合従連衡 遠交近攻 『大三国志』で古代の戦の知恵を手に入れよう

たとえ史料にもとづいた軍事史からはかけ離れた創作物であっても、古代の戦と聞けば軍事マニアは夢中になるものだ。兵法書『孫子』には「上兵は謀をうつ、その次は交をうつ、その次は兵をうつ、その下は城を攻む」とあり、もっともよい戦略は敵の策を未然に防ぐことだとし、そのあとに敵を孤立させる、戦火を交える、直接城を攻めると続く。明快かつ予測不能な戦略であればこそ、先人の知恵は時空を超え、古びることがない。

小説『三国志演義』のなかで何度も登場する軍事理論の一つが「孤城守るべからず」だ。博望坡の戦いで火攻めを行い、大勝利をおさめた劉備。彼は、孤立無援の新野は守り切れないと見て手放した。この決断があってこそ、重厚な三国鼎立の物語は続く。いっぽうで呂布は傲慢さから下邳を死守しようとした。参謀である陳宮の言葉も聞かず、頑なに城を守ろうとした呂布は、やがて白門楼で命を落とした。


古代の戦は、それがフィクションの物語でも裏付けのある歴史でも、悠久の時を超えて語り継がれる数々の知恵を秘めている。それはまるで掘り尽くされることのない宝の山のよう。軍事愛好家たちは独特のロマンに惹きつけられて探求を続け、普段の生活でも生かせそうな教訓を得る。歴史を題材としたゲーム『大三国志』が人気を誇るのも、こうしたことが理由にあるのだろう。新シーズン「烽火連城」では歴史の大海原に再び飛び込むことになる。このゲームでしか体験できない戦いがプレイヤーを待っている。

 

 
  • エリアをつなげて勢力網を拡大
三国時代といえば先ほどの孤城の戦略、次に春秋戦国時代では「合従連衡」の策が有名だ。公孫衍と蘇秦は6つの国が南北に連なっていることを利用し、縦の連合すなわち「合従」により大国・秦に対抗しようと説いた。対して秦は国同士の関係性の薄さを突き、西から東へ向かい諸侯と同盟を結んで横のつながり「連衡」で対抗。中国古代の戦争史における見どころの一つとなった。そんな合従連衡は今でも軍事戦略の手本とされている。


孤城の戦略から合従連衡まで、先人たちの地縁を利用した戦略に見られる知恵は、後世の私たちにとって奥深い意義を持つ。「シーズン制地略戦略の遊び方(ib-like)」を創案した『大三国志』は、巧みな地略設計を用いた戦略の実現を得意とする。新シーズンでは新しいマップルールが導入され、太守は後方で戦略を立て、全面的に計画を練ることができるので、戦場では向かうところ敵なしだ。

今回の新マップでは13州の司隷以外すべての地で出生でき、ほとんどの関所が解除され、代わりに城をつなぐ官道が登場する。プレイヤーは官道の両端に隣接する城を占領すると守軍城を連結できる。すると往来は盛んになり、プレイヤーの可能性はさらに広がる。たとえば土地開拓のために資源を増やしたり、敵陣攻略のチャンスを得られたりすることもある。また、同盟を結んで出兵、敵の連結を破壊して敵城を占領、通路を断って拡大を抑えるといったこともできる。さらには行商が運ぶ貨物を掠奪することまで可能だ。


シンプルな設定に見えるが、エリア制限の要因が排除されることでプレイヤーがより能動的に動き、地略の強みを生かし、勢力網を広げることができ、地略戦略の重要性が際立つ。こうして連結は戦場を左右するカギとなり、ゲームに無数の可能性をもたらすのだ。
  • 城の連結、行商による自由貿易
新シーズンの面白いところは、「連結」が物理的なつながりを意味しているだけでなく、歴史上“つながる”ことによってもたらされた重要な変革とも呼応している点だ。中国四大美人の一人に数えられる王昭君の嫁入りは、前漢と匈奴をつなぐ政略結婚だった。彼女がたどったシルクロードの道は古代の交易にまつわる物語を今に伝える。唐の僧・鑑真は荒波を乗り越え6回目の航海でついに日本へたどり着き、仏教の思想で大陸と日本とをつないで人々を救った。ほかにも仏典を求め西域へ向かった玄奘、諸国周遊の旅に出た孔子、鄭和の西洋下りなど、色とりどりの物語が経済から文化に至るまで交流を実現させた。

