【川西市】神様に感謝する正月の風物詩「とんど焼き」
日本一の里山・黒川で無病息災・五穀豊穣を願う
1月15日、川西市北部に位置する黒川地区内、黒川公民館横グラウンド(黒川字谷垣内295)で、恒例のとんど焼きが行われた。今年は12~14メートル超えるとんどを組み上げた。無病息災と五穀豊穣を願って黒川自治会主体で実施している。早朝にもかかわらず、地元住民だけでなく、近隣からも大迫力のとんど焼きを見るため、約50人が集まった。
黒川地区では、毎年小正月1月15日直近の休日にとんど焼きを行っている。この日は、早朝午前7時45分頃から住民らが集まり、しめ縄や門松などを次々ととんどに投げ込んだ。午前8時頃から火が入れられ、竹の破裂するパチパチという音と共に、天高く炎が舞い上がった。みるみるうちに火が上まで回り、「倒すぞ」の掛け声とともに、恵方である南南東へととんどが倒された。その圧巻の姿に見物者からは大きな歓声が上がった。
とんどには、竹のほか、米わらを使用。14日に地区の住民約15人が集まり、とんどの竹を組んで準備した。竹が組まれ、円錐状の形状となっている。前年は新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小してが、今年は例年の約12~14の高さに戻して実施した。黒川地区では、下火になった頃に、竹に鏡餅を差し込んで焼き、各自持ち帰り、ぜんざいや汁粉、雑煮などにするのが通例となっている。
2014年までは、地区内3カ所で行われていたとんど焼き。高齢化や、人口減少に伴い、続けることが難しくなった。そのため、現在は黒川公民館横1カ所で実施している。
参加者からは「こんなに大きなとんど焼きはなかなか見ることができないので、迫力があってすごくよかった。今年1年を良い年で迎えられる気がします」などと話していた。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像