観光庁:持続可能な観光推進モデル事業 【モデル構築】、「奥入瀬渓流サステナブルツーリズム推進事業」が採択されました。
観光庁の「持続可能な観光推進モデル事業」は、オーバーツーリズムの未然防止や地域の自然・文化や生業等の保全・活用にかかる「持続可能な観光の推進」であり、世界的な関心が高まり、インバウンド再開の中、観光関係者が一体となって取り組むべき喫緊の課題です。
観光庁においては、令和2年にUNWTO駐日事務所とともに開発・公表した「日本版持続可能な観光ガイドライン」(以下「JSTS-D」とする。)を活用し、持続可能な観光の普及・啓発を図っています。
本事業を通じて、観光を活用して持続的な地域マネジメントが期待できる地方公共団体・観光地域づくり法人(以下「DMO」とする。)等において、持続可能な観光地マネジメントに関するより強固な体制を確立することを目的に、[1]持続可能な観光の推進における優良モデルの構築のための専門家派遣等を通じた支援・JSTS-Dの指標に基づく実証事業等を行います。
事業背景
奥入瀬渓流と並行して走る国道102号には、観光シーズンには車が多く、渋滞や環境への影響を引き起こすなどの様々な問題が生じている。住民の生活路線でもあるため、観光シーズンの渋滞は住民の生活にも支障をきたしている。そのため、環境保全のためのバイパス事業が行われている。バイパスの開通後は、マイカー規制を行い、キャパシティコントロールを行うことが、「奥入瀬ビジョン」(平成30年、奥入瀬渓流利活用検討委員会)により決定している。
具体的な事業内容(予定)
①奥入瀬ビジョン及び現在検討されている奥入瀬渓流の事業計画のJSTS-D適合調査
平成30年に作成された「奥入瀬ビジョン」について、JSTS-Dの観点から適合を確認するとともに、奥入瀬十和田利活用協議会で検討されている事業計画についてはJSTS-Dの観点からも計画を位置づけられるよう検討を行う。
②エコロードフェスタにおけるサステナブルツーリズム意識調査
10月下旬に4日間行われるマイカー交通規制の実証実験である奥入瀬渓流エコロードフェスタにおいて、運営者ヒアリング及び参加者の意識調査を行う。
③グリーンスローモビリティにおけるサステナブル対応の検討
現在奥入瀬渓流において検討されているグリーンスローモビリティについて、よりサステナブルな運営のあり方について具体的なアドバイスを行うための専門家派遣を行う。
実施体制
本事業実施主体:一般社団法人 十和田奥入瀬観光機構
連携先:奥入瀬・十和田勉強会(奥入瀬十和田利活用協議会事務局:環境省十和田八幡平国立公園管理事務所、青森県道路課、青森県観光企画課、十和田市商工観光課)、奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクト実行委員会、十和田湖周辺交通渋滞対策協議会 等
【お問合せ】
一般社団法人十和田奥入瀬観光機構(TOWADA TRAVEL)
住所:〒034-0011 青森県十和田市稲生町15−3 アートステーショントワダ内
電話:0176-24-3006 (9:00~19:00)
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