ベター・プレイス、2024年の成長をまとめたインフォグラフィックスを公開

〜「はぐくみ企業年金」加入者数8万人、導入法人数3,000社を突破と急成長〜

株式会社ベター・プレイス

2024年12月25日 13時00分

「福祉はぐくみ企業年金基金」（以下、「はぐくみ企業年金」）を中心に、企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイス（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：森本新士、https://bpcom.jp/）は、2024年に飛躍的な成長を遂げたベター・プレイスの1年間の成長をまとめたインフォグラフィックスを公開しました。

◾️インフォグラフィックス公開の背景・目的

ベター・プレイスは本年、導入支援を行う「はぐくみ企業年金」の加入者数が8万人を突破し、導入法人数は3,000社を超えるなど、飛躍的な成長を遂げました。これを記念し、より多くの皆さまに当社の歩みを分かりやすくお届けするべく、2024年の成長をまとめたインフォグラフィックスを公開しました。

今後も「はぐくみ企業年金」をはじめとした企業年金制度をご利用いただくことで、全国の中小企業で働く方々が「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会の実現を目指し、邁進してまいります。

1.「はぐくみ企業年金」加入者数8万人を突破

「はぐくみ企業年金」は、2018年の設立以来加入者数を伸ばし続けており、本年で加入者数は8万人を突破致しました（2024年11月末時点）。直近1年間では3万人増加しており、急拡大を続けています。

2.「はぐくみ企業年金」導入法人数3,000社突破

「はぐくみ企業年金」を導入いただいている企業数も増加の一途を辿っており、本年は導入法人数が3,000社を突破しました。（2024年11月末時点）

3. 全国の金融機関24社と連携

本年、当社は7つの地方銀行をはじめとする金融機関と業務提携やビジネスマッチング契約を締結し、連携する金融機関は24社に達しました（2024年12月末時点）。また、本年は東北エリアや東海エリアに本店を構える地方銀行とも初の連携を開始し、地方の経営者の皆様への認知拡大を推進しています。

4.「はぐくみ企業年金」平均加入率71.1%、解約率は0.89%

当社が開発した企業年金DXシステム「はぐONE」によりスマホ一つで申込や掛金の変更（原則年２回まで）、掛金シミュレーションが可能となっており、利用者様に使いやすいシステムで高い加入率*¹を実現。本年は「はぐくみ企業年金」の平均加入率が71%に達しました。それに対し、解約率は0.89%となっています。（2024年9月末時点。解約率＝過去1年間の脱退事業所における加入者数÷1年前の加入者数）

*¹ 他の福利厚生制度の利用率との比較（出典：独立行政法人労働政策研究・研修機構「企業における福利厚生施策の実態に関する調査―企業／従業員アンケート調査結果―」（2020年7月））

5.「はぐくみ企業年金」平均掛金月額23,272円

「はぐくみ企業年金」への平均掛金月額も上昇を続けており、23,272円（2024年9月末時点）となっています。

6.「はぐくみ企業年金ナビ」サイトセッション数　昨年比率約4.4倍

「はぐくみ企業年金」の新規導入案内サイト「はぐくみ企業年金ナビ」は、多くの方に閲覧いただいており、過去最高のアクセス数となりました。セッション数は昨年から約4.4倍に増加し、これまで以上に注目を集めています。

（2022年10月～2023年9月、および2023年10月～2024年9月の年間セッション数を比較した数値）

「はぐくみ企業年金ナビ」

https://bpcom.jp/hagukumikikin/

7.「はぐONE」新機能追加

当社開発の企業年金DXシステム「はぐONE」に次々と新機能を追加。法人担当者様、加入者様双方にとってのさらなる使いやすさを追求しました。

⚫︎仮想個人残高表示機能：

　加入者が自身の積立状況を手軽に確認できるようになりました。

⚫︎導入工程DX化：

　制度導入時の手続きをDX化し、事務作業の負担を低減しました。

⚫︎UI・UX改善、品質向上：

　手続きをスムーズに進められるよう、ユーザー目線に立ったわかりやすい画面へと改善しました。

⚫︎セキュリティ対策強化：

　情報セキュリティマネジメントシステム（ISMS）の国際規格であるISO27001認証を取得済。

⚫︎はぐくみ企業年金への届出機能拡充：

　加入者情報変更届に対応しました。

8. ブランドキャッチコピー・ステートメント刷新

「はぐくみ企業年金」をよりわかりやすく広く認知していただけるよう、ベストセラーのビジネス書「伝え方が9割」の著者でありコピーライターの佐々木圭一氏ご協力のもと、ブランドキャッチコピーとステートメントを刷新しました。

9. プロモーションムービーリリース

ベター・プレイス、そして「はぐくみ企業年金」について視覚的にわかりやすく知っていただけるよう、プロモーションムービーを作成しました。

10. 累計調達額 15.4億円

本年3月にシリーズBにて2.4億円、7月にはシリーズCにて約3億円の資金調達を行いました。当社の企業理念に共感いただき、事業拡大に向けて多くの金融機関やVCの皆様にご支援いただきました。

