デルタ航空、ヴァージン アトランティック航空株式の49%を取得 コードシェア運航およびマイレージプログラム提携の開始日を発表
欧州委員会および米国司法省から提携承認を獲得し、66路線のサービスを追加
【米国アトランタ、英国ロンドン 2013年6月24日】-デルタ航空(NYSE:DAL)とヴァージン アトランティック航空は本日、北米と英国の66の就航地をシームレスにつなぐ108路線*でのコードシェア提携に関する詳細を発表しました。
本日のコードシェア運航の発表は、デルタ航空がヴァージン アトランティック航空の株式49%を取得したのと同時に行われ、これにより両社による共同事業へと歩みを進めることになります。ヴァージン アトランティック航空は、デルタ航空が運航する大西洋路線と米国国内線の91路線にVSのコードを付け、デルタ航空は、先ごろヴァージン アトランティック航空が運航を開始した英国内線リトルレッド(ロンドン-マンチェスター、エジンバラ、アバディーン線)を含む、ヴァージン アトランティック航空運航の17路線にDLのコードを付与します。
今回の提携合意により、両社の顧客には以下のメリットが提供されます。
- ヴァージン アトランティック航空の顧客は、北米各都市への広範な路線網を享受できるようになり、またデルタ航空の顧客は、ロンドン-ニューヨーク線で1日6便を追加利用できます。
- デルタ航空の「スカイマイル」、ヴァージン アトランティック航空の「フライング クラブ」の各マイレージプログラムにおいて、コードシェア便の利用に限らず、両社のすべての運航便において、最大125%のエリートボーナスマイル*が付与されます。
- 両社の上級クラス利用のお客様およびマイレージプログラムの上級会員(フライング クラブのゴールド会員、スカイマイルのプラチナおよびダイヤモンド会員)は、対象空港において、デルタ航空の「デルタスカイクラブ」とヴァージン アトランティック航空の「クラブハウス」の両社空港ラウンジの相互利用が可能となります。
- 両社の上級クラスを利用のお客様と、マイレージプログラムの上級会員(フライング クラブのゴールド会員、スカイマイルのゴールド、プラチナおよびダイヤモンド会員)は、コードシェア便に限らず、優先的なチェックインや搭乗、受託手荷物の手続き、および受託手荷物許容量の優遇を受けることができます。
デルタ航空の社長、エド・バスティアン(Ed Bastian)は次のように述べています。「この戦略的投資により、大西洋路線における代表的な渡航地であるロンドン・ヒースロー空港へのアクセスが良くなり、デルタ航空の路線網を強化することができます。世界的ブランドである2つの航空会社は、ともにお客様により良いサービスと特典を提供することに主眼を置いており、両社の革新的な提携関係は、大西洋路線での強い競争力となるでしょう。」
ヴァージン アトランティック航空CEOであるクレイグ・クリーガーは、以下のように述べています。「今日はヴァージン アトランティック航空と、米英両国の我々の顧客にとって重要な日となりました。当社の新しい株主として、デルタ航空は何よりも重要な大西洋路線における、有力なパートナーです。両社の提携により、確固たる競争力を維持し、より多くの路線と空港でのスムーズな乗り継ぎ、そして、大西洋路線で最高の機内サービス体験を提供することができるようになります。ヴァージン アトランティック航空の定評ある顧客サービスは、世界中から愛されています。今後はこのユニークな空港ラウンジ「クラブハウス」や機内のホスピタリティーを何年にもわたって、多くのデルタ航空の顧客とも分かち合えることを期待しています。」
デルタ航空とヴァージン アトランティック航空は、共同事業契約締結への意向を2012年12月に発表しています。それを受けて、欧州委員会および米国司法省が両社の提携に関して審査を続けていましたが、先週、両者とも無条件での承認を決定し、審査を終えました。本日付けで、デルタ航空はヴァージン アトランティック航空株式の49%を取得を完了しました。
現在米国運輸省が、両航空会社による米英間直行便運航の共同事業に関する独占禁止法適用除外(ATI)申請に関して審査を実施中です。この審査は今年の第3四半期(7月~9月期)中に完了する見込みで、デルタ航空とヴァージン アトランティック航空の大西洋路線における共同事業は2014年の第1四半期(1月~3月期)に開始できると見込んでます。この共同事業が開始されれば、顧客サービスの大幅な向上が実現されるとともに、大西洋路線での市場競争がより活発になると予想されます。
両社間のコードシェア運航は2013年7月3日に開始し、同時にお客様はそれにともなう特典を享受することになります。コードシェア運航便の予約は2013年6月29日に開始します。また将来的には、米国と英国における営業活動の連携を図り、両社の法人契約のお客様および旅行会社により良いサービスを提供する計画です。コードシェア運航に関する詳細情報は、両社ウェブサイトにてご覧いただけます。www.virgin-atlantic.com 、www.delta.com
