プロロジス、茨城県古河市において、10棟のHAZMAT倉庫「プロロジスパーク古河7」の開発を決定
敷地内全19棟のHAZMAT倉庫で、普通品との一体保管・運用ニーズに対応
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO:山田 御酒)は、茨城県古河市において、HAZMAT倉庫*10棟からなる物流施設「プロロジスパーク古河7」の開発を決定したことを発表しました。HAZMAT倉庫は化粧品やアルコール類など危険品の保管に適した倉庫であり、近年需要が高まっています。
「プロロジスパーク古河7」は、様々な用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとしてプロロジスが開発を進めている「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」のエリア(総敷地面積約177,000㎡)内に開発します。2025年2月着工、2026年2月竣工予定です。
■需要が高まるドライ倉庫とHAZMAT倉庫の一体運用:丸和運輸機関も併用契約
マルチパーパス型ロジスティクスパーク「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」では、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」が稼働中であるほか、HAZMAT倉庫8棟からなる「プロロジスパーク古河6」を開発中です。このたびの「プロロジスパーク古河7」の開発により、同地のHAZMAT倉庫は19棟となります。また、先行して開発した隣地の「プロロジス 古河プロジェクト フェーズ1」では、10棟のHAZMAT倉庫が稼働中です。物流不動産プロバイダーが、複数棟からなるマルチテナント型のHAZMAT倉庫群を開発するのは極めて珍しい試みです。
プロロジスがこのたび開発を決定した背景には、HAZMAT倉庫の供給不足に加えて、ドライ倉庫(普通品を保管する常温倉庫)とHAZMAT倉庫の一体運用ニーズが高いことがあげられます。危険品の対象商品は年々増加してきており、危険品を扱う企業の法令順守意識も高まっています。賃貸型HAZMAT倉庫のニーズ増加に対して、供給が追い付いていないのが現状です。中でも、効率的な運用が可能となるドライ倉庫とHAZMAT倉庫が近接したロジスティクスパークはさらに供給不足であり、希少性が高いです。
「プロロジス 古河プロジェクト フェーズ2」では、株式会社丸和運輸機関(本社:埼玉県吉川市、代表取締役社長 和佐見勝)とプロロジスが、9月に「プロロジスパーク古河4」の一部と「プロロジスパーク古河6」全棟について賃貸借契約を締結しています。同社は、普通品と危険品を同じ敷地内で一体運用できる利便性を高く評価し、両施設への入居を決定。通販商材の拠点として利用する予定です。
「プロロジスパーク古河7」および「プロロジスパーク古河4」の残区画について、引き続き入居企業を募集しています。
■「プロロジスパーク古河7」開発地
開発地は、関東地方のほぼ中央に位置する北利根工業団地内に立地し、国道・高速道路を利用して、東西南北の主要都市・港・空港まで約1時間で到達可能です。圏央道「五霞IC」および「境古河IC」からは約10分で、関東全域のみならず、東北方面や関西方面へのアクセスもスムーズです。さらに、自動車30分圏内にはJR宇都宮線沿線の住宅地があるなど、雇用にも有利な地域といえます。
■「プロロジスパーク古河7」計画概要
「プロロジスパーク古河7」は、約6,800坪(約22,500㎡)の敷地に、HAZMAT倉庫10棟からなる延床面積約3,000坪(約10,000㎡)の物流施設として開発されます。
施設には泡消火設備を装備し、コンプライアンス順守の観点から安全な保管場所の需要が急増しているリチウムイオンバッテリーや化粧品、アルコール類などの保管にも対応可能です。さらに、奥行5メートルの庇も備えており、雨天時の荷降ろし作業もスムーズに進めることができます。HAZMAT倉庫の開発・運営に約15年のノウハウがあるプロロジスは、さまざまな方法で危険品保管ニーズに対応してきた実績があり、「プロロジスパーク古河7」の開発により、新たな選択肢を物流・荷主企業に提供します。
【「プロロジスパーク古河7」施設計画概要】
名称 |
プロロジスパーク古河7 |
開発地 |
茨城県古河市北利根 |
敷地面積 |
約22,500㎡(約6,800坪) |
計画延床面積 |
約10,000㎡(約3,000坪) ※HAZMAT倉庫棟10棟合計 |
構造 |
地上1階建て、鉄骨造 |
着工予定 |
2025年2月 |
竣工予定 |
2026年2月 |
■「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」について
プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」は、さまざまな用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとして開発を進めており、5棟の物流施設を開発・運営・計画中です。
「プロロジスパーク古河4」 |
マルチテナント型物流施設 |
運営中・入居募集中 |
「プロロジスパーク古河5」 |
BTS型物流施設 |
運営中 |
「プロロジスパーク古河6」 |
マルチテナント型 |
2024年12月竣工予定・ |
「プロロジスパーク古河7」 |
マルチテナント型 |
2026年2月竣工予定・ |
「プロロジスパーク古河8」 |
計画中 |
計画中 |
なお、同地の北東隣では、「プロロジス古河プロジェクト フェーズ1」として、合計約106,000㎡のエリアに3つのBTS型物流施設「プロロジスパーク古河1・2・3」が稼働中です。
■11/20(水)21(木)に「プロロジスパーク古河6」「プロロジスパーク古河4」見学会を開催
プロロジスは物流施設の賃借・運用に関心がある企業を対象に、HAZMATの「プロロジスパーク古河6」および「プロロジスパーク古河4」の現地内覧会を開催します。危険品保管や温度管理が必要な機能倉庫建設のプロである三和建設株式会社による危険品知識のミニセミナーも同時開催します。
「プロロジスパーク古河6」「プロロジスパーク古河4」見学会 開催概要
【日時】11/20(水)10:30~、14:00~ /11/21(木)10:30~、14:00~
※各回同内容(所要時間:約60~90分)
■茨城県内のプロロジスパーク
プロロジスは、茨城県内において、「プロロジスパーク古河1・2・3・4・5・6」や「プロロジスパークつくば1-A・1-B・2・3」、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク常総」など11棟の物流施設を開発・運営中です。
プロロジスは、今後もお客様の物流効率化のニーズにお応えすべく物流施設の開発・運営を進めてまいります。
*HAZMAT倉庫。HAZMATとは、「hazardous material(危険品)」を省略した言葉。法律によって危険品と指定されたものを保管する施設をHAZMAT倉庫という。HAZMAT倉庫は建築基準法や消防法といった法律により、危険品の指定数量や保管する建物の構造、人員体制などが厳しく定められており、建設するには消防との事前協議および許可申請も必要になる。
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