「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター高橋 みなみ氏が、全国労働衛生週間説明会で、企業で働く方々に向けて肝炎についてメッセージを発信!
「知って、肝炎プロジェクト」は2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性をわかりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しています。
9月3日(火)にライフポートとよはし 中ホールにて行われた全国労働衛生週間説明会の中で、「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター高橋 みなみ氏がステージに登壇し、豊橋市 健康部保健医療企画課 感染症グループ 専任主査 医師の庄 紀江先生と共に、企業で働く方々に向けて肝炎についてのトークセッションを行いました。
■来場者参加型のトークセッション。「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター高橋 みなみ氏が、肝炎にまつわるクイズを出題
トークセッションでは高橋氏から、会場の皆様に肝炎にまつわる質問やクイズが出題されました。まず初めは、「皆様は肝炎という病気を知っていますか?肝炎という病気を知っている方は「〇」を、聞いたことはあるけど詳しくは知らないという方は「×」を挙げてください」という質問が投げかけられました。どちらの回答が多いのか気になるところですが、会場の約9割の方が「×」の肝炎を詳しくは知らないという回答でした。続いて庄先生から肝臓の役割や肝炎についての説明があり、今度は高橋氏から「肝炎の初期症状として、正しいのはどちらでしょうか?」という初期症状を考えるクイズや、「肝炎ウイルス検査は、健康診断の血液検査の内容に含まれているでしょうか?」という職域における肝炎ウイルス検査についての内容が出題されました。会場の皆様にはクイズに参加をしていただきながら、肝炎について学んでいただきました。
■高橋氏、「従業員の皆様に対して、肝炎ウイルス検査を受けることの意義の周知や呼びかけをお願いしたいです」とメッセージを発信
肝炎ウイルス検査が健康診断に含まれているのかについてのクイズでは、高橋氏から、「基本的に通常の健康診断では肝臓の機能の検査は行っていても、肝炎ウイルス検査までは行ってなく、オプションで受けていただく場合が多いです」と伝えられ、会場にいる企業の経営者や健康管理者のひとりひとりの心に届くように、「従業員の皆様に対して、肝炎ウイルス検査を受けることの意義の周知や呼びかけをお願いしたいです」とメッセージが発信されました。高橋氏は最後に「肝炎に限らず様々な病気において、早期発見、早期治療は、命を守るために非常に重要なことになります」ということを話し、このトークセッションが、自身や従業員の健康について改めて考えるきっかけになってほしいという思いを述べました。
■庄先生、肝臓の役割と肝炎について説明。「肝臓は生命を維持するのに欠かせない多くの働きをし、肝炎の原因は、ウイルス性、アルコール性、食べすぎによる脂肪肝など様々な種類があります」
肝炎について知ってもらうにあたり、まずは庄先生から「肝臓は、アルコールの解毒や薬物の分解、食事でとったアミノ酸から体に必要なたんぱく質を作るなど、栄養素の加工や貯蔵を行っています。脂肪の消化・吸収を助ける胆汁という消化液も作られます。肝臓は生命を維持するのに欠かせない多くの働きをしています」と、スライドのイラストや画像と共に肝臓の役割が説明されました。また、肝炎については「肝炎の原因は、ウイルス性、アルコール性、食べすぎによる脂肪肝など様々な種類があります。その中でも、肝炎ウイルスに感染することが原因とされるB型C型のウイルス性肝炎という病気になると、慢性的な炎症が繰り返され肝臓が硬くなり、肝機能が悪化してしまいます。進行していくと肝硬変や肝がんなど治療が難しい病気に移行してしまい、命が脅かされてしまうことがあります」と、原因や状態、進行していくとどうなるのかということが伝えられ、早期発見、早期治療の大切さが呼びかけられました。
■開催概要
催事名 :全国労働衛生週間説明会 啓発イベント
日時 :2024年9月3日(火)
開催場所:ライフポートとよはし 中ホール(愛知県豊橋市神野ふ頭町3-22 )
出席者 : 「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター 高橋 みなみ 氏
豊橋市 健康部保健医療企画課 感染症グループ 専任主査 医師 庄 紀江 氏
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