監査業務の変革と働き方改革の促進を目指し、業務集中化拠点として「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター」を12月に開所

監査業務の「標準化」と、公認会計士以外の多様な人材の登用による新たな「働き手」の雇用、そしてデジタル技術の活用による「働き方」の実現により、公認会計士・監査業務の働き方改革を実現

有限責任監査法人トーマツは、監査品質の向上と監査業務における働き方改革の促進を目指し、監査業務の標準化と集中化を行う「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター」を、2017年12月に千葉県千葉市美浜区幕張新都心に開所します。
有限責任監査法人トーマツ(東京都港区、包括代表 觀恒平、以下トーマツ)は、監査品質の向上と監査業務における働き方改革の促進を目指し、監査業務の標準化と集中化を行う「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター」(Tohmatsu Audit Innovation & Delivery Center : AIDC)を、2017年12月に千葉県千葉市美浜区幕張新都心に開所します。

日本公認会計士協会の会長声明(平成29年3月「昨今の働き方改革の議論を踏まえた決算に関する業務の在り方について」)でも触れられているように、監査業界における働き方に関する議論がなされています。トーマツは、公認会計士の高止まりした稼働率を引き下げ、監査品質と生活の質を向上するために、監査現場をサポートする抜本的な施策として、AIDCを設立します。

AIDCが担う主な機能

・業務標準化
各監査現場で実施されている手続において、監査先企業ごとの個別対応が必要とされない基礎的な入力、チェック業務や機械的な作業を標準化し、AIDCに集約することで効率化を図る
・人材ミックス
柔軟な人事制度、地域密着型のセンター運営により、多様な人材を採用しセンターの規模を確保するとともに、AIDCに専従の公認会計士チームが常駐し、監査業務の品質を担保する体制を構築する
・デジタル化
単に現場業務をセンターで行うのではなく、標準化した業務をさらにRobotic Process Automation (RPA)などでIT化する、紙ベースでの業務をデジタル化することで人工知能(AI)の活用を推進し、AIDC発のイノベーションで監査現場をサポートする
・監査資源
2021年5月までに、トーマツの公認会計士が関与する年間業務時間の10%を補完できる支援体制と手法を確立する

監査業務を標準化・機械化し順次AIDCに移管
各監査現場で実施されている手続において、監査先企業ごとの個別対応が必要とされない基礎的な入力、チェック業務や機械的な作業を標準化し、それらの業務を監査チームに代わりAIDCが集中的に処理することで、全監査チームへ一貫した高品質な監査補助業務を、高い効率性で提供することを目指しています。これらにより、公認会計士等の有資格者が高度な判断業務や監査先企業とのより深度のあるコミュニケーションに集中できる環境を整備します。

開所当初は、記載内容の整合性を確認する突合、定型的な文章の作成や更新、情報収集とレポート作成、資料の印刷作業、債権・債務の残高確認オンラインサービス「Balance Gateway® *」を活用した確認状発送および回収のコントロールなどを行っていきます。今後も業務の標準化を進め、順次、提供範囲を拡大していきます。

多様な働き方と勤務体系を強みとする地域密着型センター
2017年12月の稼働開始に際して、千葉市の企業立地補助制度の利用を予定しており、有資格者以外の人材を新たに採用し、2018年末までに150席体制、2019年末までに250席体制を構築します。本業務に携わる人員がライフスタイルに合わせた働き方を選択できるよう、AIDCのみに適用される柔軟な人事制度を採用し、かつ就業条件を年2回見直しが可能な制度も合わせて運用することで、ライフイベントによる働き方の変化を積極的にサポートします。また、継続的な勤務を奨励する手当・施策や育児支援など多様な就業をサポートする各種施策を実施することで、AIDCで働く人員のエンプロイーエクスペリエンスの向上を図り、監査法人としての新たな働き方像の構築を模索していきます。

図1  AIDCにおける多様な就業条件と勤務体系

図2  就業条件を年2回見直せる制度を運用

トーマツは、複雑化する社会の変化に向き合いながら一つずつ丁寧に取り組むこと、そして、既存の監査の概念や手法にとらわれず、未来を見据えた新しい取り組みを早期に現場へ導入していく「監査イノベーション」を推進することで、監査先企業およびステークホルダーの皆様へ安心と信頼を提供していきます。誠実性、社会やクライアントとの信頼、そして、決して毀損してはならない品質という、変えてはならないものを守り続けるために、私たちは変わり続けます。

 

* Balance Gateway
監査先企業の取引先等を対象とした、監査手続における債権・債務等の残高確認手続をオンラインで行うWebサービスです。手続のデジタル化により、これまで1通ずつ実施していた手作業を効率化し人為的なミスを防ぐだけでなく、Web上での情報伝達や手続状況の視覚化・一元管理により、監査先企業、確認回答者、およびトーマツ各々が手続をスピーディに進めることが可能となっています。本サービスの利用にあたっては、確認状事務センターが監査先企業、確認回答者、トーマツ内の監査チームをサポートするとともに、従来の紙の手続も一括管理し、事務領域における業務効率化、プロセスの標準化を推進しています。
 
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディア会員登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. デロイト トーマツ グループ >
  3. 監査業務の変革と働き方改革の促進を目指し、業務集中化拠点として「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター」を12月に開所