「南アルプスユネスコエコパーク」の登録更新決定について

令和7年9月27日(土・現地)に中国・杭州で開催された「第37回MAB計画国際調整理事会」にて、平成26年に初めてユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に登録された南アルプスユネスコエコパークの登録更新が正式に決定されました。
南アルプスユネスコエコパークは山梨・静岡・長野の3県10市町村にまたがるエリアで構成され、3,000m級の高峰と多様な生態系を擁しており、高山植物やニホンジカ、ライチョウが生息し、生物多様性が際立つエコパークとして評価をされてきました。2014年に初の認定を受けて以降、エコパーク構成10市町村が環境教育や持続可能な観光資源の活用を通じ、自然保護と地域振興を両立してきました。
南アルプスユネスコエコパークは登録10周年を経て、エコパークを管理運営する「南アルプス自然環境保全活用連携協議会」を中心に、登録の更新に必要な「定期報告書」の作成に取り組み、完成した定期報告書を令和6年度にユネスコ本部へ提出したところでありました。
この報告書は10年間における自然環境を取り巻く変遷を記録したデータ、エコパーク関連の様々活動の記録、諸問題への対処など、数多くの項目を含んだものであり、ユネスコの規定する基準に適合するか、厳格な審査にかけられました。
結果、南アルプスユネスコエコパークの定期報告書は生物圏保存地域世界ネットワーク(WNBR)の設ける基準を包括的に満たしているとされ、今回の登録更新に至りました。登録更新の決定を受け、南アルプス自然環境保全活用連携協議会、および構成10市町村ではさらなるエコパークの価値の向上、理念の推進を図り、地域住民と協働した事業展開をしていきます。
■発信
「南アルプス自然環境保全活用連携協議会 各構成市町村(北杜市、韮崎市、南アルプス市、早川町、飯田市、伊那市、富士見町、大鹿村、静岡市、川根本町:令和7年度事務局 韮崎市)
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