デジタル利用実態に関する年代別アンケート:70代のデジタルの壁は「操作」ではなく「認証」?

本調査の70代回答者のうち45.7%が「自分で問題なく操作」する一方、71.4%がID・パスワードで困った経験ありと回答

税理士法人レガシィ

レガシィマネジメントグループ(税理士法人レガシィ/株式会社レガシィ/行政書士法人レガシィ、代表:天野大輔、所在地:東京都中央区八重洲、以下「当グループ」)は、デジタル機器の利用状況や困りごと、今後の学習意向などを把握するため、アンケートを実施しました。

年代別に分析したところ、本調査に回答した70代35名のうち45.7%が、スマートフォンやパソコンなどを「自分で問題なく操作できる」と回答しました。一方、71.4%がID・パスワードについて「よく困る」または「たまに困る」と答えています。

さらに、操作に問題がないと答えた70代に限っても、56.3%がID・パスワードで困った経験がありました。

図1 本調査の70代回答者における操作の自己評価とID・パスワードの困りごと(n=35)

※本調査はデジタル形式で回答を得たものであり、すべての70代の傾向を示すものではありません。

調査結果のポイント

  • 本調査の70代回答者(n=35)の45.7%が、デジタル機器を「自分で問題なく操作できる」と回答

  • 同じ70代回答者の71.4%が、ID・パスワードで「よく困る」または「たまに困る」と回答

  • 「自分で問題なく操作できる」と答えた70代回答者(n=16)でも、56.3%がID・パスワードで困った経験あり

  • 「今後もデジタル機器の使い方を覚えたい」と答えた割合は、60代92.3%、70代88.6%

  • 本調査の70代回答者ではパソコン利用率が94.3%と高かったが、調査方法の影響を受けやすいため補足結果として扱う

操作できてもログインで止まる――認証にもデジタル利用の壁

デジタルサービスの利用には、ID・パスワードの設定や保管、サービスごとの使い分け、二段階認証、端末変更時の再設定などが伴います。これらは、スマートフォンやパソコンの基本操作とは別の負担です。

本調査では、操作に問題がないと答えた70代回答者の中にも、ID・パスワードで困った経験を持つ人が見られました。この結果は、シニア世代のデジタル利用を考える際に、基本操作だけでなく、ログインや本人確認などの認証場面にも目を向ける必要性を示唆しています。

※本調査の70代回答者は35名で、デジタル形式でアンケートに回答した人を対象としています。一般的な70代よりデジタル利用度が高い可能性があるため、結果は本調査内で確認された傾向としての集計です。

本調査の70代では、スマートフォンを上回るパソコン利用率

利用しているデジタル機器を尋ねたところ、本調査の70代回答者では、パソコン利用率が94.3%、スマートフォン利用率が88.6%でした。

今回の回答者には、現在もパソコンを利用している70代が多かったことが分かります。

60~70代の約9割が「もっと覚えたい」

今後もデジタル機器の使い方を覚えたいかという問いに対しては、「そう思う」または「ややそう思う」と答えた人は、60代で92.3%、70代で88.6%に達しました。

図2 今後もデジタル機器の使い方を覚えたいと回答した割合(60代n=39、70代n=35)

現在のデジタル機器の利用状況に満足している人にも学習意欲が見られました。満足している人のうち、今後も使い方を覚えたいと答えた割合は、60代で90.9%、70代で84.0%でした。

この結果からは、シニア世代の学習意欲が、困りごとの解消だけに限られない可能性がうかがえます。すでに利用できている人にも、「もっと便利に使いたい」「新しいことを知りたい」というニーズがあると考えられます。

調査から見えた可能性

本調査では、デジタル機器を一定程度利用できる70代回答者にも、ID・パスワードなどの認証で困る人がいることが分かりました。シニア世代のデジタル課題は「操作できる・できない」だけでは捉えきれず、サービスを使い続ける過程にある負担も含めて考える必要があります。

年齢だけで利用者像を一括りにせず、利用経験や目的、つまずく場面に応じて支援やサービス設計を考えることが、今後ますます重要になると考えられます。

弊社調査担当者コメント

今回の調査で印象的だったのは、本調査の70代回答者の中に、パソコンやスマートフォンを利用し、一定の操作力を持ちながら、ID・パスワードには困っている人がいたことです。シニア世代のデジタル利用を支えるには、基本操作に加えて、安心して使い続けられる認証環境にも目を向ける必要があると考えています。また、現在の利用状況に満足している人にも学習意欲が見られました。年齢だけで利用者像を決めつけず、一人ひとりの経験や目的に目を向けることが大切です。

レガシィについて

当社グループは「人々の財産を世代を超えて守り、生活と心を豊かにする」というミッションのもと、相続・終活分野でのサービス開発と社会課題の解決に取り組んでいます。
また、シニア層が年齢に関係なくテクノロジーの恩恵を享受できる社会を目指し、シニア向けデジタル支援サービス「ワクデジ」も展開中です。
「ワクワクするデジタル体験をすべての世代へ」をコンセプトに、デジタル遺言はもちろん、スマートフォンの使い方等やさしく伴走し、デジタルを通して地域やご家族とつながるきっかけを提供しています。

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組織概要

・レガシィマネジメントグループ(税理士法人レガシィ・株式会社レガシィ・行政書士法人レガシィ等)

・所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー12F

・代表者:天野 大輔

・事業内容:相続・資産税務専門、事業承継支援、不動産・M&Aコンサルティング、デジタルサービス開発 ほか

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税理士法人レガシィ

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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー
電話番号
03-3214-1717
代表者名
天野大輔
上場
未上場
資本金
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設立
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