【2025年4月版 不動産マーケットレポート】経済・為替の混迷でも浮かび上がる不動産の「構造的な強さ」 住宅購入の人気駅ランキングは都心の価格高騰を受け三県の都心近接エリアがランク上昇

TERASS

不動産仲介関連サービスを提供する株式会社 TERASS(東京都港区、代表取締役:江⼝亮介、以下TERASS)は、居住用・投資用不動産におけるマーケット動向をまとめた「TERASS Market Report」2025年4月版を公開しましたので、ぜひご覧ください。

【すべてのデータやトピックがご覧いただける資料はこちらから】

https://terass.com/marketreport

居住用不動産領域では東京都は上昇、三県は概ね横ばい

居住用の中古マンション・新築戸建ての価格・在庫の推移(首都圏)

(出典:公益財団法人東日本不動産流通機構運営レインズタワーより当社グラフ作成)

【中古マンション】

中古マンションの成約平米単価は直近6か月は75~79万円台の間を小幅で上下している。一都三県別では東京都が上昇し神奈川県・埼玉県・千葉県が横ばい~やや下落傾向。

在庫はやや減少傾向。特に東京都で減少傾向が続く。

(出典:公益財団法人東日本不動産流通機構運営レインズタワーより当社グラフ作成)

【新築戸建】

新築価格は緩やかな上昇が続く。東京都・千葉県が上昇傾向、神奈川県・埼玉県はほぼ横ばいで推移。
在庫は2024年1月まで増加を続け、コロナ禍前と同水準となったが、2024年2月以降は一転、減少基調が続いている。​一都三県別ではすべての都県で減少基調。

住宅ローン金利動向

(出典:ダイヤモンド不動産研究所より当社グラフ作成)

住宅ローンの変動金利の相場は、2024年7月の0.487%を底として上昇に転じ、政策金利の利上げを受けて、2024年10月に大きく上昇。4月以降も上昇トレンドとなる見込み。

一方で、固定金利も上昇を続けており、変動金利の金利差は引き続き大きい。ただし、4月からの円高基調により、若干下落の予兆はあり。

約4万人が使う家探しサイト「Terass Offer」に基づく人気駅ランキング

Terass Offerは「一番自分に合った不動産エージェント」を見つけることができる、エージェント提案型家探しサイトです。2020年6月のリリースより3年で累計ユーザー数が約4万人、チャットルーム数(エージェントとユーザーのマッチング数)は約13.5万件となりました。

そのTerass Offer上でお客さまが家探しの希望駅としてご登録されたデータを集計した、当社独自の一都3県における人気駅ランキングは以下の通りとなりました。

(集計期間:2024年10月~2025年3月)

【東京都】

目黒は不動のNo.1。

2024年4-9月期にランクアップした荻窪・吉祥寺が入れ替わって2位・3位。​三鷹・西荻窪が+9ptとにし城西地域で都心へのアクセスのよいエリアが人気を高めている。

【神奈川県】

トップ4の横浜・武蔵小杉・日吉・川崎に変動なし。

東横線・京急線沿線で都心アクセスのよいエリアが上位を占める中、東海道線の戸塚駅が13位(2ptアップ)と健闘。

【埼玉県】

浦和の1位は変わらず。

2024年4-9月期にランクアップして2位に入った和光市が3位に残る。都心の不動産価格高騰の影響か、川口・戸田公園・与野ななど東京都近接エリアの人気が上昇している。​

【千葉県】

上位は軒並み変動なし。

埼玉県と同様、都心の不動産価格高騰の影響か、都心アクセスのよい浦安市や市川市の各駅がジャンプアップ。

投資不動産領域では、区分マンションの利回りが下落傾向、一棟マンション・アパートは利回り上昇

投資用区分マンション・一棟マンション・一棟アパートの価格と表面利回りの推移(全国)

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【区分マンション】

区分マンション価格は2024年10-12月期まで上昇トレンド。直近2025年1-3月期は下落したものの、依然として高水準で推移。

表面利回りは6.77%と、上昇に転じた。

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【一棟マンション】

一棟マンションの価格は、2024年1-3月期以降、2億1,000~2,000万円の間で横ばいが続いたが、直近2025年1-3月期は大きく上昇。

表面利回りは、2024年10-12月期から▲0.42ptと大きく下がり7.54%となった。

(出典:楽待(株式会社ファーストロジック)投資用不動産の市場動向レポート 2025.4.8)

【一棟アパート】

一棟アパートの価格は、2025年1-3月期に微幅で上昇しているが、概ね横ばい。

表面利回りも、直近2025年1-3月期は下落したものの、9.68%の高水準にある。

TERASS代表 江口からのコメント

トランプ政治の動向の影響を受けるものの、金利は「1%時代」に入りかけようとしています。住宅ローンの超割安感は薄れつつありますが、中古在庫不足、建築費インフレ、海外資金流入という三つの構造的な強さが価格を下支えしています。地域ごとの勝ち負けは一層鮮明になり、物件選別の難易度は上がりました。それでも株式市場ほどのボラティリティはなく、住宅ローンを有利に組める方は資産性の高い物件を早めに押さえることが2025年春時点の最適解と言えます。

 賃料を払い続ける機会損失と金利上昇リスクを天秤にかければ、自宅の購入という行動を先送りする合理性は年々薄れています。「自宅は最大の資産」という前提を再確認し、自らのキャリアと家族計画に合った住まいを選んでください。それこそが、不確実性の高い時代を乗り切る最も堅実な資産形成策だと考えます。 

株式会社TERASS

株式会社TERASS

TERASSは、DXで不動産売買の顧客体験を進化させる不動産テックと、全国 約650名のプロフェッショナルな不動産エージェントによる不動産仲介のコンサルティング・フルサポートにより、家を買う⼈、売る⼈、働く⼈すべての​個⼈をエンパワーメントするフルスタック・スタートアップ企業です。
2019年4⽉に代表の江⼝亮介により設⽴、不動産エージェントを仲介業務のDXで⽀援する「Terass Agent」事業を立ち上げ、2020年6⽉には不動産エージェントから提案が受けられる不動産サイト「Terass Offer(旧Agently)」をリリース。以後、住宅ローンに関する銀行代理事業の開始、不動産売却時の"囲い込み"防止機能の実装、クロスボーダー不動産取引における業務提携など、不動産売買のあらゆるシーンをお客さまに寄り添い、オープンな取引へと変革。
いいエージェントといい不動産取引ができる人を増やすことを⽬指しています。
https://terass.com/

■オフィス所在地
東 京:東京都港区虎ノ門2丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー13階
名古屋:愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号大名古屋ビルヂング11階
大 阪:大阪府大阪市北区梅田1丁目12番地17号 JRE梅田スクエアビル1階
福 岡:福岡県福岡市博多区博多駅前3-4-25アクロスキューブ博多駅前5階
札 幌:北海道札幌市北区北7条西2丁目8番地1 札幌北ビルディング9階

■会社情報
代表者名:江口 亮介
資本金(資本準備金含む):13億3,000万円
設立:2019年04月

■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
株式会社TERASS 広報担当:長尾
メールアドレス:press@terass.com

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本社所在地
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江口亮介
上場
未上場
資本金
13億3000万円
設立
2019年04月