サステナビリティの実務者・有識者が集うSustainability Leadership Community、第3回リアルイベントに100名以上が参加

アスクル渡辺氏、花王高橋氏と共に、サプライヤーと共創するGHG排出量削減・人権等のサステナビリティ推進のあり方や課題、想いを共有

booost technologies株式会社

2023年11月8日 12時00分

　booost technologies株式会社が運営するサステナビリティリーダーが集うコミュニティ「Sustainability Leadership Community（サステナビリティリーダーシップコミュニティ、以下　SLC/会員数376名※2023年11月1日現在）」は、第3回リアルイベントを2023年10月24日（火）に都内で開催しました。SLCは、サステナビリティを推進する企業や個人、有識者を対象とした登録制コミュニティです。イベントには100名以上が参加し、基調講演やパネルディスカッション、グループディスカッション、懇親会を通じて、サステナビリティ推進に関する情報交換や課題、サステナビリティにかける想いを共有しました。

■コミュニティイベントの詳細

　本イベントは、2023年10月24日（火）に都内会場で「サプライヤーと共創するサステナビリティ戦略」をテーマに開催し、普段はSlack上で交流を行っている会員が一堂に会して、ディスカッションとネットワーキングを行いました。

　今回は、サプライヤーとのGHG排出量削減推進に精力的な取り組みを展開するアスクル株式会社マーチャンダイジング本部グリーンプロダクトマネジメント部長の渡辺昭一郎氏、サプライヤーの人権を守る取り組みに関して、先進的な取り組みを展開する花王株式会社 ESG部門 ESG活動推進部長の高橋正勝氏の2名の登壇者をお招きし、各社の事例をお話しいただきました。その後、参加者がその内容を踏まえたグループディスカッションを通じて、理解を深めました。

開催概要：https://slc.booost-tech.com/event/003/

　次回のSLCコミュニティイベントは2024年1月開催を予定しています。今後も、会員によるSlack上での交流は継続し、日常的にリテラシーを高め合い、持続可能な社会・経済への構造的変革を目指してまいります。

■サステナビリティ推進に対する課題
　イベント当日に実施したアンケートより、参加会員のサステナビリティ推進に対する課題が明らかになりました。第3回目ということもあり、過去のイベント時のアンケートと比較すると、実務レベルの課題感を持っている方が増加していることがわかりました。引き続き、社内理解・連携への課題感はありながらも、実務レベルでの開示情報の知識や開示範囲やその算定方法に関する課題感もあがりました。

＜サステナビリティ推進に関するアンケート＞

サステナビリティ業務の中で一番困っていること（一部掲載）
課題感1. 社内理解・連携

　対応部署が限定的であることから、社内関連部署やグループ会社の巻き込みやサステナビリティに対する従業員理解が浅いことや直接、社会価値提供としないコーポレート部門等への浸透活動をいかにするかへの課題を持っている、という回答を得ました。

課題感2.GXの情報開示に関する知識・動向理解

1. 情報開示に関する知識

・2026年のISSB S2（日本版）に対応した開示情報

・CSRD、ISSBといった情報開示の枠組みへの対応

・情報開示の程度

2. 実務に関する知識

・GX関係の知識の内製化

・パーム油の係数乖離による煩雑な計算業務と係数訂正時のパージ

・リソースサーキュレーションの実現