TENOHA東松山で「太陽光発電」「EV」「V2X機器」を連動させたエネルギーマネジメントシステム構築の実証実験を開始
■本事業全体の概要
TENOHA東松山は、東急不動産が手掛ける、再生可能エネルギーを活用した地域共生プロジェクトの拠点施設です。2023年10月より建物屋根上にフレキシブル太陽光モジュール(※1)を設置して電力の自家消費を行っており、使用電力の約30%を再生可能エネルギーで賄っています。
今回新たに、オムロン製のV2X(※2)システム「マルチV2Xシステム(KPEP-A)」とEV(※3)(東京センチュリー連結子会社の日本カーソリューションズ株式会社がリース提供するニッサン・リーフ)を本施設に設置いたしました。これらと太陽光発電を連動して充放電を行い、ピークカットによる電気料金の削減効果等を検証するとともに、停電時等においてEVからエネルギーを供給するなどの効率的なEMS構築を目指します。
6社は普及拡大が進むEVを活用したEMSを構築することにより、再生可能エネルギーの効率利用を促進し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
※1. フレキシブル太陽光モジュール:耐荷重の少ない屋根でも設置可能な軽量パネル
※2. V2X(Vehicle to X):電気自動車と何か(X)との接続や相互連携を総称する技術。電気自動車を蓄電池として扱い、家や建物などに給電する仕組み。V2H(Vehicle to Home:住宅)、V2B(Vehicle to Building:建物)、V2G(Vehicle to Grid:地域)、V2L(Vehicle to Load:家電機器)などを指す。
※3. EV(Electric Vehicle):電気自動車
■概念図
各社の主な役割・実証実験内容
今後もTENOHA東松山において各社の技術と知見を結集し、「電気代・電力量推移の分析」「エネルギーマネジメントシステムの効果検証」「事業採算性の評価」「事業発展に向けた最適な利活用方法の検討」「停電時もBCP対応が可能な災害に強いシステム構築」など、様々な実証実験を継続して行ってまいります。
■TENOHA東松山の概要
■屋根上太陽発電・自家消費システムの概要
■V2Xシステム・EVの概要
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