【資本参画のお知らせ】物流プラットフォームを展開するハコベル、新たに環境エネルギー投資・SOMPO Growth Partners・JA三井リースの資本参画が決定
基盤事業の成長を促進し、運送事業者の経営を支援する新規事業開発を目指す
このたびハコベル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:狭間 健志、以下:ハコベル)は2025年1月31日(金)付けで、EEI5号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合を組成する株式会社環境エネルギー投資(本社:東京都品川区、代表取締役社長:河村 修一郎、以下:環境エネルギー投資)、SOMPO Growth Partners株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉武 啓道、以下:SOMPO Growth Partners)が運用するSGP1号投資事業有限責任組合、JA三井リース株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:新分 敬人、以下:JA三井リース)の3社が新たな株主として資本参画いただいたことをお知らせいたします。
■本資本参画の背景と目的
トラックドライバーの担い手不足や労働時間規制等による物流への影響が広く社会に認知された現在、物流効率化に向けたさまざまな議論や対策が着実に進みつつあります。一方で、国内物流を支える中小の運送事業者様やドライバー様の経営環境は厳しさを増しており、燃料価格や資材価格の高騰する経済情勢にあって、収益力の向上や業務効率化に日々経営努力を重ねておられるのが現状です。
当社はこれまでも、運送マッチング事業を祖業とし、荷主様に対し配車管理や配車計画等のシステム提供事業を推進してまいりました。また、運送事業者様・ドライバー様の経営をご支援するために「ハコベルサポーターズプログラム」を開始・展開してまいりました。当社は業界を問わないオープンなプラットフォームを目指し、事業推進しております。この展開をさらに進化させ、事業者様に一層の利便性をご提供する事業やサービスの開発を強く使命と感じ、このたびEEI5号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合、SOMPO Growth Partners、JA三井リースの3社に資本参画をいただく運びとなりました。
持続可能な社会の実現や、社会課題解決を図る革新的なビジネスを共創する姿勢は各社に共通しており、当社の目指す持続可能な物流の構築にご賛同とご支援をいただくこととなりました。
このたびの資本参画を受け、当社は運送マッチング事業・システム提供事業をさらに成長させ、お客様の輸送最適化に貢献してまいります。また、荷主様・運送会社様の両面のサポートにつながる新たな事業の開発を目指してまいります。
■出資者のコメント
株式会社環境エネルギー投資 代表取締役社長 河村 修一郎様
社会課題を解決しつつ飛躍的に成長できるスタートアップに投資をするインパクト投資のベンチャーキャピタルとして、日本の産業インフラである物流業界におけるプラットフォーマーとして成長を続けるハコベルに投資をさせていただきました。物流業界は、労働人口の減少による人手不足や、いわゆる2024年問題をはじめとした諸課題が多い業界ではあるものの、産業の大動脈として巨大な市場規模を有しております。ハコベル社のように、DXを推進しながら、業界に関わる各社が資本参加して業界横断的なプラットフォームを作り上げ、諸課題を解決していくというスタートアップに投資をすることで、更なるブラッシュアップと拡大を期待し、物流業界の持続的な発展に貢献できますと幸いです。
SOMPO Growth Partners株式会社 代表取締役 社長 吉武 啓道様
SOMPO Growth Partnersは、ハコベル社が提供する『ハコベル運送手配』や『ハコベル運送手配 PLUS』を中心とするサービスが、運航・業務の可視化や効率化、それに伴うドライバーの働き方改革に寄与することで物流業界が抱える多くの課題を解決する可能性を秘めているものと考えております。ハコベル社が目指す新時代の物流オープンプラットフォームは、物流業界全体を包括的に支えるインフラとして、社会全体に新たな価値を提供するものと捉えており、これは当社のミッションである、社会課題の解決に挑み、新たな価値で未来を創造することに他なりません。今回の出資を契機に、ハコベル社と当社および当社グループ会社の知見やリソースを合わせ新しいソリューションの創出を共に目指せればと思います。
JA三井リース株式会社 常務執行役員 中村 俊介様
