企業年金制度「はぐくみ企業年金」加入者数8万人・導入法人数3,000社を突破

～全国金融機関との連携と資産形成機運の高まりを受け、1年間で加入者3万人増加と急拡大〜

株式会社ベター・プレイス

2024年12月18日 10時00分

「福祉はぐくみ企業年金基金」（以下、「はぐくみ企業年金」）を中心に、企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイス（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：森本新士、https://bpcom.jp/、以下、ベター・プレイス）は、2024年11月末時点で「はぐくみ企業年金」の加入者数が8万人を超え、さらに導入法人数が3,000社を突破したことをお知らせいたします。

「はぐくみ企業年金」は、主に福祉業界で働く方の将来の資産形成を支援することを目的として、2018年に確定給付企業年金法に基づき発足した企業年金基金です。

保育・介護等を含めた計6の業界団体から推奨基金として認定されているほか、大手地方銀行をはじめとした金融機関との連携強化により、今では福祉業界にとどまらず全国の中小企業に幅広く導入いただいています。基金設立から6年半で、加入者数80,633、導入法人数3,177、加入事業所数3,541*¹（2024年11月末現在）と、ともに拡大を続けており、加入者数は1年間で3万人増加、導入法人数は7ヶ月で1,000社増加と急拡大しています。

*¹ 同一法人内に複数の厚生年金保険の事業所を有するケースがあるため、当社では導入法人数と加入事業所数とで表記を分けています。

■加入者数拡大の背景

当社は、全国の金融機関と業務提携およびビジネスマッチング契約を結び、これらの機関を通じて全国の中小企業に「はぐくみ企業年金」をご案内しています。今年12月には24社目となる金融機関との提携を結び、特に地方の経営者の皆様に企業年金は従業員の資産形成をサポートするうえでパワフルな手段であるという認識を広めてまいりました。

また、当社が開発した企業年金DXシステム「はぐONE」によって、企業年金の事務手続きをDX化することで、労務担当者の負担を軽減しながら福利厚生の充実を図ることが可能な点が多くの経営者の方に評価されています。

さらに、インフレが続く社会情勢において、社会全体で資産形成に対する意識が高まっていることも加入者数増加の背景にあると考えています。

「はぐくみ企業年金」を導入した企業における従業員の平均加入率は70％*²を超えており、企業が従業員の資産形成をサポートすることで、従業員のエンゲージメントおよび定着率の向上が期待できます。

当社は、法人および従業員双方にとって使いやすく安心できる仕組みで資産形成をサポートすることで、今後も働く方々のウェルビーイングの向上に努めてまいります。

*² 平均加入率算出根拠

　期間：直近1年（2023年10月～2024年9月）の導入法人（1,602法人/1,665事業所）

　加入者数：実加入者／対象者数（被保険者数のうち加入できると判断された人数）

◾️「はぐくみ企業年金」のソーシャルインパクトについて

「はぐくみ企業年金」は、「まっとうに生きている人が、お金の心配をしないですむ社会をつくりたい」という思いのもと、投資になじみがなく金融資産を保有していない方々や、企業年金・退職金制度がない中小企業勤務の方々、育児や介護で仕事を中断することが多く正規雇用での就労が難しい方々などに対し、スマホひとつで簡単に加入できる資産形成の手段を提供することで、将来のお金の安心をお届けしています。

