ジョルダンと三菱電機　新宿パークタワーにおいて、複数モビリティの共同実証実験を実施

シームレスなラストワンマイル移動サービスと位置情報に応じたリアルタイムコンテンツを提供

三菱電機株式会社

2024年2月27日 12時00分

　ジョルダン株式会社（以下、ジョルダン。本社：東京都新宿区、代表取締役社長：佐藤俊和）と三菱電機株式会社（以下、三菱電機。本社：東京都千代田区、執行役社長：漆間啓）は、東京都が設立した「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」における「先端サービス実装分科会プロジェクト」の一環として、2024年3月2日～3日に「新宿パークタワー・アトリウム及び噴水広場」（東京都新宿区）にて、共同実証実験を実施します。前回2023年3月に実施した実証実験(※1)から新たにサービスを追加し、①ジョルダン乗換案内の経路検索データを活用したパーソナルモビリティビークル（以下、PMV）の屋内外シームレスなラストワンマイル移動サービス、②PMV及び自律走行ロボット（以下、AMR）の位置情報に応じたリアルタイムコンテンツを提供予定です。

なお、本実証実験に先立ち、両社はラストワンマイル移動サービス分野におけるジョルダンの乗換案内・経路検索サービス、サービスデータプラットフォーム及び三菱電機の3次元空間情報技術の連携に関する協業検討に向けた契約を締結しております。今後、ジョルダンと三菱電機は、契約に基づき、本実証実験の成果を最大限に活用することで、モビリティ分野での連携を強化し、より便利でスムーズな移動体験、利用者への効果的なコンテンツ配信を提供するビジネスモデルの構築と西新宿エリアの発展に貢献していきます。

〈実証実験について〉

■サービスの主な特長

1. 乗換案内アプリを利用した簡単な操作（目的地までの経路を検索、ルートを選択するだけ）

乗換案内アプリで目的地へのルート検索を行うことで、ラストワンマイルの移動サービスの予約が可能です。PMVの操作は予約番号の入力のみで利用できます。

2. PMV/AMRの位置によるリアルタイムなコンテンツ切り替え・提供
PMV/AMRが自動走行中に自己位置を把握し、自車の位置によってPMVのタブレット端末、AMRのサイネージに表示されるコンテンツを切り替えることで、利用者に対し能動的かつ効果的なコンテンツを提供します（今回、新たに追加）。

3. 準天頂衛星CLAS(※2)を使用した高精度な自律走行機能による安心安全な移動

ラストワンマイル移動サービス、位置情報に応じたコンテンツ提供にあたり、高精度な位置情報を把握するため、事前に取得した高精度3次元マップを基に、PMVに搭載したLiDAR（レーザセンサー）を使用してPMVの自己位置や周囲の状況を把握します。さらに屋外では、高精度測位端末AQLOC®によって準天頂衛星からの測位補強信号を受信し、センチメートル級の高精度測位を実施することで、より安心安全な自動走行を実現します（今回、新たに追加）。

■実証実験用試験機の主な仕様

1. PMV

外形寸法：幅700mm×奥行1090mm×高さ880mm

最大荷重：約170kgまで積載可能

走行速度：最高速度時速約6km

段差乗越：50mm

登坂角度：10°

最小回転半径　　：その場回転可

2. サイネージ型AMR

外形寸法：幅740mm×奥行1300mm×高さ1200mm

最大荷重：約170kgまで積載可能

走行速度：最高速度時速約6km

段差乗越：50mm

登坂角度：10°

最小回転半径　　：その場回転可

■共同実証実験の概要

実施期間	2024年3月2日および3月3日
場所	新宿パークタワー・アトリウム・噴水広場（東京都新宿区西新宿3丁目7番1号）
内容	① 乗換案内の経路検索データを活用したPMVの屋内外シームレスなラストワンマイル移動サービス提供 ② PMV、AMRの位置情報に応じたリアルタイムコンテンツ提供
各社の役割	ジョルダン：乗換案内アプリの経路検索結果をMaaSプラットフォーム　　　　　　（以下、JMaaS・PF(※3)）経由でPMVと連携三菱電機　：JMaaS・PFとの連携によるPMVの目的地　　　　　　設定、自動走行、タブレットでのコンテンツ表示 AMRの自動走行、コンテンツ表示