TESSグループ、株式会社中良石材様からFIP太陽光発電所（３件）に併設する「蓄電池」の設置工事を受注

テスホールディングス株式会社

2025年9月25日 10時00分

　テスホールディングス株式会社（本社：⼤阪市淀川区、代表取締役社⻑：山本一樹、以下「当社」）は、連結⼦会社であるテス・エンジニアリング株式会社（本社：⼤阪市淀川区、代表取締役社⻑：髙崎敏宏、以下「テス・エンジニアリング」）が、この度、採石や石工事等を行う株式会社中良石材（本社：香川県小豆郡土庄町、代表取締役社長：堤祐也、以下「中良石材」）からFIP制度※１を活用した太陽光発電所（３件）に併設する「蓄電池」の設置工事（FIT太陽光のFIP転＋蓄電池併設）を受注いたしましたのでお知らせいたします。

■蓄電池を併設する太陽光発電所

■受注の概要

　受注した設置工事は、中良石材が運営するFIT制度※２を活用した太陽光発電所（３件）をFIP制度に転換の上、蓄電池（容量合計約22.4MWh）を併設するものであります。太陽光発電所3件の内、２件につきましては、テス・エンジニアリングが2014年と2018年に建設・納入したものであり、納入後もメンテナンスや24時間遠隔監視業務による継続的なサービスを提供しております。今回の取り組みにおいては、テス・エンジニアリングが「FIT太陽光のFIP転＋蓄電池併設」による事業計画のシミュレーション等を実施しご成約に至りました。

　また、蓄電池の設置工事後は、アグリゲーション（運用管理）も実施することで、より蓄電池の効果的な運用にも貢献してまいります。

■「FIT太陽光のFIP転＋蓄電池併設」の取り組みについて

　近年、FIT制度による再生可能エネルギー発電所の普及に伴い、再エネの発電量が電力需要量を上回り、電力の需要と供給のバランスを保つために発電量を制限する出力制御（発電の停止・抑制）が増加傾向にあります。このような中、発電事業者が電力の需給バランスに応じて変動する市場価格に基づいて売電し、再エネ発電事業の収益をより拡大できるFIP制度が新たに導入されました。

　太陽光発電事業においては、FIP制度と蓄電池を組み合わせることで、電力の供給が需要を上回る時に電力を充電（貯蔵）し、需要が供給を上回る時に放電することで、出力制御の影響を抑えつつ、より高い売電収入による収益性向上が見込まれる取り組みとなっております。

■今後の展望

　「FIT太陽光のFIP転＋蓄電池併設」は、当社グループが2024年８月に策定・公表した中期経営計画「TX2030」の注力事業分野における取り組みの一つとなっております。2030年の中期目標として累積施工容量150MWを掲げており、今後も目標達成に向けて積極的に取り組んでいく方針です。

〈本設備の概要〉

納入先	株式会社中良石材
所在地	①鹿児島県姶良郡湧水町 ②鹿児島県霧島市 ③大分県玖珠郡玖珠町
システム内容	FIP制度を活用した太陽光発電所に併設する蓄電池 ①PCS出力：1,278kW、容量：4,472kWh（HUAWEI製 4,472kWh×１台） ②PCS出力：2,556kW、容量：8,944kWh（HUAWEI製 4,472kWh×２台） ③PCS出力：2,556kW、容量：8,944kWh（HUAWEI製 4,472kWh×２台）
納入時期（予定）	①2026年４月 ②2026年４月 ③2026年４月

【テス・エンジニアリング株式会社について】

本社	〒532-0011 ⼤阪市淀川区⻄中島６-１-１新⼤阪プライムタワー
代表者	代表取締役社⻑　髙崎敏宏
設立	1979年５月
資本金	１億円
事業内容	省エネ・再エネ設備のEPC、オペレーション&メンテナンス（O&M）、再⽣可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、電気の⼩売供給（新電⼒）、エネルギーマネジメントサービス、24時間遠隔監視サービス、 ERABサービス、燃料供給サービス（LNG、バイオマス燃料等）他
ホームページ	https://www.tess-eng.co.jp/