加入従業員データ

▶設立から6年半で加入者は8万人を超え、平均加入率は約71%。多くの従業員の方々から支持をいただいています。

▶これまで「投資」になじみがなかった方々に、資産形成手段をお届けしています。

加入者の半数以上が女性、加入者の約半数が10～30代の若い世代。「投資初心者」が6割超、年収400万円未満の方が6割超。無理なく始められる資産形成手段を提供。

※女性の割合、10代～30代の割合：当社システム上に登録情報のあるはぐくみ企業年金加入者　2024年11月現在

※今までの貯蓄・資産運用：2023年10月～2024年9月実施説明会にて、ベター・プレイスが行ったアンケートより

※年収の割合：当社システム上に登録情報のあるはぐくみ企業年金加入者　2024年11月現在

※加入の決め手、積み立てたお金の使い道：2023年10月～2024年9月実施説明会にて、ベター・プレイスが行ったアンケートより

▶エッセンシャルワーカーの方々・パート職員の方々へ、お金の安心をお届けしています。

・加入者の約4割が福祉・医療・教育分野のエッセンシャルワーカー。※業種問わず導入いただけます。

・加入者の10.5％がパート職員。世の中の企業年金加入者のうち、非正規雇用は3.9%であるのに比べ、「はぐくみ企業年金」は多くのパート職員の方々が加入。

※はぐくみ企業年金加入者の業種割合：当社システム上に登録情報のあるはぐくみ企業年金加入者　2024年11月現在

※パート職員が占める割合：当社システム上に登録情報のあるはぐくみ企業年金加入者　2024年11月現在

　企業年金加入者　下記を元に算出

　　・総務省統計局「労働力調査」2023

　　・令和元年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況「現在の会社における各種制度等の適用状況」　

導入法人データ

▶「中小企業」「福祉業界」への企業年金普及を推進しています。

導入法人のうち、約96%が従業員300名以下の中小規模法人*³。約4割の法人が福祉・医療・教育関連*⁴。

*³ 厚生年金被保険者数記録のある2018年4月～2024年9月現在までに契約・導入した2,849法人が対象

*⁴ 2018年4月～2024年9月現在までの実績

※はぐくみ企業年金加入法人の中小企業の割合：厚生年金被保険者数記録のある2018年4月～2024年9月現在までに導入した2,849法人対象

※はぐくみ企業年金加入法人の業種分類：2018年4月～2024年9月現在までの実績

地域別加入者数分布マップ

▶「はぐくみ企業年金」は地域を問わず、日本全国で加入者数を伸ばし続けています。

※2024年9月末時点

加入者の声

（サービス業女性）

「はぐくみ企業年金」の話を聞いて、もっと早く制度を導入してほしかったと思った。退職金が増えるという安心感もいいなと感じた。仕組みもシンプルでわかりやすく、運用慣れしていなくても入りやすいことも、加入を決めたきっかけとしては大きい。貯金ができるタイプではないので、積立の制度はとてもありがたい。

■「はぐくみ企業年金」について

現在我が国は、人口減少と超高齢化による「就労人口の減少」が進み、慢性的な人手不足の現状があります。また、若年労働者が企業を退職する理由は経済的な理由が最多*⁵であり、働く世代の老後の不安の第一位は「お金」*⁶となっています。

勤務する企業規模や居住する地域によって生じている経済格差、これは将来の資産形成、老後資金にも大きく影響しています。私たちは、中小企業とそこで働く方を支えるため、企業にも労働者にもメリットがある企業年金制度「はぐくみ企業年金」の導入を推進しています。

「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員（非正規雇用含む）でも役員でも加入可能な確定給付企業年金（DB）で、事業主側はコストを抑えながら企業年金・退職金制度を構築することができます。企業年金・退職金制度の充実が従業員満足度向上・離職率低下につながったというお声もいただいており、特に人手不足が深刻化している福祉業界において、人材定着をはかるための福利厚生のひとつとしてご好評いただいています。

従業員側のメリットには、難しい投資の知識が不要で、元本が保証されていることがあげられます。また、原則60歳以上にならないと受け取りができない企業型DC（企業型確定拠出年金）やiDeCo（個人型確定拠出年金）に比べて、年金として受け取れるほか、退職時や休職時、育児・介護休業時にも受け取ることが可能なため、育児や介護を将来に控える従業員から厚い支持を集めています。

サービス紹介サイトURL：https://bpcom.jp/hagukumikikin/

（出所）

*⁵ 厚生労働省　平成30年若年者雇用実態調査の概況

　https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_gaikyou.pdf

*⁶ 金融庁　金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」2019年6月

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html