シードVCのジェネシア・ベンチャーズ、「Genesia Venture Fund 3号投資事業有限責任組合(3号ファンド)」を総額150億円で組成完了
プレシード/シード期のスタートアップを対象とした投資と経営支援を継続、およびインド投資を開始
1、2号ファンドに続き、日本と東南アジアのプレシード/シード期のスタートアップへの投資と経営支援に特化すると共に、一社あたりの投資金額増(追加投資を含む)、またフロンティアテック領域への投資、および投資エリアの拡大(インド投資の開始)とアクションを拡げ、大きな産業を生み出すことに挑戦するスタートアップに十分なリスクマネーを投資できる体制を構築してまいります。
【ジェネシア・ベンチャーズについて】
ジェネシア・ベンチャーズは、プレシード/シード期のスタートアップへ投資と経営支援を行う、独立系のベンチャーキャピタルです。
日本(東京)・インドネシア(ジャカルタ)・ベトナム(ホーチミン)の3拠点を構え、アジア全域において、スタートアップ・事業会社・投資家・政府・自治体・非営利団体など、社会を形成するすべてのステークホルダーとともに、持続可能かつ大きな産業を生み出すプラットフォームの構築に取り組んでいます。
【1号および2号ファンドの投資実績】
2017年12月に総額40億円で組成完了した1号ファンドからは、日本ではHRBrain・助太刀・タイミー・フォトラクション・Baseconnectなど、東南アジアではQoala・Docquity・boboboxなど、日本と東南アジア地域(主にASEAN主要国)のプレシード/シード期のスタートアップ47社(国内35社、海外12社|2023年4月末時点)に投資いたしました。
また、2020年10月に総額80億円で組成完了した2号ファンドからは、日本ではScheeme・テックドクター・FastLabel・HOKUTO・ROUTE06など、東南アジアではKamereo・BUYMED・Manabie・Sinbadなど、日本と東南アジア地域(主にASEAN主要国)のプレシード/シード期のスタートアップ59社(国内41社、海外18社|2023年4月末時点)に投資いたしました。
【3号ファンドについて】
このたび、ジェネシア・ベンチャーズは、「Genesia Venture Fund 3号投資事業有限責任組合」(以下:3号ファンド) を総額150億円で組成完了いたしました。
当ファンドへの出資者は、以下の皆さまと非公開の国内の機関投資家および個人投資家です。※アルファベット順|敬称略|一次募集完了時に社名公開した企業を含みます
キャナルベンチャーズ株式会社(代表取締役:朝田 聡一郎 本社:東京都江東区)が運営するCVCF2投資事業有限責任組合
株式会社Cygames(代表取締役:渡邊 耕一、本社:東京都渋谷区)
ベンチャーファンド投資株式会社|日本政策投資銀行グループ(代表取締役:内山 春彦、本社:東京都千代田区)
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ(代表取締役:吉田 泰彦、本社:福岡県福岡市)
グリーベンチャーズ株式会社(代表取締役社長 相川 真太郎、本社:東京都港区)が運営するGREE LP Fund JP1号投資事業有限責任組合
JA三井リース株式会社(代表取締役 社長執行役員:新分 敬人、本社:東京都中央区)
株式会社産業革新投資機構(代表取締役社長CEO:横尾 敬介、本社:東京都港区)
三井住友信託銀行株式会社(代表取締役:大山 一也、本社:東京都千代田区)
みずほキャピタル株式会社(代表取締役社長:大町 祐輔、本社:東京都千代田区)
株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、本社:東京都千代田区)
株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ(代表取締役社長:豊福 力也、本社:千葉県浦安市)
株式会社ウィザス(代表取締役:生駒 富男、本社:大阪府大阪市)
■出資企業代表者様、担当者様からのメッセージ
キャナルベンチャーズ株式会社 代表取締役 朝田 聡一郎様 |
DBJキャピタル株式会社 代表取締役 内山 春彦様 |
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 代表取締役 吉田 泰彦様 |
グリーベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 相川 真太郎様 |
JA三井リース株式会社 執行役員ICT事業本部長 鶴田 己起様 |
