藝途科技(ARTOGO)、日本「KOZAROCKS 2026」にてAIガイド「Dainy(ダイニー)」を正式発表
〜生成AIで、美術館・博物館のガイド体験を再定義〜

ARTOGOが展開するデジタルガイドブランド「gotour」がAI時代へ。Google Vertex AIとRAG(検索拡張生成)を搭載し、アプリのダウンロード不要・QRコードで即利用。音声と多言語でのリアルタイム対応により、美術館・博物館・文化財施設が抱える人手不足と多言語対応の課題に応えます。
台湾発の文化テック(カルチャーテック)企業・藝途科技(ARTOGO)は、同社が展開するデジタルガイドブランド「gotour」の最新AIガイドサービス「Dainy(ダイニー)」を発表しました。2026年7月10日・11日、ARTOGOは台湾の国家スタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」、および沖縄のベンチャーキャピタル「SHINRYO(津梁)ファンド」の招請を受け、台湾の文化テック系スタートアップを代表して、沖縄市で開催された大型スタートアップイベント「KOZAROCKS 2026」に参加。日本の会場で「Dainy」を正式に披露しました。
Dainyは、生成AIを活用したスマートガイドです。来場者はアプリを一切ダウンロードすることなく、QRコードを読み取るだけで、自分のスマートフォン上でガイドとの対話を始められます。地図や作品解説を自動で開くなど、ガイドツールの操作そのものもサポート。音声・テキストの両入力に対応し、日本語・英語・中国語のリアルタイム多言語Q&Aを実現することで、美術館・博物館・文化財施設が長年抱えてきた人手不足と多言語対応の課題に、正面から応えます。
藝途科技(ARTOGO)は、台湾・台北を拠点とする文化テック企業です。生成AIとデジタルガイドを軸に、美術館・博物館・文化財施設の観覧体験を高め、運営コストを抑えるサービスを開発してきました。台湾内外の60を超える国家級文化機関と協業し、20を超える国際的な特別展を手がけた実績を持つ、台湾を代表する文化テックスタートアップの一社です。
施設が抱え続けてきた課題:ガイドは「スケールしない」

これまで、施設のガイドは規模を広げにくいサービスでした。音声ガイド端末は日々のメンテナンスと消毒が欠かせず、貸出カウンターにはしばしば長い列ができます。対応言語を一つ増やすたび、繁忙期を迎えるたびに、打てる手は人員を増やすことばかり。来場者が増えるほどコストは膨らみ、「おもてなしの質」と「運営コスト」は、常にトレードオフの関係にありました。gotourが変えようとしているのは、まさにこの構造です。
Dainy:24時間稼働・多言語対応で、施設の運営コストを大幅に削減

gotourのAIガイドサービスは、施設が初めて「すべての来場者に対応しながら、人員を一人も増やさない」ことを可能にします。展示エリア、ブース、動線、スケジュール、よくある質問までを一つの入口に集約し、24時間いつでも待機します。
-
導入のハードルはゼロ:専用機器の購入も、アプリの開発・ダウンロードも不要。来場者はQRコードを読み取るだけで、スマートフォンのブラウザからそのまま利用できます。
-
音声とテキストの両対応:話しかけても、入力しても構いません。もっとも自然な言葉で問いかければ、答えはすぐに返ってきます。
-
真の多言語一貫性:日本語・英語・中国語をワンタッチで切り替え。どの言語でも回答内容は完全に一致し、現場で通訳に頼る必要がなくなります。
-
一人のアシスタントが、幾役もこなす:受付、案内、通訳、ガイド端末の運用。これまで別々に人手を要していた業務を、来場者のスマートフォンの中にいる一人のAIアシスタントがまとめて引き受けます。
AIガイドの「内容の正確性」は、どう担保するのか

