【イベントレポート／大阪文化服装学院】大阪・関西万博「ポルトガルパビリオン」にてドレーピングのライブパフォーマンスを実施

ポルトガル繊維・服飾協会（ATP）メンバー５社のサステナブル素材を用いて、学生が作品を公開制作

大阪文化服装学院

2025年6月20日 16時10分

デザイナーおよびファッション人材を育成する大阪文化服装学院（以下OIF、学校法人ミクニ学園　理事長：豊田晃敏　所在地：大阪市淀川区三国本町）は、6月12日（木）〜15日（日）「大阪・関西万博」ポルトガルパビリオン内のイベントスペースにて開催されたライブ・インスタレーション企画「持続可能な素材によるドレーピング」に参加しました。

本企画は、ポルトガル繊維・服飾協会（以下ATP）主催の国際共同プロジェクトで、現地から持ち込まれたATPメンバー５社のサステナブル素材を用い、学生がドレーピング（立体裁断）技術により即興で衣服を構成するというライブ形式のイベントです。来場者の方々に作品が仕上がっていく過程を見ていただき、学生の創造性と、伝統とサステナビリティが息づくポルトガルのテキスタイルが織りなす、ライブならではの魅力を体感いただきました。

OIFにとっては、本年4月に実施された「TGC in 大阪・関西万博」での作品出展に続く"万博連携プロジェクトの第2弾"となりました。9月には、大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」において「サステナブルに基づく繊維ファッション産業の未来共創プロジェクト」の展示企画にも参加を予定しています。

プロジェクトの概要

イベント名：ライブ・インスタレーション「持続可能な素材によるドレーピング」

開催日：2025年6月12日（木）～6月15日（日）

会場：大阪・関西万博「ポルトガルパビリオン」内イベントスペース

主催：Portuguese Textile and Apparel Association（ポルトガル繊維・服飾協会）

参加企業：Albano Morgado / Burel Factory / Lemar / Positve Materials / Trimalhas

参加校：大阪文化服装学院　他2校

実施形式：ATPメンバー５社のサステナブル素材を使用した、即興での公開作品制作（来場者に制作過程を披露）

本プロジェクト参画の経緯と意義

大阪・関西万博の会期中、ポルトガルパビリオンでは、ポルトガルの団体、企業、観光局などによる多彩な展示、イベントが開催されています。本企画は、参加団体の一つ、ATPの「関西でファッションを学ぶ学生との協業を行いたい」という意向により実現したものです。

ポルトガルの繊維業界は、エコ素材やアップサイクル技術の活用を通じて、環境負荷の低減とイノベーションの両立を実現する成功モデルとして国際的な評価を集めています。OIFも近年、サステナビリティを軸とした産官学連携を積極的に進めており、こうした両者の理念が合致し、本プロジェクトへの参画につながりました。

当日の様子

OIF スーパーデザイナー学科3.4年生5名が、ポルトガルのサステナブル素材を使い、即興で作品制作。

■ポルトガル繊維・服飾協会（ATP）とは

ATP – Portuguese Textile and Apparel Association（ポルトガル繊維・服飾協会）は、ポルトガルにおける繊維・衣料産業事業の中核を担う非営利団体。

ポルトガル繊維産業の発展のため、インターナショナルな展示会への出展も含め様々なプロジェクトを国内外で行っている。

この数年は、ポルトガルの持続可能性と技術革新を掲げ、環境負荷の低減、新素材の開発、アップサイクル推進などに注力。サステナブルな成功モデルとして世界に発信、注目されています。

キーパーソン：Sofia Botelho（ソフィア・ボテーリョ）氏

本プロジェクトの実現を主導したのは、ポルトガル繊維・服飾協会（ATP）のManaging Director ソフィア・ボテーリョ氏です。国際連携とサステナビリティ戦略を担う同氏は、近年、ポルトガル繊維業界のグリーン素材推進プロジェクト『Sustainable Fashion From Portugal』『The Green Book』などでプロジェクトディレクターを務め、エコ素材やアップサイクル技術の普及、教育機関との連携を積極的に実施。今回のコラボレーションも、同氏の強い提案によって実現したものであり、持続可能性と創造性を結ぶ国際的なプロジェクトとなりました。

■大阪文化服装学院(OIF)

創立78年の歴史を持つ、西日本最大級のファッション専門学校。「ファッションで社会に貢献する」という経営方針のもと、近年は海外のファッションスクールとの連携を高め、国際的に活躍できる人材の育成に注力。また、世界的にDXへのニーズが高まるなか、デジタルコンテンツへの投資も積極的に行い、「国際感覚」と「デジタルスキル」を融合し、新たな価値を生み出す創造力を養成している。「日本で最も高い成果をあげ、アジアを牽引する発信力を持ち、世界から信頼されるファッション教育機関であり続ける」ことをビジョンに掲げている。

2025年に発表された、繊研新聞主催「第2回ファッションスクールアワード」では「大賞」に選出。全国No.1の評価を獲得している。

学校法人ミクニ学園　大阪文化服装学院

所在地：大阪市淀川区三国本町3丁目35-8

理事長：豊田　晃敏

TEL：06-6392-4371 / FAX：06-6391-5600

https://www.osaka-bunka.com/