株式会社産業革新投資機構 ファンド投資室 ご一同様 |
三井住友信託銀行株式会社 常務執行役員 坂上 雄彦様 |
みずほキャピタル株式会社 代表締役社長 大町 祐輔様 |
株式会社みずほ銀行 常務執行役員 大櫃 直人様 |
株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ ご一同様 |
株式会社ウィザス ご一同様 |
■主な投資対象領域
1) デジタル・トランスフォーメーション(DX)
産業のビジネス・ストラクチャーをアップデートするXaaS、多重構造を解消するプラットフォーマーなどのデジタル・トランスフォーメーション周辺領域
2) ニューエコノミー
個人のエンパワーメントや顧客体験の最適化、循環型経済を実現するOMO、C2C(EC、SERVICE)、シェアリングエコノミー、非中央集権型プラットフォームなどのニューエコノミー周辺領域
3) メディア・エンターテインメント
個人の興味関心が多様化する中で、人々の心を動かす体験価値を提供するメディア、コンテンツ、VR/ARなどのメディア・エンターテインメント周辺領域
4)フロンティアテック
ロボティクス、デジタルツイン、宇宙分野などの新たな産業や、情報科学の応用が生み出す革新的なデジタル・イノベーション周辺領域
■今後の展望
ジェネシア・ベンチャーズは引き続き、スタートアップエコシステムの発展を支援する活動を続けてまいります。
▽スタートアップ創出のための取り組み
起業未経験者がスタートアップを創業するハードルは、未だ決して低いとは言えません。私たちは、注目事業領域についての情報発信や出資を前提としないフラットな起業支援プログラムなどを通じて、地域・環境・年齢・ジェンダーを超えた新しい産業や事業創造の機会を提供してまいります。
<事業のネタ帳> 注目領域・事業アイデアの公開
https://www.genesiaventures.com/category/insights/idea/
<Entrepreneurs Academy> 起業支援プログラム(※第一期の募集は終了)
https://entrepreneursacademy-gv.com/
▽スタートアップの成功確率・企業価値最大化のための取り組み
事業・組織・資本政策など、スタートアップ経営には様々な課題がつきまといます。その中で少しでも事業の成功確率を高めるためのインタビューコンテンツなどの発信を積極的に行ってまいります。また、投資支援先向けに、組織アセスメントの提供も行っています。
<創業の軌跡> 先輩起業家・経営者のナレッジ共有
https://www.genesiaventures.com/category/insights/podcast/
<Players > スタートアップに関わるPlayersのビジョンの言語化
https://www.genesiaventures.com/category/story/players/
<Collaboration> 大企業とスタートアップの連携事例の共有
https://www.genesiaventures.com/category/story/collaboration/
<G-Owl> 投資支援先に対する組織アセスメントの提供
https://www.genesiaventures.com/gowl-release/
▽ESGソリューションの提供
持続的な経営を実現する上で欠かせないESGの視点はスタートアップにも求められていますが、リソース不足などにより十分な取り組みができないのが現状です。そのような投資支援先に向けて、勉強会やハラスメント相談窓口の設置など、実践的なソリューションを提供しています。
<ESG> ESG経営についての情報共有、カンファレンスの開催
https://www.genesiaventures.com/category/insights/esg/
<ESG> ESGソリューションの提供
https://www.genesiaventures.com/esg-solution/
▽投資エリアの拡大
2023年内を目途にインド事務所の立ち上げを実施し、グローバルに事業展開するスタートアップへの投資も加速させていく予定です。
【経営チームからのコメント】
代表取締役 / General Partner 田島 聡一