「AIが事実と異なることを話してしまうのではないか」という、広く共有された懸念。これに対し、gotourのAIガイドはアーキテクチャそのもので応えます。Google Vertex AIを搭載し、RAG(検索拡張生成)技術を採用。回答は必ず施設または主催者が提供した情報に基づいて生成され、根拠のない内容を作り出すことはありません。情報の正確性を重んじる文化機関にとって、この「信頼できるAI」であることこそが、導入の前提となります。
世界水準の文化機関からの信頼

gotourのAIガイドは、ゼロから始めた実験ではありません。ARTOGOが長年にわたり文化領域で積み重ねてきた実績の上に立っています。ARTOGOはこれまでに60を超える国家級の美術館・博物館と提携し、20を超える世界水準の特別展を共同で手がけてきました。台湾の数多くの著名な特別展では、gotourのガイドシステムを通じて有料ガイドの利用者が延べ20万人を突破。ガイド運営コストは平均で80%削減され、来場者の4人に1人が有料ガイドを利用する、25%という高い利用率を記録しています。
日本の文化施設に広がる、大きな空白

日本には約5,700館の博物館および類似施設が存在し、2025年の訪日外国人旅行者数は4,268万人と、過去最高を更新しました。人手不足と多言語ニーズが同時に高まる今こそ、ARTOGOが日本市場への参入を決めた核心的な理由です。今回のKOZAROCKS 2026での正式発表は、ARTOGOがSHINRYO Acceleration Programの支援を受けて日本へ進出する、重要な一歩でもあります。
初披露の舞台:沖縄・コザの「文創開化」

KOZAROCKS 2026は「文創開化」をテーマに掲げ、「壊して創る時代」から「活かして創る時代」へという転換を提唱しています。沖縄・コザは、文化とスタートアップ、そして地域の人の流れが交わる場所であり、gotourのAIガイドの価値を検証するうえで、これ以上ない舞台でした。Dainyはここで初めて披露され、会場で大きな反響を呼びました。
街全体を舞台に、台湾・日本・アジアの来場者が集うこのイベントは、まさにガイドの課題が凝縮された格好の実証の場でした。ミュージックタウンや商店街、各拠点に分散したブースやセッションも、来場者はスマートフォン一台で、自分の言語のまま、道案内や地図・スケジュールの確認ができ、スタッフを探し回る必要がありません。国境を越えて訪れる多言語の来場者に対しても、Dainyは日本語・英語・中国語で即座に応答し、現場の通訳人員を大きく削減。QRコードで即利用・ダウンロード不要という設計は、デジタルツールに不慣れな来場者にも、無理なく使いこなせるものでした。
一度の初披露から、台日の文化産業における長期的な共創へ

より大きな視点で見れば、gotourのAIガイド「Dainy」の沖縄での初披露は、台湾の文化テックと日本の文化的な蓄積とが深く出会う機会でもありました。KOZAROCKS 2026はもともと、台湾やアジアとの連携強化を主軸としており、今回のARTOGOの参加は、この越境的な共創の流れに呼応するものです。生成AIと文化コンテンツ制作における台湾の実力が、日本の豊かな文化資産と巨大なインバウンド観光市場と出会い、二つの力がここで交わりました。
国立博物館との展覧会共催をはじめとするこれまでの歩みから、今日Dainyが沖縄の街へと踏み出すまで。ARTOGOは文化テックを架け橋として、台湾と日本の交流を、単発の展覧会での協業から、国家レベルの文化産業における長期的な共創へと育てていくことを目指します。文化が、両地域がともに都市を、そして産業を新しくしていく力となるように。
藝途科技(ARTOGO)について|台湾発の文化テック企業
藝途科技(ARTOGO)は、台湾・台北に拠点を置く文化テック企業です。「文化は、都市を新しくする」という信念のもと、生成AIとデジタルガイドブランド「gotour」を通じて、美術館・博物館・文化財施設の観覧体験の向上と、運営コストの削減を支援しています。デジタルの力によって、より多くの人が文化とコンテンツに出会える世界を実現することを目指しています。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
藝途科技股份有限公司(ARTOGO)
公式サイト:https://artogo.co/ja
メールアドレス:service@artogo.co
※藝途科技(ARTOGO)は、Startup Island TAIWANが支援する台湾スタートアップです。 Startup Island TAIWANは台湾国家発展委員会の指導の下、官民連携で運営される国家スタートアップブランドです。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
