【募集開始】日本医療政策機構とプラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ共催「プラネタリーヘルスアカデミー第2期」受講生募集を開始(2026年9月25日開講)
健康と環境の結びつきを学ぶ全7回のオンラインプログラム。2027年東京開催のプラネタリーヘルス国際会議を見据え、分野を超えたネットワーク構築と機運醸成を目指す。
特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)(所在地:東京都港区、代表理事:乗竹 亮治)は、健康と環境の結びつきに対する理解と社会的な認識を深めることを目的として、プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ(PHA-J: Planetary Health Alliance Japan Hub)との共催により、「プラネタリーヘルスアカデミー第2期」の受講生募集を2026年7月より開始いたしました。

背景
人類の活動はこれまでになく急速に地球の自然システムに影響を及ぼしており、その結果として私たちの健康にも深刻な変化が生じています。これらの課題に対処するために、「プラネタリーヘルス」という概念が注目を集めています。プラネタリーヘルスは、環境変化が人間の健康に与える影響を理解し、持続可能な未来を築くための学際的なアプローチです。特に、気候変動、生物多様性の喪失、大気・水・土壌汚染、食料・水資源の不足など、地球規模で進行する環境の変化は、公衆衛生の基盤を脅かし、将来世代に多大な影響を及ぼすことが懸念されています。
近年の国際的な動向は、その重要性を一層明確にしています。2025年7月、国際司法裁判所(ICJ)は、気候の保護が国際法上の義務であり、気候変動の悪影響が生命や健康を含む人権の享受を損ないうることを認めました。国際的な気候政策においても、健康はCOP28での宣言以降、継続的な議題となっており、2025年のCOP30では「ベレン保健行動計画」が立ち上げられました。気候と健康をめぐる議論が一層の高まりを見せるなか、プラネタリーヘルスの視点と、それを実践へと展開していく人材の双方が、これまで以上に求められています。
プラネタリーヘルスアカデミーについて
プラネタリーヘルスアカデミーは、日本医療政策機構(HGPI)とプラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ(PHA-J)が2025年に開講した教育プログラムです。HGPIの医療政策における知見を軸に据え、健康と環境がいかに結びついているかについての理解と社会的な認識を深めることを目的としています。第1期には、医療、公衆衛生、民間企業、学術機関、市民社会など多様な背景を持つ約40名が参加し、双方向型の学びを通じて知見とネットワークを築きました。第2期となる今回は、2027年に東京で開催予定のプラネタリーヘルス国際会議2027(PHAM 2027)を見据え、機運の醸成と今後の連携に向けたネットワークの構築を目指します。
開催概要
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プログラム期間:2026年9月25日(金)~12月16日(水)全7回(隔週)
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時間:各回 18:30-20:00(90分)
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形式:オンライン(Zoomミーティング)
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言語:日本語
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受講料:45,000円
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定員:30名
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募集締切:2026年8月31日(月)23:59
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受講料納入締切:2026年9月14日(月)
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共催:日本医療政策機構(HGPI)、プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ(PHA-J)
講義テーマ・講師一覧
第1回(9/25)プラネタリーヘルスについて
菅原 丈二(日本医療政策機構 副事務局長)
渡辺 知保(長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 特命教授/プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ 代表理事)
第2回(10/7)気候変動と健康について
橋爪 真弘(東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学 教授/長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授・研究科長)
第3回(10/21)環境汚染と健康について
アイツバマイ ゆふ(北海道大学 環境健康科学研究教育センター/WHO研究協力センター 特任准教授)
第4回(11/4)生物多様性と健康について
曽我 昌史(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授)
第5回(11/18)プラネタリーヘルスの実践(1):グローバルWASHと共創
山内 太郎(北海道大学 大学院保健科学研究院 教授)
第6回(12/2)プラネタリーヘルスの実践(2):まちづくり・都市・地域
中村 桂子(東京科学大学 名誉教授/健康都市推進会議 理事長)
第7回(12/16)プラネタリーヘルスの実践(3):診療・生活・消費行動
横田 啓(岡山協立病院救急部長・総合診療科/一般社団法人みどりのドクターズ 理事)
こんな方におすすめ
プラネタリーヘルスに関心があり、全7回・約3か月のプログラムに継続して参加できる方。医療・公衆衛生・民間企業・学術・市民社会など、分野は問いません。
■日本医療政策機構(HGPI):https://hgpi.org/
日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンクです。市民主体の医療政策を実現すべく、独立したシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供してきました。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供しています。設立以来、女性の健康、がん対策、認知症、薬剤耐性、再生医療、グローバルヘルスなど、当時は十分に議論されていなかったテーマをいち早く政策課題として提示し、法制度や国家戦略の形成、国際的な政策議論に反映されるなど、具体的な政策の前進に寄与してきました。こうした継続的な取り組みは、国内外の政策関係者や国際機関からも一定の評価を受けており、日本発の医療政策シンクタンクとして国際的な対話の場に参加し続けています。
日本国内はもとより、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく、これからも皆様とともに活動を続けていきます。
■プラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ(PHA-J):https://phajapan.jp/
プラネタリーヘルスは、2015年にロックフェラー財団とThe Lancetのプラネタリーヘルス委員会がその翌年Lancet誌に発表した報告書『人新世における人間の健康の安全防護策』 で提唱し、その概念が急速に普及しました。この委員会メンバーが中心となり、2016年にプラネタリーヘルスアライアンスが発足し(アメリカのJohns Hopkins大学が本部)、60カ国以上の400以上の大学、非政府組織、研究機関、政府機関から成るコンソーシアムとして、この多様な学際領域の急速な成長の中心的役割を担っています。そして、2023年5月にはプラネタリーヘルスアライアンス日本ハブ(長崎大学が事務局)が組織化され、欧米とはまた異なる自然と人間社会の境界をもつ日本やアジア地域での、プラネタリーヘルスへの枠組み提供について、議論を重ねています。様々な専門分野そして、学生からシニア世代まで幅広い年代層の方の参加を歓迎します。
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