見えました。少子化が進み大学受験者数が募集定員を割ったとしても、希望する大学への入学に向けて受験生が勉強を頑張ることは変わらないでしょう。
TimeTreeはみなさまの日常をサポートするカレンダーサービスとして、受験生の皆様がそれぞれ大輪の花を咲かせて充実した予定をたくさん登録してくださることをお祈りしています。
TimeTree未来総研について
TimeTree未来総合研究所は、全世界の登録ユーザー数が6,000万人を超えるカレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録された100億超の予定データを統計的に分析するTimeTreeの社内研究所です。多様性に溢れ、先の読めない時代においても、みなさまが納得して未来を選べるきっかけをつくるために、予定データから見える世の中の動きや未来の兆しを発信しています。
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TimeTree未来総研Webサイト:https://timetreeapp.com/intl/ja/future-research-institute
予定データを活用したTimeTreeの広告サービスについては、以下をご確認ください。
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「予定」にターゲティングできる広告ソリューション「TimeTree Ads」 https://timetreeapp.com/intl/ja/ads
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未来データをもとにユーザーのモーメントをとらえた広告配信を実現する「MIRAI_DSP」https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-10-04/mirai-dsp
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」とは
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、共有とコミュニケーションを前提にしたカレンダーサービスです。家族、パートナー、サークル、職場など複数人数の予定共有が簡単にできて、目的に応じたカレンダーを複数つくることができます。2015年3月24日よりサービスの提供を開始、2024年10月には全世界で登録ユーザー数が6,000万を突破しました。「スマホの中の壁掛けカレンダー」として、ユーザーのみなさまの毎日の生活の中で幅広くご利用いただいています。
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