ミサワホーム 2024年版「偉人の生涯と筆跡カレンダー」 第75回全国カレンダー展 「経済産業大臣賞」を受賞
○ BtoC向け企業カレンダーを対象とする部門において12年連続で「金賞」を受賞
○ 各部門の金賞受賞作品から選ばれる上位賞の「経済産業大臣賞」を受賞
ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)の制作した2024年版カレンダー「偉人の生涯と筆跡カレンダー(アンリ・マティス)」が、第75回全国カレンダー展(主催:一般社団法人日本印刷産業連合会、産経新聞社)において、応募作品439点の中から部門賞(※1)である金賞を受賞し、さらにその中から選出される上位賞の経済産業大臣賞(※2)を受賞しました。
1950年より始まった全国カレンダー展におけるミサワホームカレンダーの入賞は通算26回目。その中から選ばれる「金賞」を12年連続で受賞し、さらに9年連続で上位賞を受賞しています。上位賞21回(※3)は歴代最高の受賞回数を誇ります。
ミサワホームは、「住まいは、巣まい」という理念のもと、子どもたちや家族の豊かな暮らしを考えてきました。カレンダーについても、インテリアの一部として生活に溶け込むようシンプルなデザインにするとともに、過去の偉人たちの功績を紹介することで、その紙面がきっかけとなり親子のコミュニケーションが育まれることを願って制作しています。
ミサワホームは、今後もカレンダー制作を通して過去の偉人たちの功績を紹介し、文化の発展に寄与するとともに、お客さまご家族のコミュニケーション向上のお手伝いをしていきたいと考えています。
※1:部門賞は、部門ごとに「金賞」(審査総数の5%相当)、「銀賞」(審査総数の10%相当)が選出されます。
※2:各部門の「金賞」受賞作品の中から選出される総合的な優秀作品で、特に企画デザイン、印刷技術ともに優れ、創造性に富む作品に贈られるものです。
※3:経済産業大臣賞15回、文部科学大臣賞6回。
ミサワホームの「偉人筆跡カレンダー」シリーズ
1988年から続く「偉人筆跡カレンダー」シリーズは、世界の偉人たちが手紙や日記などに残したサインや数字を収集しデザインしたカレンダーです。当初は、“画家”や“芸術家”など、その年ごとに共通のテーマを設定して毎月一人ずつそのジャンルの偉人を取り上げるという構成でしたが、2009年版からはこれをリニューアルし、毎年一人の偉人の生涯と筆跡にスポットを当てています。同じ人物を月ごとにさまざまな角度や挿絵を用いて紹介することで、その人生を深く掘り下げ、より内容の濃い仕上がりとしています。
今回取り上げた偉人「アンリ・マティス」は、20世紀を代表するフランスの芸術家の一人。主観的な感覚を色彩で表現するフォーヴィスム(野獣派)の代表的な画家として知られており、「切り紙絵」といった新たな手法を生み出しました。このカレンダーではそんなマティスを代表する美術作品のスケッチや文字、手書き数字などから厳選した筆跡を集め、構成、レイアウトしています。
2024年版カレンダーの概要
・取り上げる偉人:アンリ・マティス(1869年-1954年)
1869年、穀物商人の長男としてフランス・ノール県ル・カトー=カンブレジで生まれました。幼少期は、普仏戦争の影響により、家族と共にピカルディ地域圏のボアン=アン=ヴェルマンドワへ移住。19歳になると、法律を学ぶためパリにある故郷ル・カトー=カンブレジへ戻り、弁護士事務所で働き始めます。しかし、21歳の時に転機が訪れます。虫垂炎をこじらせてしまい療養することとなった彼は、気晴らしにと母親が送ってくれた筆と絵具箱を手にしたことがきっかけに、絵画に興味を持つようになりました。父親への説得後、美術学校の教官であるギュスターヴ・モローやルオーなどと出会い、生涯の友人となりました。1905年、大胆且つ自由に色彩を用いることで知られるフォーヴ(野獣)と呼ばれるきっかけとなったサロン・ドートンヌにて肖像画「帽子の女」出品。1930年代にはコレクターのバーンズ博士から、フィラデルフィア郊外の美術館の壁画を依頼され、「ダンス」を制作しましたが途中で寸法を間違えてしまいました。やり直しを行った結果2つのヴァリエーションが完成され、デッサンと色彩を同時に調整したいと申し入れ、切り紙絵の手法を採用し完成させました。1941年マティスは大病に見舞われ手術を経て生還しますが、体力が弱りベッドでの制作を余儀なくされ、そこで彩色された紙を切り抜く「切り紙絵」が新たな表現媒体として重要な位置を占めました。1947年に出版された「ジャズ」はこの手法を新たな表現媒体として確立する契機となりました。1948年にはロザリオ礼拝堂を4年の月日をかけ建築から内装、司祭の上祭服まで全てを制作しました。
晩年まで芸術に対する情熱を持ち続け、新たな制作手法を取り入れるなど美術史の流れを変えた天才として崇められ、現代の芸術家に今なお大きな影響を与え続けています。
ミサワホームグループ 「偉人の生涯と筆跡カレンダー」 特設サイト
https://www.misawa.co.jp/calendar/
2024年版カレンダーの紹介と合わせて、過去のカレンダーや受賞歴を紹介しています。また、カレンダーはハンズ、丸善ジュンク堂、伊東屋の指定の店舗にて販売しています。
2024年版「偉人の生涯と筆跡カレンダー」 各月(1月~12月)の内容について
表 紙 ジャズ:画像一覧
1月 ジャズ:道化師
2月 シャルル・ドルレアン詩集
3月 ピエール・ド・ロンサール「愛の詞華集」
4月 軽業師
5月 版画を彫るアンリ・マティス
6月 木
7月 アンフォラを持つ女性
8月 葉に横たわる裸婦
9月 ピエール・ド・ロンサール「愛の詞華集」
10月 ステファヌ・マラルメ詩集
11月 ロザリオ礼拝堂・告解室の扉デザイン
12月 ロザリオ礼拝堂・陶板壁画「聖母子」
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