つながることで思想は融合し進歩し、資源開発を加速することもできる。新シーズンの「烽火連城」で再現されるのはまさにそれだ。プレイヤーは城の連結によってつながれた土地の間を行き来できるようになり、自由に行商して交易を行い、勢力を拡大できる。行商は部隊を派遣して官道に沿って連結済みの守軍城に行き、銅銭、資源、特産宝物、特殊兵種などの戦略物資を購入できる。兵種の切り替え機能を解放したあとは城内で各兵種の特殊軍備を購入できる。


道路の開通、行商、資源拡大により、戦局にはこれまで以上に変化の可能性がもたらされることになる。より多くの城を連結し、行商で数々の品物を獲得し、そうして優勢を占めた者こそが戦いでイニシアチブを取るのだ。
  • 新たな兵種を迎え、兵力を競う戦いへ

孫子の言葉にあるように「およそ戦闘とは、正攻法で会戦する(凡戦者,以正合)」ものだ。戦場では両軍が殺し合い、兵力の真っ向勝負となることは避けられない。新シーズンでは城を連結することによって戦略をグレードアップさせ、資源を増大できるとともに、新たに9種類の兵種軍備も追加される。通常シーズンに登場する一部武将の特徴的な兵種である象兵、藤甲兵、弓騎兵。征服季の特殊兵種である火矢兵、飛熊軍。そして新登場の連弩兵、無当飛軍、白毦兵、虎豹騎だ。


兵種にはそれぞれ長所があり相性もあるので、戦場で能力を最大限に発揮させるためには、適切に組み合わせる必要がある。たとえば、鉄の鎧を身に着け石弓と毒矢を使いこなす無当飛軍は、特定の条件下でダメージが減少するという隠れた特質がある。さらには通常攻撃のあと、ランダムで敵に動揺、恐慌などの状態異常を与えることができる。また、曹操の騎兵隊として名高い虎豹騎は、初ターンの通常攻撃で相手を混乱状態にさせることができる。


注意しておきたいのは、異なるエリアの城では購入できる兵種軍備も異なるということだ。プレイヤーは司隷以外の州から好きに選んで出兵し、天下統一の覇業を始めることができる。
  • まとめ
長い時を超え、戦の知恵は人々の心を揺り動かす。古くからある戦略思想のなかでも重要なものの一つに数えられる「合従連衡」。そのエピソードが歴史的な事実かどうかは定かではないが、そもそもゲームは必ずしも歴史に忠実であることを求められてはこなかった。けれども『大三国志』の新シーズン「烽火連城」はできるかぎり史実に寄り添い、戦略、交易、兵力等、さまざまな角度から古の戦いを再現する。そして歴史を題材にしたゲームのファンたちに、より本格的でリアルな戦場を体感させ、“もう一つの歴史”を見せてくれる。もっと正確には “オリジナルの歴史”と言えるだろう。プレイヤーの采配に委ねられる場面が増え、自らの手で無限の可能性を模索できるのだ。シーズン制の『大三国志』はプレイヤーが参戦するたびに新しい物語が始まる。魅力的な遊びどころが待ち受けるなか、未知の勝負に向けて幾多の可能性が広がる大地を駆け抜けてゆく。これこそが『大三国志』でしか味わえないゲームの醍醐味というものだろう。

※ご留意:
上記の内容については、ゲーム内に実装された更新内容を基準としてください。
今後とも『大三国志Infinite Borders』をよろしくお願いいたします!

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William Ding
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設立
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