神戸市の交通課題解決に向けた実証運行に、デンソーテンが参画
～回遊支援Webアプリ「Be Kobe Fun＋」を通じて、渋滞緩和と地域活性化に貢献～
株式会社デンソーテン(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:米本 宜司、以下デンソーテン)は、2025年11月7日より兵庫県神戸市中央区で開始された「神戸まちなかパーク＆ライド」実証運行※に参画しています。スマートフォン向け回遊支援WEBアプリ「Be Kobe Fun＋(プラス)」を開発・提供し、来街者のアプリ利用と人流データの分析を通じて、交通渋滞の緩和や地域の回遊性向上に貢献します。
【実証の背景と、デンソーテンの取り組み】
神戸市中央区の主要商業施設周辺では自家用車の利用割合が高く、慢性的な渋滞が発生しています。これにより、公共交通機関の遅延や、来街者の移動効率の低下が課題となっています。本実証では、来街者に対してアプリを通じてバスやシェアサイクルなどの代替移動手段を案内し、自家用車の利用抑制を促します。さらに、提携商業施設での買い物や、バス・シェアサイクルの利用に応じてデジタルスタンプを付与。一定数のデジタルスタンプを集めることで、駐車場の無料サービスなどの特典が受けられる仕組みを導入し、地域内の回遊性と消費の促進を図ります。
【スマートフォン向け回遊支援WEBアプリ「Be Kobe Fun＋」の特長】
デンソーテンでは、2023年より回遊性向上を目的としたアプリ「Be Kobe Fun!」を実証的に運用し、約1万人のユーザーデータを分析してきました。その知見を活かし、今回提供する「Be Kobe Fun＋」では、ユーザーの位置情報・天候・時間帯に応じて最適な移動手段や立ち寄り先を提案するリコメンド機能を搭載。よりパーソナライズされた体験を通じて、地域の魅力を再発見しながら、交通渋滞の緩和と地域経済の活性化に貢献します。
※本実証運行の取り組みは、国土交通省「交通空白」解消等リ・デザイン全面展開プロジェクトの一環として、「KOBEスマートシティ推進コンソーシアム」を主体とする「KOBEモビリティ共創協議会」が中心となり、官民連携で実施されている共創型プロジェクトです。都市交通の新たな可能性を探るこの取り組みにおいて、デンソーテンは技術面からその実現を支えています。
実証運行の概要
期間：2025年11月7日(金)～12月7日(日)
場所：神戸市中央区(三宮・元町・神戸・ウォーターフロント)
内容：対象駐車場に車を停め、ポートループ・LUUP(電動キックボード)・コベリン(シェアサイクル)などの交通手段と連携店舗を利用することで、デジタルスタンプを獲得。デジタルスタンプの獲得数に応じて駐車料金が割引され、最大で無料となる特典が受けられます。
「Be Kobe Fun＋」利用方法
1. 駐車場に掲載されたQRコードを読み取り、「Be Kobe Fun＋」にアクセス
Be Kobe Fun＋ URL: https://bekobefun.jp/
2. アプリ内で「神戸まちなかパーク＆ライドコース」に参加登録
3. 対象の交通手段や店舗を利用してデジタルスタンプを集める
4. デジタルスタンプ画面を係員に提示し、駐車料金の割引を適用
本取り組みにご関心をお寄せいただける事業者様は、ぜひ下記までお問い合わせください。
地域の交通課題解決や回遊性向上に向けた連携を、心よりお待ちしております。
KOBEスマートシティ推進コンソーシアム 賑わい創出プロジェクト
実証実験事務局（株式会社デンソーテン）
grm-tnip-bekobefun@jpgr.denso.com
デンソーテングループは、企業ビジョン「VISION2030」のもと、「人に寄り添うHMI」「環境にやさしい電動化」「クルマと社会をつなぐデータ連携」を軸に、クルマの魅力を高める“クルマの価値向上”に取り組んでいます。
交通事故ゼロやカーボンニュートラルといったモビリティ社会の課題解決を目指し、移動に関する困りごとの解消を通じて、人々の生活を豊かにする“生活の価値向上”にも貢献していきます。「環境にやさしい」「安心・安全な」モビリティ社会の実現に向けて取り組みを具体化してまいります。
今回の取り組みを通じて、以下のSDGsの達成を目指します。
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