JA三井リースは、中期経営計画「Real Change 2025」の重点施策として「物流革新・再編に伴うビジネス拡大」を、サステナビリティ経営の重点取組として「パートナーとの連携による新たな価値を有するモノ・サービスの普及」をそれぞれ掲げております。「物流の「次」を発明する」というミッションを掲げるハコベルとのパートナーシップは、この理念に通ずるものであり出資を決定いたしました。ハコベルならびに出資パートナーの皆様と力を合わせ、物流革新による持続可能で豊かな社会の実現を目指してまいります。
ハコベル株式会社 代表取締役CEO 狭間 健志
「物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る」と掲げたビジョンのもと、事業開始以来当社では荷主様、運送事業者様・ドライバー様に利便性の高いサービスの開発とご提供を進めてまいりました。昨今の情勢を鑑み、荷主様・運送会社様に向けた一層利便性の高い、経営のご支援となるサービスの開発が急務と考え、このたび三社様に資本参画をいただきました。当社とのシナジーとしては、新サービス・商品の開発、「ハコベルサポーターズプログラム」を介した保険やリースのご提供、各社様のグループネットワークを活かしたセールス面での協業などを考えております。このたびの提携・協業により、お客様へのご提供価値を幅広く実現し、物流事業に携わるすべての方々に利便性高いサービスのご提供を加速してまいる所存です。
■ 株式会社環境エネルギー投資について
環境・エネルギー分野に特化した日本で唯一のベンチャーキャピタルとして、2006年に設立されました。設立以来、環境・エネルギー関連の革新的なビジネスモデルやテクノロジーを持つスタートアップへの投資および事業成長の支援を行ってまいりました。現在、投資組入中のファンドにおいても、エネルギー産業の構造転換、モビリティ―・輸送分野、スマートソサエティ分野の3つの領域を主な投資対象として設定し、インパクト投資ファンドとして、環境・社会課題を解決しつつ飛躍的に成長できるスタートアップに投資を行い支援しています。
■ SOMPO Growth Partners株式会社について
SOMPO Growth Partnersは、SOMPOホールディングスのコーポレートベンチャーキャピタルとして、2024年8月に設立され、10月より1号ファンドの運用を開始しました。ウェルビーイング、モビリティ/レジリエンス、DX/AI/Web3.0の各領域で社会課題解決を図るグロース企業のお力になると同時にSOMPOグループ全体での成長、効率化、利便性の向上を加速させるべく、機動的な投資活動を展開しております。
■ JA三井リース株式会社について
JA三井リースは、「JA系統」と「三井系・商社系」の特性を併せ持つ、個性豊かなリース会社です。JA系統としての「多様なチャネル」や「国内トップクラスの金融・物流ネットワーク」と、三井系・商社系リース会社としての「商品・業界に対する豊富な知識と専門性」。これらの強みを融合し、リースやファイナンスの枠にとらわれない、高付加価値サービス・ソリューションを提供しています。業種・業界問わず、様々なお客様のビジネスパートナーとして経営課題に向き合い、その成長に貢献することで、経済の発展や豊かな社会の実現に取り組んでいます。
■ ハコベル株式会社について
ハコベル事業は、印刷のプラットフォームを展開するラクスル株式会社の新規事業として2015年に開始いたしました。運送マッチング事業から始まり、ラストワンマイル・地場・幹線輸送においてテクノロジーを活用して荷主とドライバーを直接マッチングさせることで、高品質かつ低価格な配送の仕組みを提供しております。2020年からは荷主様に対し配車管理・配車計画・動態管理等のシステムを提供しており、2022年8月に分社化、セイノーホールディングスの出資をうけ、セイノーホールディングス・ラクスルのジョイントベンチャーとしてスタートいたしました。その後、運送事業者様・ドライバー様の経営をご支援するために「ハコベルサポーターズプログラム」の展開を始め、荷主様・運送会社様両面への価値創出を目指しております。2023~24年には、山九・福山通運・日本ロジテム・日本郵政キャピタルにも資本参画いただき、物流大手企業とのシナジーを発揮するとともに、2024年にトラック予約/受付サービスの「トラック簿」を事業譲受いたしました。当社はオープンなプラットフォームを目指し、事業・サービスの構築・拡大を図っております。
[企業情報]
商号:ハコベル株式会社
代表取締役社長: 狭間 健志
設立:2022年8月1日
所在地:東京都中央区日本橋三丁目9-1日本橋三丁目スクエア2F
事業内容:運送手配マッチングサービス、物流DXサービスを展開する物流プラットフォーム事業
URL: https://corp.hacobell.com/
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