ブッキング・ドットコム、オックスフォード大学とデルフト工科大学に奨学金制度を新設
テクノロジー業界に進出する女性を全面サポート
[2017年10月24日 :日本発表] 世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表:アダム・ブラウンステイン 以下:ブッキング・ドットコム)はこの度、将来テクノロジー業界でのキャリアを希望する女性への2年制奨学金制度、Booking.com Women in Technology Scholarships(ブッキング・ドットコム・ウーマン・イン・テクノロジー・スカラーシップ)の設立を発表しました。イギリスのオックスフォード大学および、オランダのデルフト工科大学と提携した制度で、対象の学生に50万ユーロ相当を支援します。
両大学は、女性の在学生の割合の低さやSTEM関連の研究の進化から、才能のある女性がさらに同分野で研究を続けたり、将来のキャリアを築ける機会をさらに増やしたいと考えました。
ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズは次のように述べています。
「テクノロジーやデジタル・イノベーションが動力の源であるブッキング・ドットコムは、テクノロジー分野で活躍できる場をすべての人に等しく与えることはとても重要だと考えています。同業界に従事する女性の割合が低い現状の中、女性たちにとっての障害や困難を取り除き、有能な人材を育成しながら、業界のダイバーシティ(多様性)を育むことにこれからも注力していきます。」
2018〜19年度では、全15の奨学金制度に応募可能です。うち10はオックスフォード大学在学中(EUに居住)で、理学修士(MSc)の女性を対象にした1年の制度です。残りの5の奨学金制度は、サブサハラアフリカにあるデルフト工科大学の提携校に在学中で理学修士の女性を対象にした2年の制度で、この地域の女性にテクノロジー業界のキャリアパスを与えるだけでなく、国連が定めた「持続可能な開発目標」を実施していくことを目的としています。
応募するには、両大学の通常の応募プロセスに従います。 候補者は、各大学の大学院のコースへの申請書の提出が求められます。 大学への入学が許可された後に、各大学の担当者より入学者に対して奨学金を定めます。すべての奨学金制度で、大学の授業料と生活費の両方がサポートされます。
2015年の欧州委員会の発表では、EUでICT(情報通信技術を生かした社会開発)を学んでいるのは140万人で、うち女性はわずか17%にとどまりました。また、学士号(またはそれ相当の学位)を持つ女性1,000人のうち、ICTの学位を取得したのはたった29人(男性の場合は95人)で、さらにそこからICT関連の仕事に就いたのはわずか4人でした※。
ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズは更に次のように述べています。
「将来、テクノロジー業界でキャリアを築くための礎となる大学院での関連分野の研究には、女性の割合はまだまだ低いと言えます。当奨学金制度を設立することで、EUをはじめとした各地で学ぶ有能な女性に多くの変化や機会をもたらし、業界のダイバーシティをさらに推進していけるよう願っています。」
オックスフォード大学の副学長ルイス・リチャードソン教授は次のように述べています。
「ブッキング・ドットコムが、テクノロジー業界の女性を支援する奨学金制度設立のパートナーに当校を選んで頂けたことを嬉しく思います。当校は、女性にとってSTEM関連の研究をさらに魅力的にし、職場における男女均等の取り組みを続けるブッキング・ドットコムの姿勢を全面的に支持し、良好な提携を続けていけることを願っています。」
デルフト工科大学の学長、ティム・ヴァン・デール・ハーゲン教授は次のように述べています。
「ブッキング・ドットコムと当校が、より多くの人がテクノロジー分野で高度教育を受けることができるよう提携を結んだことを嬉しく思います。ブッキング・ドットコムはデルフト・グローバル・スカラーシップ(奨学金制度)に法人として参入した最初の企業です。当校の理念や方針は、国連の「持続可能な開発目標」を基に定められています。今回の奨学金制度は、南部地域の教育を支援するだけでなく、持続可能な環境づくりの分野で当校がさらに強いリーダーシップを発揮していくきっかけとなりそうです。ブッキング・ドットコムが、デジタル経済を発展させていくためには世界的な認識・認知が必要であるという信念を当校と共有していることを誇りに思います。」
ブッキング・ドットコムは、欧州委員会のDigital Skills & Jobs Coalition(デジタル技術と職の連立)にも間もなく参加予定です。2校との提携や奨学金制度の設立を公約に掲げています。
このイニシアチブに加え、2017年11月8~9日にアムステルダムで開催されるThe European Women in Technology Summit(ユーロピアン・ウーマン・イン・テクノロジー・サミット)に参加および登壇するほか、11月6~9日にリスボンで開催されるウェブ・サミットと特別提携し、Women in Techメンタリング・プログラムを開催します。また9月27日に、テクノロジーを通してその業界やビジネス、コミュニティに変化・改革をもたらした女性を表彰するTechnology Playmakers Awards(テクノロジー・プレイメーカーズ・アワード)の創設を発表しました。アワードに関する詳細はこちらです:https://news.booking.com/ja/playmakers-award/
脚注:
※ http://ec.europa.eu/eurostat/en/web/products-eurostat-news/-/EDN-20170426-1
日本におけるブッキング・ドットコム
2009年に渋谷に最初のオフィスを開設。現在約350名以上の従業員が日本国内のオフィスで働いており、内200名以上がインハウスのカスタマーサービスのスタッフです。国内に、6つのオフィス(東京に2ヶ所、大阪、福岡、札幌、沖縄)があります。現在、国内では約1万4,000軒以上の宿泊施設の予約が可能(2017年8月時点)です。
ブッキング・ドットコムについて
1996年にアムステルダムにて設立されたブッキング・ドットコムは、オランダの小さなスタートアップ企業から、世界最大のオンライン宿泊予約サイトに成長しました。 プライスライングループ(NASDAQ:PCLN)の一部であるブッキング・ドットコムは現在、世界70カ国・204のオフィスを設け、15,000人以上の従業員が所属しています。世界中人々に世界を体験していただくことを使命とし、気軽な旅を実現できるよう、最新の技術を取り入れています。ブッキング・ドットコムでは、アパートメント、家族経営のB&B(ベッド&ブレックファスト)スタイルの施設から、5つ星の高級リゾート、ツリーハウス、さらにはイグルーに至るまで、世界最大の宿泊施設数を提供しています。ブッキング・ドットコムのウェブサイトとモバイルアプリは、40の言語で利用でき、世界140万軒以上の施設を、228ヶ国と地域で12万以上の都市で提供しています。毎日、150万部屋以上が予約されており、お客様は24時間いつでも43の言語でサポートを受けることができます。ビジネスやレジャー等の用途に限らず、ブッキング・ドットコムで簡単に理想的な宿泊施設の予約が無料で行えます。
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