学生による「5地創マルシェ」で賑わいを 地域連携イベントで防災紙芝居を披露
フィールドワークで見つけた東日本大震災のエピソードを子どもたちに分かりやすく伝えようと、追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:川原俊明)の学生たちが紙芝居を自作し、10月19日に茨木市内で別の学生たちが開催する地域連携イベントで披露することになりました。
紙芝居を作ったのは、地域活性化やまちづくりを学んでいる地域創造学部の学生4名です。地域創造学部では連携協定を結んでいる岩手県普代村に毎年学生を派遣し、観光資源や産業の可能性を現地調査(フィールドワーク)して村に提案する実践と学びの融合に取り組んでいます。この中で学生の一人が東日本大震災でのエピソードに注目し紙芝居を発案しました。
岩手県普代村は東日本大震災で被災しましたが、過去の大災害を教訓に整備した防潮水門が津波に対して効果を発揮し、死者が出なかったことから「奇跡の水門」とも呼ばれています。紙芝居ではこのエピソードを軸に、将来に備えて水門の整備を推進した当時の村長の信念などを描き、災害への備えの大切さを訴える内容になっています。
披露に向けて人が集まるところを探していたところ、同じ地域創造学部で地域活性化に取り組んでいる山本博史教授のゼミ生達が、地元の有名店のパンやスウィーツなどを展示即売する「5地創マルシェ」を、茨木市の助成を受けて10月19日に開催することを知り、連携することになりました。
10月19日は紙芝居だけでなく、マルシェや段ボールピザ窯づくり、普代村の写真展示も行われるということで、子どもから大人まで楽しめるイベントを目指します。
- 【ポイント】
○「奇跡の水門」から災害への備えの大切さを子ども達に伝えたい
○パンやスウィーツなどの展示即売会や段ボールピザ窯づくりなど、別の学生が企画運営するイベントと連携
- 【開催日】
会 場:茨木にぎわい亭(大阪府茨木市元町2-5)阪急茨木市駅から徒歩5分程度
参加学生:追手門学院大学地域創造学部の学生約20人
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