これまで私たちは、「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する」というビジョンに向かい、ベンチャーキャピタルとしての6つの挑戦(循環型経済、豊かな生き方、情報・機会の均等、叡智の発揮、共存・共生、健やかな社会)を掲げ、これらのテーマに取り組む、日本・東南アジアを中心とした140社を超えるスタートアップに投資・伴走してきました。合わせて、私たちは「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションを掲げていますが、これらはアジア全域において、社会を形成するすべてのステークホルダーとともに、持続可能かつ大きな産業を生み出すプラットフォームの構築を目指す取組みであると同時に、大きな産業を生み出すことに挑戦するスタートアップの成功確率・企業価値の最大化に必要な、あらゆるナレッジやネットワークを提供するための取組みでもあります。具体的なアクションとして、PPM(Portfolio & Partnership Management)チームを中心に、監査法人・証券会社・事業会社や、地方自治体・地域金融機関や大学をはじめとしたステイクホルダーとの関係構築に積極的に取り組んでおり、投資支援先のニーズにしっかり応えていくことはもちろん、すべての人に豊かさと機会をもたらす産業創造プラットフォームの実現に積極的に取り組んでいきます。
General Partner / 海外投資責任者 鈴木 隆宏
海外投資チームが主戦場としている東南アジアのスタートアップ市場は、資金調達総額・件数共に日本市場を遥かにしのぐ規模へと成長しています。また近年は、域内各国の優秀な起業家のみならず、インド人・欧米人など多様な国籍の起業家が東南アジア市場で挑戦し始めています。合わせて、ベンチャーキャピタルに関しても、東南アジア域内の投資家のみならず、北米・インド・韓国・中華圏・欧州と多くの国や地域のベンチャーキャピタルが東南アジアに進出しており、中でも東南アジアとインドにおけるスタートアップエコシステムがシームレスになりつつあると感じています。そのような外部環境の変化や、インドのスタートアップエコシステムの巨大なポテンシャルを鑑み、本年度中にインドに投資拠点の開設を予定しています。我々の主戦場でもある東南アジアでの強みをより一層磨いていくと共に、インドにおいても東南アジア・日本に精通しているユニークなベンチャーキャピタルとして、大きな成果を生み出すべく覚悟を持って取り組むと同時に、私たちが掲げている「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションの実現に向けて、日本・東南アジア・インドを結ぶ架け橋となり、地域間連携や、スタートアップと大企業の共創を促進していきます。また、国内外の多くの起業家に伴走させて頂く中で、日本人起業家もグローバル市場で大きな事業を創造できると確信しており、海外に根を張るチームを持つ日本発のベンチャーキャピタルとして、グローバルで大成功する日本人起業家によるスタートアップの挑戦・創出もサポートしていきたいと考えています。
Partner / Chief Sustainability Officer 河合 将文
私たちは、環境テクノロジーなどサステナビリティ領域への積極的な投資に加え、投資先スタートアップの持続的な事業成長を支援するため、人的資本の強化や適切なガバナンス体制の構築を中心に、投資先企業のESG経営をサポートしています。そして、このような支援活動を体系的に行うため、一昨年末のPRI署名及びESG投資方針の策定を皮切りに、投資検討時におけるESGチェックリストを活用した重要課題の特定や、投資後のエンゲージメント手法として弊社独自のサービスであるESGソリューションの提供を行うなど、実効性のある施策を積み重ねてきましたが、今後はKPI化やレポーティングの充実なども検討を進めています。また、3号ファンドからは、サステナビリティ領域も含めて、大学発ベンチャーなどディープテック企業への投資にも注力しており、これまで、宇宙、再生可能エネルギー、資源循環、微生物などの分野で投資を実行しています。グローバルで勝負できる優れた技術力を持つスタートアップをしっかりと支援できるよう、私たち自身も常にアップデートを繰り返し、新たな挑戦を続けていきたいと思っています。
【会社概要】
会社名 :株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
WEB :https://genesiaventures.com/
設立日 :2016年8月
代表者 :代表取締役/General Partner 田島 聡一
本社 :東京都港区北青山三丁目3番13号 共和五番館2F
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
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