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公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
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アンゴラとコンゴ民主共和国で流行する黄熱、世界各地で感染拡大の可能性も:国際NGOセーブ・ザ・チルドレンが警告

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

アンゴラとコンゴ民主共和国で現在流行する黄熱に関し、子ども支援専門の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンは、このままでは近いうちに、ヨーロッパをはじめ南北アメリカ、アジアにも感染が広がる可能性があると、警告します。

ワクチン接種を受ける青年(ボーマ 6月)ワクチン接種を受ける青年(ボーマ 6月)


アンゴラとコンゴにおける今回の流行は、過去30年で最大規模のものです。黄熱は、蚊を媒介として感染する急性ウイルス性の出血性疾患で、これまでに500人近くの犠牲者を出しており、感染が疑われる患者は数千人に及びます。ウイルス感染者のおよそ2割が命を落としている状況で、感染末期には、目や耳、鼻からの出血、多臓器不全、黄熱の名前の由来となった皮膚や目が黄色くなる黄疸の症状などがあらわれます。世界保健機関(WHO)によると、実際の犠牲者や患者数は、この10~50倍に上る可能性があります。

セーブ・ザ・チルドレンは、コンゴの保健省が17日から首都キンシャサで実施を予定している、大規模なワクチン接種キャンペーンに協力するために、11名からなる緊急保健チームを派遣しました。キンシャサは人口1,000万人以上を擁する人口が密集した都市で、今回のキャンペーンは、10月に始まる雨季に備え、さらなる感染の拡大を防ぐための施策の一環です。
 

派遣されたセーブ・ザ・チルドレンの緊急保健チームは、イタリア人、中国人、韓国人、アメリカ人の専門家で構成されていて、5月にもコンゴの保健省と協力し、西部の町ボーマで、221,365人に対してワクチンの接種を行いました。

今回は、17日から約10日間、キンシャサ ビンザ・オゾン(Binza Ozone)ヘルスゾーン*の約50万人を対象にしたワクチン接種を担当します。緊急保健チームはまた、貴重なワクチンを冷却保存した状態で接種所に移送するための流通システムの整備や、医療廃棄物の取り扱いについての技術的な支援も行います。
*コンゴにおける保健・衛生活動の基礎単位
 

ワクチンを運ぶセーブ・ザ・チルドレンの緊急保健チーム(ボーマ 6月)ワクチンを運ぶセーブ・ザ・チルドレンの緊急保健チーム(ボーマ 6月)

感染の拡大に伴い、国際的な緊急用ワクチンのストックは底をつきはじめていて、ワクチン接種キャンペーンで使用できるのは700万人分です。これは、キンシャサ、ひいてはコンゴ全域をまかなうには、到底足りない数です。

残っている限られた量のワクチンで、可能な限り多くの子どもたちや家族に対応するため、セーブ・ザ・チルドレンの緊急保健チームは、WHOの助言に従い、一回の接種に通常の五分の一の量を使用します。通常は、一回の接種で黄熱に対する十分な免疫が獲得されれば、生涯免疫を維持することができますが、今回のような少量の投与の場合、免疫の有効期間は一年程度の一時的な処置となります。

「黄熱には特別な治療法がないため、感染が拡大すれば、世界中に広がる恐れがあります。キンシャサでの大規模なワクチン接種キャンペーンを通じて、できる限り多くの子どもや家族に直ちにワクチンを届け、黄熱が陸路や空路を通じてアフリカ全土、さらには世界へ広まるのを阻止しなければなりません。通常よりも少ない量のワクチン投与ではありますが、感染拡大の阻止を目的とするためには、今はこの方法しかありません。」セーブ・ザ・チルドレン コンゴ民主共和国事務所所長ヘザー・カー

<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する、「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。1919年に英国で設立され、現在、日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。2015年には、およそ9,400万人(うち、子ども約6,200万人)に支援を届けました。子どもの権利のパイオニアとして、国連や各国政府からもその専門性を認められ、世界中で、子どもを取り巻く環境に変革をもたらしています。日本では、1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立され、国内外で、行政・地域と連携し、子どもたちとともに活動を行っています。http://www.savechildren.or.jp/

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URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区内神田2-8-4 山田ビル4階
電話番号
03-6859-0070
代表者名
井田 純一郎 
上場
未上場
資本金
-
設立
1986年05月
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