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DHLジャパン株式会社
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DHL Global Connectedness Index (DHL国際連結性指数)2021年版を発表:コロナ禍において、グローバリゼーションはレジリエンス を証明

DHL国際連結性指数は、2021年に上昇傾向に。物品の貿易はパンデミック前の水準を上回るまでに急増。

DHLジャパン株式会社

10周年特別レポートでは、国際連結性指数と経済的繁栄の正の関係を強調し、連結性を高めるための重要な教訓を示唆しています。
シンガポール,  2021年12月1日: DHLおよびNYUスターン・スクール・オブ・ビジネスは、DHL国際連結性指数(GCI)の 2021年版を発表しました。今回で10版目となる当レポートは、国際的な貿易、資本、情報および人の流れを分析し、パンデミックがグローバリゼーションに与えた影響について新たな見解を示しています。本レポートでは、それぞれの国際化の流れごとに異なった傾向がある反面、国際連結性指数全般的には2020年は穏やかな減少にとどまり、2021年に上昇の傾向を示しています。しかしながら、新型コロナウイルスの”ストレステスト”により、長年にわたる脆弱性が明らかになっており、今後の注意が必要です。
 


「世界的な危機によって、グローバリゼーションの進展が危ぶまれるのではないかと多くの人が懸念を抱いていました。私たちは何年にもわたって世界中のあらゆる国際的な流れ(フロー)を分析してきましたが、パンデミックから1年半が経過した今、パンデミックはグローバリゼーションを崩壊させる要因にはならなかったということを断言できます。2020年に最初の落ち込みがあった後、DHL国際連結性指数は今年、すでに再び上昇に転じています」と、DHLエクスプレスCEO、ジョン  ピアソンは述べています。「貿易は世界の国々のライフラインとしての機能を果たし、中でもDHLエクスプレスは、ワクチンからオンラインショッピングまで幅広い分野で重要な役割を担いました」。

貿易や資本、情報、人の流れは、パンデミックによってそれぞれ異なった影響を受ける

パンデミック初期に急激に落ち込んだのち、物品の貿易は2020年末までにパンデミック以前の水準を超えて回復しました。世界的な物品の貿易は、2021年に新たな記録を立てています。海外直接投資の流れは、2020年の貿易水準よりも落ち込みましたが、2021年には完全に回復する見通しです。対面での交流がオンラインに向かったことで、2020年の国際的なデータの流れは急増しましたが、情報の流れにおけるグローバリゼーションの長期的な減速が解消されることはありませんでした。結果として、最も大きな影響を受けたのは国際的な人の流れであり、徐々に回復してきています。海外旅行は2020年に73%減少しましたが、2021年の半ばから回復の兆しが見られます。

「グローバルな流れにおけるレジリエンスは、朗報です。なぜなら、つながりのある世界は、新型コロナウイルスのパンデミックからの力強く持続可能な回復に向けた、ベストな展望をもたらすからです。危機が起こると、人々は当然国内の問題に対処をしなくてはという衝動に駆られます。しかしながら課題が困難であればあるほど、国内外の優れたアイデアやリソースを活用することが急務となります。」と、ニューヨーク大学のシニア研究員で、グローバル化に関するDHLのイニシアチブのダイレクターであるスティーブン・A・アルトマンは述べています。

「堅調な世界の貿易の流れと経済の回復は、引き続きアジア太平洋地域に成長の機会をもたらしており、2021年にはアジアの商品輸出量は2019年の水準を超えて14.7%、輸入量は9.4%に成長すると予想されます。2022年1月にRCEP(地域包括的経済連携協定)が発効されると、世界のつながりがさらに強まり、経済の回復と地域の繁栄に貢献することになります」と、DHLエクスプレス アジアパシフィックのCEO、ケン  リーは述べています。「世界の貿易が上昇傾向にある中で、2020年から2022年にかけて行う、アジアパシフィック地域内の陸上のインフラと航空ネットワーク増強のための約7億5,000万ユーロの投資は、エクスプレスサービスへの需要の増加に応え、グローバルな事業展開を目指すお客様をサポートします」。

2020年半ばからの国際貿易の急増は、貿易される物品の構成も通常とは大きく変化したにもかかわらず、当初の予測をはるかに上回りました。感染対策のための物品の貿易が急増した一方、その他の多くの物品の貿易は減少しました。また同時に感染拡大により、貿易がより地域化に向かうという予想に反して、2020年の貿易は平均で、より長距離間で行われました。資本、情報、および人の流れのデータでも、グローバリゼーションからリージョナリゼーションへのシフトを示す明確な証拠はありませんでした。

一方で、世界の最貧国ではいまだにグローバル化の回復から遅れをとっています。世界の貿易が新たな記録を立てた2021年の初期でも、一人あたりの所得が低いこれらの国々では、2019年よりも低い水準の貿易を行っていました。同様にこの期間、低所得国への海外直接投資は減少したのに対し、中・高所得国では大きく伸びました。世界の最貧国ではいまだ危険なほどつながりが断絶していますが、より強く幅広い世界とつながることが、新型コロナウイルスの危機からの回復を早めることになるでしょう。

スペシャル・レポートに見る、過去10年間のDHL国際連結性指数分析からの学び

DHL国際連結性指数の10年目の記念となる今回の特別レポートで、DHLとNYUスターン・スクール・オブ・ビジネスは、国際連結性と経済的繁栄の間には強い関連性があることを強調しています。本レポートでは、政策立案者がどのようにして自国の連結性に影響を与えることができるかを示しています。国の連結性を向上させるための5つの重要な分野は、平和と安全、魅力的な国内ビジネス環境、国際的なフローに対する開放性、地域の統合、そして社会支援です。特筆すべきは、魅力的な国内ビジネス環境が、伝統的な旧来のグローバル化政策よりもその国の国際連結性を高める可能性があることです。

本レポートでは、過去20年以上の間、連結性を向上させた、または強く維持してきた5カ国(メキシコ、オランダ、シエラレオネ、UAE、ベトナム)について調査しています。これらの国々がより優れた連結性を築くためにたどった様々な道筋に、万能な処方箋はないことを示していますが、その代わり、どの国もそれぞれの地域の状況に応じて最も意味のある国際的な機会を追い求めることができるのです。

手つかずの巨大な機会

どちらのレポートも、挫折を経ていかに現在の世界がグローバル化の世界的な記録に近いレベルを維持しているかを強調しています。同時に、グローバル化はまだ限定的であり、国や企業にとって未開拓の機会が多いことも示されています。多くのビジネス活動は依然として国境の内側で行われており、国境を越える流れは主に隣国間で行われています。現在のトレンドは、より広い世界とのつながりを強めることで得られる大きなチャンスがある未来を指摘しています。

DHL国際連結性指数(DHL Global Connected Index)について

DHL国際連結性指数は国際的な貿易、資本、情報、人の流れ(フロー)をベースにグローバル化を測る指標です。この指標は、各国の国内活動に対する国際的なフローの規模(いわゆる「深さ」)と、国際的なフローがグローバルに分散しているか、より狭い範囲に焦点を当てているか (いわゆる「幅広さ」)の両方を追跡測定している点でユニークです。このDHL国際連結性指数は、2001年から2020年の期間の国と国のフローに関する350万以上のデータポイントを網羅しています。

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DHLジャパン株式会社

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URL
https://dhlexpress.jp/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都品川区東品川 1-37-8
電話番号
03-5479-2786
代表者名
トニー カーン
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
1979年08月
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