11. 売上高14億円を突破

売上高も毎年拡大を続けており、昨年から2倍以上の売上となる14億円を突破致しました。

12. ARR*² 9億円を突破

ARRは昨年から約2.2倍となる9.1億円を突破致しました。

*²ARR（Annual Recurring Revenue）：年間経常収益。各事業年度末のMRR（Monthly Recurring Revenue）＝月間経常収益の12倍として算出した。

13. 社員数 116名

「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念に賛同し、社会を支える皆様がお金の心配なく暮らせる社会の実現を目指す仲間が多く集まり、社員数は116名を超えました（2024年9月末時点）。過去4年間で約6倍に増加しています。

14. コンプライアンス遵守・顧客保護の取り組み

お客様にとってより安心・安全なサービスを提供するため、コンプライアンス遵守・顧客保護の取り組みを強化致しました。お客様情報の適切な管理や、正確な情報発信の徹底のため、厳格なチェック体制を敷いています。また、9月にはISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）認証を取得し、第三者機関からも当社の情報管理体制が適切であることが認められました。

さらに勧誘方針の周知、契約前説明の強化、加入者向け説明会における重要事項の周知徹底など、お客様に安心して制度をご利用いただけるよう改善を行っております。

15. 2025年に向けての展望

＜当社代表森本新士コメント＞

ベター・プレイスならびに「はぐくみ企業年金」にとって、2024年は大きな成長の年となりました。

「はぐくみ企業年金」の加入者は1年で3万人以上増え、それをお支えするベター・プレイスの社員も110名を超えました。

しかし、私たちはようやく入り口に立ったばかりにすぎません。

我々のゴールはどこか？

それはすべての働く人々が、将来の安心を手に入れられるよう、会社で働くあらゆる方々に企業年金の加入機会を提供することです。

日本の法人数368万社の約99％*³は中小企業です。しかしながら、従業員数30～99名の中小企業の8割以上が、企業年金を導入していません。その結果、わが国では、企業年金の加入資格を持つ方々の約6割、2,400万人以上の方々が企業年金にアクセスできていません。

だからこそ私たちにはやるべきことが無限にあります。

今後、たくさんの方々が、安心して企業年金にご加入いただけるよう、ガバナンスの強化と遂行を行って参ります。

と同時に、従業員数数名の会社でも企業年金をお届けできるよう、徹底したDXの推進とわかりやすさの追求を行って参ります。

そして、それを支える当社の従業員一人ひとりが事業に誇りを持ち、当事者として行動できるよう従業員参加型資本主義を貫いて参ります。それは子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会に資することであり、日本をより良い世界にすることにつながることです。

2025年も社員一同、事業に邁進して参ります。

*³（出所）令和３年経済センサス‐活動調査

https://www.stat.go.jp/data/e-census/2021/kekka/pdf/k_outline.pdf

＜当社CFO 野崎始コメント＞

2024年の飛躍進展は「参加型資本主義」という経営哲学が完成したことだと思います。普遍性・独自性の高いパーパスに共感した、エンゲージメントの高い社員が全員経営で市井の人々の資産形成に取り組みます。金融業界において世の潮流は富裕層向けビジネスの強化ですが、我々は愚直に普通の人々の資産形成を応援して生業にしていきます。困難な道ですが、高い理想を掲げることで遠くまでいけると信じています。

■「はぐくみ企業年金」について

現在我が国は、人口減少と超高齢化による「就労人口の減少」が進み、慢性的な人手不足の現状があります。また、若年労働者が企業を退職する理由は経済的な理由が最多*⁴であり、働く世代の老後の不安の第一位は「お金」*⁵となっています。

勤務する企業規模や居住する地域によって生じている経済格差、これは将来の資産形成、老後資金にも大きく影響しています。私たちは、中小企業とそこで働く方を支えるため、企業にも労働者にもメリットがある企業年金制度「はぐくみ企業年金」の導入を推進しています。

「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員（非正規雇用含む）でも役員でも加入可能な確定給付企業年金（DB）で、事業主側はコストを抑えながら企業年金・退職金制度を構築することができます。企業年金・退職金制度の充実が従業員満足度向上・離職率低下につながったというお声もいただいており、特に人手不足が深刻化している福祉業界において、人材定着をはかるための福利厚生のひとつとしてご好評いただいています。

従業員側のメリットには、難しい投資の知識が不要で、元本が保証されていることがあげられます。また、原則60歳以上にならないと受け取りができない企業型DC（企業型確定拠出年金）やiDeCo（個人型確定拠出年金）に比べて、年金として受け取れるほか、退職時や休職時、育児・介護休業時にも受け取ることが可能なため、育児や介護を将来に控える従業員から厚い支持を集めています。

現在、導入法人の約96%が従業員300名以下の中小規模法人*⁶で、約4割の法人が福祉・医療・教育関連*⁷となっております。

サービス紹介サイトURL：https://bpcom.jp/hagukumikikin/

（出所）

*⁴厚生労働省　平成30年若年者雇用実態調査の概況

　https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_gaikyou.pdf

*⁵金融庁　金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」2019年6月

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html

*⁶厚生年金被保険者数記録のある2018年4月～2024年9月現在までに導入した2,849法人が対象

*⁷2018年4月～2024年9月現在までの実績　　