デルタ航空では、総額30億ドルを投じて進めている機内プロダクトやサービス、空港施設拡張計画の一環として、ロンドン・ヒースロー空港と米国を結ぶ全ての路線のビジネスクラスにおいて、全席が通路に面し、完全に水平になるフルフラットベッドシートを導入しています。同路線の全フライトにて、足もとが広くリクライニング角度が深い、好評のエコノミーコンフォート席を設けているほか、エコノミークラスを含む全座席にオンデマンド型機内エンターテインメントシステムを装備し、幅広いコンテンツを提供しています。また、2014年には国際線でも機内インターネットWiFiサービスを開始予定です。
ヴァージン アトランティック航空は、2012年に1億5,000万ポンドを投じたアップグレードプログラムを完了しました。これにはエアバスA330型機に新しい「アッパークラス」キャビンが導入されたことを含み、最長のフルフラットベッドとデザインを刷新した機内バーカウンターを搭載しています。また近年、ニューヨークJFK空港、ニューアーク空港にラウンジ「クラブハウス」がリニューアルオープンし、その革新性とデザイン性は様々な賞を獲得しました。さらに2013年3月には、英国内線「ヴァージン アトランティック リトルレッド」の運航を開始し、ロンドン・ヒースロー空港からマンチェスター、エディンバラ、アバディーンへ毎日、合計26便を運航しています。ヴァージン アトランティック航空は、2012年に定時運航率で高いレベルを達成しました。特にヒースロー空港における定時率は、同社の大多数の路線において、第一位を獲得し、また12か月のうち、11か月で競合他社よりも優れた結果を得ました。
*注:カナダおよびジャマイカのフライトに関しては、各政府の認可を前提としています。
デルタ航空について
デルタ航空は年間1億6,000万人以上の搭乗者数と広範なネットワークを持つ航空会社です。デルタ航空はフォーチュン誌の「2013年世界で最も賞賛される企業リスト」の航空業界部門(2013 World's Most Admired Companies Airline Industry List)において、1位を獲得しました。デルタ航空がこの賞を受賞するのは、この3年で2度目です。デルタ航空およびデルタ・コネクションは、世界64カ国、328都市に向けてフライトを運航しています。米国ジョージア州アトランタに本社を置き、世界で約8万人の従業員を擁し、700機以上の主要機材を運航しています。 また、航空連合(アライアンス)「スカイチーム」の創立メンバーとして、大西洋路線においてエールフランス-KLM、アリタリア-イタリア航空とともに、共同事業を展開しています。アトランタ、シンシナティ、デトロイト、メンフィス、ミネアポリス/セントポール、ニューヨーク(ラ・ガーディアおよびJFK)、ソルトレイクシティ、パリ(シャルルドゴール)、アムステルダム、東京(成田)をハブ空港とし、提携航空会社と合わせて一日に1万5,000便以上のフライトを運航しています。現在、総額30億ドルを投じて空港施設やプロダクト、空港および機内での顧客サービス向上とテクノロジー導入を進めています。詳しくはホームページdelta.comをご覧ください。
ヴァージン アトランティック航空について
ヴァージン アトランティック航空は、1984年にサー・リチャード・ブランソンにより創設されました。北米各地、カリブ海諸国、アフリカ、アジア、オーストラリアなど世界35都市に就航し、旅客数は年間550万人を超えます。最近、新たにカンクン、バンクーバー、ムンバイに就航しました。
ヴァージン アトランティック航空は、大変人気を博しており、最近ではデイリーテレグラフによるUltraTravelアワードにて、Best Long Haul Airline, Best Airline Loungeを獲得したほか、法人、顧客、トレードの各分野で、世界中で受賞しています。サービスの新基準を構築する革新性が他社にも影響を与え、追随されたこともあります。ビジネスの拡大にも拘わらず、顧客目線でのサービス提供を続け、バリュー・フォー・マネー、高品質、楽しさと革新性を重視する姿勢を持ち続けています。
現在の保有機材は、ボーイングB747-400型機、エアバスA340-300型機、エアバスA340-600型機、エアバスA330-300型機、及びA320型機です。また、2014年からドリームライナー、ボーイングB787型機、計16機を受領する予定です。
添付資料:コードシェア対象路線一覧
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